大学生がTOEICを受けるメリットとは?600点を取るための勉強法を徹底解説

「就活に有利な点数は?」「TOEICに興味はあるけど、受けるメリットって何?」と疑問に思う人も多いでしょう。TOEICを受験する前に、必要なスコアやメリットは把握しておきたいですよね。
そこで今回は、大学生向けに「TOEICを受けるメリットと勉強法」について解説していきます。
大学生の平均点・いつ受けるべきか・勉強時間はどれくらい確保するべきかについても紹介しているので、ご自身のレベルと照らし合わせながら読んでみてください。

TOEICを勉強するなら「Santaアルク」も活用してみてください。TOEICを受けたことがない人でも、12問の診断テストでTOEICのスコアを予測し、目標スコアとの差分を明確にしながら勉強ができます。アプリでサクサク問題が解けるので、通学時間やアルバイトの休憩時間などのスキマ時間にも利用できますよ。

大学生がTOEICを受けるメリット

大学生がTOEICを受けるメリットは大きく分けて2つあります。

  • 就活に役立つ
  • 入社後にキャリアアップしやすくなる

就活に役立つ

TOEICで高いスコアを持っていると、就活で有利になることがあります。

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の英語活用実態調査2019(企業・団体)によると、アンケートに回答した企業のうち約50%がTOEICスコアを参考にしているそうです。

一定のTOEICスコアがあれば英語力が証明できることはもちろんのこと、TOEICで高得点を取るために勉強した努力も認められ、他の志願者より有利になるでしょう。

参照:国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「英語活用実態調査2019(企業・団体)」

就活で有利になるTOEICスコアや、受けるべき時期については、以下の記事で詳しく解説しています。

留学に行きやすくなる

TOEICを通して英語学習をしておけば、留学先で効率よく英語力を身につけられます。

英語の知識がほとんどない状態で行くと、吸収できる英語のレベルも低くなってしまいます。ある程度リスニングやリーディングの知識があった方が、アウトプットとインプットの回数を増やせるため、英語力が伸びやすいです。

また「ビジネス英語の語学留学」など、留学の種類によっては一定のTOEICスコアが必要なこともあります。

入社後にキャリアアップしやすくなる

TOEICでハイスコアを取得しておけば、入社後のキャリアの可能性を広げることにつながります。

多くの企業が、昇進や昇格、海外赴任などの要件として、TOEICのハイスコア取得を挙げているからです。転職の際にも、一定以上のTOEICスコアを持っていれば、英語力がある人として業種や職種を問わず評価されるでしょう。

TOEICで高いスコアを取得すればキャリアアップが叶うと同時に、年収も上がりやすい傾向にあります。TOEICのスコアごとの平均年収については、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。

大学生のTOEICの点数

学年別の平均点と、目指すべき目標点について解説します。

学生のTOEICスコアが気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

TOEICの点数ごとのレベルや、スコア別の対策方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。

大学生のTOEICの平均点

TOEIC Program DAA2021によると、大学生のTOEIC平均点は以下の通りです。

学年点数
大学1年569点
大学2年609点
大学3年614点
大学4年639点

大学1年生では500点台ですが、2年生以上になると平均点は600点を超えてきます。

参考:TOEIC Program DAA2021「2020年度 受験者数と平均スコア」

大学生のTOEICの目標点

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の英語活用実態調査2019(企業・団体)によると、企業が新卒社員に求めるTOEICの点数は545点です。前項の平均点も踏まえると、まずは600点が目標の点数になります。

また、外資系企業や海外勤務を考える人は700点、海外就職や海外赴任を目指していれば800点以上を目標にしてみましょう。

TOEICは就活が始まる2年前から受けよう

TOEICの評価対象になりやすいのは、2年以内のTOEICスコアです。就活は一般的に大学3年生の3月ごろから始まるため、大学2年生から受けるのがおすすめです。

2年ほどの期間があれば、TOEIC試験にも慣れて、就活前までにはハイスコアを狙うことも可能になってくるでしょう。

また、試験はほぼ毎月開催されているため、「大学3年生の1月ごろ」が本エントリーに間に合うギリギリのタイミングとなります。

大学生がTOEICで600点取るための勉強法

目標点を取るための勉強法について、以下3つの項目に分けて解説していきます。

  • TOEICの勉強時間
  • TOEICの勉強のコツ
  • TOEICの具体的な勉強法

TOEICの勉強時間

TOEICの勉強時間は現在の点数と、目指すべき点数の差がどれくらいかによって変わってきます。

オックスフォード大学出版の資料によると、現在の点数から目標の点数までの学習時間は以下の表のように統計的に算出できます。

※表内数字の単位は時間(h)

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

たとえば、大学1年生の平均点「500点」から大学生の目標点「600点」を目指すには、200〜300時間の勉強時間が必要となります。

上記の表を参考に何時間くらい勉強時間を確保するべきなのかチェックしてみてくださいね。

TOEICの勉強のコツ

TOEICを勉強するにあたり、以下3つのコツを抑えておくといいでしょう。

  • 現状と苦手分野を把握する
  • 目標点と受験日を決める
  • 勉強時間を確保する

現状と苦手分野を把握する

TOEICを勉強する前に際に最も大事なのが「現状のスコアや苦手分野を把握すること」です。自分の実力を知ることで無理のない目標を設定でき、苦手分野を効率的に勉強することにもつながります。

とくに初めて受ける場合や、前回受けてから数年経っている場合は、自分の英語力がどれくらいか分からなくなっているでしょう。

TOEIC学習アプリのSantaアルクでは、3分でできるスコア診断があります。TOEICのスコアを精度95%のAIモデルが予測するため、現状のスコアが把握できていない人におすすめです。

苦手分野を分析し、あなたにぴったりな学習コンテンツを提供してくれるので、効率的な勉強にもつながりますよ。

目標点と受験日を決める

現状と苦手を把握したうえで、目標点を設定しましょう。目標点をきちんと決めることで、自分がどれくらい勉強するべきかがはっきりします。

目標点は、現状のスコアから離れすぎないように設定しましょう。目標が遠すぎると途中で挫折してしまうリスクがあります。最終的にハイスコアを目標にしている場合でも、段階的に目標を設定して徐々にスコアを上げていくのがおすすめです。

さらにTOEICは開催日が多いので、ズルズル先延ばしにしないためにも受験日を設定し、勉強のスケジュールを決めることも重要です。

勉強時間を確保する

当たり前ですが、勉強を怠ると目標点を取ることは難しくなってきます。今までの生活習慣を変えて、しっかり勉強時間を確保しましょう。

とはいえ、意識しないとなかなか勉強に手が回らないですよね。勉強時間確保のコツは、以下の3つです。

  • 必ず毎日勉強する
  • 朝やスキマ時間を活用する
  • 遊びやアルバイトの時間を減らす

ちょっとしたスキマ時間でもコツコツ継続していくことで、英語力が身についていきます。飲み会の誘いを断ったり、アルバイトを調整しながら勉強時間を確保してみてくださいね。

TOEICの具体的な勉強法

TOEICテストで必要な3つのスキル別に、勉強法を解説しています。

  • 単語を覚える
  • 文法を覚える
  • リスニング力を上げる

単語を覚える

TOEICに単語学習は欠かせません。多くの単語を覚えているほど、読める英語・聞き取れる英語が増えるからです。

TOEICの単語を覚えるポイントは以下の3つです。

  • 単語は数が多いため効率的に覚える
  • マークシート式なので、綴りは無理をして覚える必要はない
  • 毎日単語に触れて知識を定着させる

以上を踏まえると、単語は書いて覚えるよりも、スマホアプリでサクサク効率に勉強するのがおすすめです。

TOEICの単語アプリの選び方について、有料と無料の違いや選び方が気になっている人は、以下の記事も読んでみてください。

文法を覚える

TOEICでは、文法を覚えることも重要な対策です。TOEICのパート5やパート6では、文法問題が出題されるほか、パート7の長文読解やリスニング問題を解くうえでも文法知識は必要になります。

TOEICに出題される文法は、中学・高校で勉強してきた基本的なものがほとんどです。文法が苦手な人は、中学・高校の文法を復習しなおしましょう。

TOEICの文法問題や解き方のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。

リスニング力を上げる

英語を聞き取る「リスニング」の問題が苦手な人は多いですが、その原因のひとつは英語の音に慣れていないことです。

普段から英語を聞く機会がなければ、聞き取って意味を理解するのは難しいでしょう。そこで、英語の音に慣れるために以下2つの方法をおすすめします。

  • シャドーイング・・・英語を聞きながら、同じように真似をして英語を話してみる練習
  • ディクテーション・・・英語を聞きながら、その英語を文字に書き起こしていく練習

英語を聞いて声に出したり文字に起こしたりすることで、今まで聞き取れなかった発音やアクセントへの理解が深まり、リスニング力の向上につながります。

リスニングの勉強法や解き方のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。

大学生が受けるTOEICに関するよくある質問

TOEICと英検どっちを受けるべき?

英語の勉強をするにあたり、TOEICと英検でどちらを受けるべきか迷う人もいるでしょう。

結論、大学生は「TOEIC」を受けるのがおすすめです。

前章で述べた通りTOEICは就活や留学に役立ち、ビジネスシーンを想定した設問が多いため、将来の仕事にも役立てやすいテストとなっています。

また、TOEICの中で最も有名な「TOEIC Listening & Reading Test」であれば、英検のような面接試験もなく、短期間でハイスコアを狙いやすいのもおすすめポイントです。

TOEICのテストの結果が出るタイミングはいつ?

「TOEIC Listening & Reading Test」のテスト結果は、試験日から17日後にインターネット上で確認できます。公式認定証が必要な場合でも、試験日から30日以内には発送されます。

また、試験はだいたい1ヶ月おきに開催されるため、受けるタイミングは融通を効かせられるでしょう。

参考:【公式】テスト結果について|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)

大学2年生からTOEICを受けて就活でアピールできるようになろう

大学生がTOEICを受けるメリットは、就活や留学に役立つことです。まずは、就活で履歴書に書ける600点を目指しましょう。

勉強手順としては、現状を把握したうえで目標点と受験日を決めます。目標点はいきなり飛躍せず、スモールステップで始めるのがおすすめです。確保できる勉強時間から逆算して、目標点を決定してみてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

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