本記事では、ビジネスで英語を使う方に向けて、おすすめの英語学習本を10冊ご紹介します。プレゼンやメールといった使用場面ごと、また医療や会計といった業界ごとに最適な本を厳選しました。ぜひあなたに合う1冊を選んでください。
目次
おすすめビジネス英語学習本10選
おすすめのビジネス英語学習本は、以下の10冊です。
- ビジネス英語全般|即戦力がつくビジネス英語
- ビジネス英語全般|英会話ペラペラビジネス100
- 会議|新定番 会議の英語フレーズ1000
- プレゼン|英語のプレゼン 直前5日間の技術
- メール|英文ビジネスEメール 実例・表現1200
- 電話応対|電話英会話まるごとフレーズ
- 交渉|世界基準のビジネス英会話 重要交渉戦略15パターン
- 医療英語|キクタンメディカル・シリーズ
- 会計|英語の決算書を読むスキル
- IT|チームを動かすIT英語実践マニュアル
それぞれ学べる内容やおすすめの人を紹介します。
ビジネス英語全般|即戦力がつくビジネス英会話
「即戦力がつくビジネス英会話」は、ビジネス現場ですぐに使える実用的なフレーズが収録されており、基本から応用まで段階的に学べる構成になっています。
【学べる内容】
- 社内外のコミュニケーション(あいさつ、電話応対、クレーム処理など)
- 会議で使う言い回し
- 交渉で使う言い回し
- プレゼンテーションで使う言い回し
【おすすめの人】
- 中級者(英検2級~/TOEIC(R)L&Rテスト600点程度~)
- 外資系企業で働いており、業務で英会話が必要な人
- 商談やプレゼンで英語を使って相手を説得したい人
即戦力がつくビジネス英会話は、アルクのアプリboocoでも利用可能です。boocoでは、書籍をアプリで読めるだけでなく、書籍の内容をもとにした単語クイズやリスニング問題にも挑戦できます。クイズ形式で繰り返すことで、学習内容がしっかり定着します。
ビジネス英語全般|英会話ペラペラビジネス100
「英会話ペラペラビジネス100」は、超ロングセラー本で、累計90万部以上売れている大人気のビジネス英語本です。専門用語や複雑な表現を避け、簡単な表現を使って実際のビジネスシーンで通用する英語を学べます。
【学べる内容】
- 初対面の人との接し方
- たまに会う人との接し方
- いつも会う人との接し方
- 頻繁に接する人との接し方
【おすすめの人】
- ビジネス英語を学び始める初心者〜中級者
- ビジネスシーンで使える定番表現を覚えたい人
- 英会話の瞬発力を鍛えたい人
【口コミ】
XユーザーのCoco ~ 外資系社長のつぶやきさん: 「英語に苦手意識があるけど、ビジネスの場面で少しは話せるようになりたい方におすすめの書籍をご紹介。私もJTC時代に海外部門に異動になった時にお世話になった本です。
Xの元ポスト
Xユーザーのランドナーさん: 「英会話ペラペラビジネス100は10年前に買ってずっと使ってる神本。アフリカにも持ってきています。付属CDは全部暗唱できるレベルまで聴いたし、そのおかげで現実世界で「うわ!これペラペラビジネス100でやった会話そのまんまやん!」って何度もなりました。ビジネス英語ビギナーは買って損しないです。
Xの元ポスト
会議|新定番 会議の英語フレーズ1000
「新定番 会議の英語フレーズ1000」は、会議ですぐに使えるフレーズをシーン別にコンパクトにまとめており、オンライン会議での表現も網羅しています。新書サイズで持ち運びやすく、アプリを使えばすきま時間に音声で効率よく学習可能です。
【学べる内容】
- オンライン会議で役立つ表現
- 事前準備の表現(会議の日時や場所について都合を尋ねる・会議の準備を依頼するなど)
- 会議開始前・会議中・会議後に使える表現(次の議題へ移る・資料を参照してもらうなど)
【おすすめの人】
- 会議で使えるビジネス英語を学びたい初心者〜中級者
- オンライン会議で使える表現を学びたい人
- 会議中、困ったときすぐに引ける参考書がほしい人
プレゼン|英語のプレゼン 直前5日間の技術
「英語のプレゼン 直前5日間の技術」は、本番5日前からでも間に合う逆算式プログラムで、原稿とスライドの定番パターンを習得できる一冊です。Q&A対策まで網羅しており、初心者でも型に従えば説得力のあるプレゼンが可能です。
【学べる内容】
- 一般的な英語プレゼンの流れ
- スライドと原稿(英文スクリプト)の作り方
- プレゼンのQ&A(質疑応答)の基本的な流れや答え方
【おすすめの人】
- 突然英語でプレゼンをすることになった人
- 原稿(英文スクリプト)やスライドの基本的なパターンを押さえたい人
メール|英文ビジネスEメール 実例・表現1200
「英文ビジネスEメール 実例・表現1200」は、約100のシチュエーション別メール実例と1200以上の例文を掲載した実用的な一冊です。Web上で例文検索・コピー&ペーストが可能で、つまずきやすいポイントへの解説も充実しており、デスクに常備したい例文集です。
【学べる内容】
- ビジネスメールの基本構造と形式的なルール(件名、宛先、本文構成、署名など)
- 場面に応じた100の実例と1200超の例文表現(問い合わせ、注文、契約、クレームなど)
- 自己流では気付きにくい間違いやすいポイントと的確なメールの書き方
【おすすめの人】
- 仕事で英文メールを書く必要のある初中級レベルの人
- 英文メールに慣れていないが、すぐに実務で必要な人
- 英文メールを書くときに、場面に合った表現をさっと調べたい人
電話応対|電話英会話まるごとフレーズ
「電話英会話まるごとフレーズ」は、基本の応対からビジネス交渉まで、18の状況別にそのまま使える実践表現を収録したフレーズ集です。電話のマナーや会話をスムーズに進めるコツも満載で、声だけのコミュニケーションに自信をつけたい方におすすめです。
【学べる内容】
- 電話応対にそのまま使える実践表現と会話例(取り次ぎたい相手が話し中のときなど)
- 効果的に会話を進めるコツ
- 覚えておきたい電話のマナー
- 電話英会話のスキルアップに役立つコツ(相手の返答予測、感じのよい一言の添え方など)
【おすすめの人】
- すぐに実務で使える表現を求める人
- 電話英語に自信がなく、基礎から体系的に学びたい人
- 必要な表現や海外の電話事情を読み物としても楽しみたい人
交渉|世界基準のビジネス英会話 重要交渉戦略15パターン
「世界基準のビジネス英会話 重要交渉戦略15パターン」は、15種の交渉術を40の場面別ダイアログで学べる実践的な一冊です。駆け引きの切り札となる表現と英語を使った交渉文化への理解を深められます。
【学べる内容】
- 全15種類の交渉術(BATNA、Snow Job、Good Guy/Bad Guyなど)
- 駆け引きに使える重要表現
- 欧米流の交渉文化
【おすすめの人】
- 英語上級者で交渉特化の実践的内容を求める人
- 英語圏の人たちの交渉戦略を事前に知り、有利に交渉を進めたい人
医療英語|キクタンメディカル・シリーズ
キクタンメディカル・シリーズは、医学英単語を「聞いて覚える」音声学習教材です。「人体の構造編」「症候と疾患編」など全6冊で構成され、各分野640語を厳選収録しています。イラスト図解と音声で効率的に学べ、医系学生や医療従事者におすすめです。
【学べる内容】
- 各分野の医学英単語640語
- 医学的知識(医学的知識を補うイラストや解説、例文あり)
【おすすめの人】
- 医療系の学生や、将来医療系の大学を目指す学生
- 医療業界関係者
会計|英語の決算書を読むスキル
「英語の決算書を読むスキル」は、H&Mやアップルなど海外企業の実際の決算書を使って会計と英語を学べる教材です。英語の決算書を読むスキルが実践的に習得できます。
【学べる内容】
- 会計を英語で覚えるためのコツとプロの読み方
- 海外の決算書を使った財務分析
【おすすめの人】
- 英語の決算書の基本的な読み方を学びたい人
- 海外企業の財務諸表分析を業務上必要としているビジネスパーソン
IT|チームを動かすIT英語実践マニュアル
「チームを動かすIT英語実践マニュアル」は、ミーティングや交渉、プレゼン、メールなどIT現場の具体的なシチュエーション別に、シンプルでリアルな英語表現と会話例を収録しています。多文化・リモート環境で働くITエンジニア必携の書です。
【学べる内容】
- ITの現場で必須の英語表現・心構え
【おすすめの人】
- IT現場において、具体的なシチュエーションでの英語でのやり取りをマスターしたい人
- 多文化・リモート環境下で、思うように仕事がはかどらないITエンジニア
- IT用語を使った少し込み入った説明になると、英語で意思疎通がうまくいかない人
ビジネス英語本の選び方
ビジネス英語本の選び方は、以下のとおりです。
- 使用場面や技能で選ぶ
- 業界・専門性に合った本を選ぶ
- 自分のレベルに合わせて選ぶ
この3つのポイントを押さえて、最適な1冊を選びましょう。
使用場面や技能で選ぶ
ビジネス英語の本を選ぶときは、まずあなたがどの場面で英語を使うのかを明確にしてください。一口にビジネス英語といっても、必要なスキルは場面によって異なります。
海外の取引先とメールでやりとりする機会が多いなら、ライティングに特化した本がおすすめです。会議や商談が中心なら、スピーキングやリスニングに重点を置いた本を選びましょう。使用場面に合った本を選ぶことで、無駄なく効率的に学習できます。
業界・専門性に合った本を選ぶ
ビジネス英語の本を選ぶときは、自分の働く業界や職種で実際に使われる表現が学べるかを確認しましょう。一般的なビジネス英語の本では、専門分野の表現は十分にカバーされていません。
医療、会計、IT、貿易、工場現場など、業界別に特化した教材を活用することで、実務ですぐに使える英語力が身につきます。
自分のレベルに合わせて選ぶ
ビジネス英語の本を選ぶときは、自分の英語力に合ったものを選びましょう。難しすぎる本では学習が進まず挫折してしまい、簡単すぎる本では新しい知識が身につきません。目安として、内容の7~8割程度が理解できる本を選んでください。
英語に自信のない方は、いきなりビジネス本から始めず、中学レベルの英文法と基礎単語を学び直しましょう。基礎が抜けていると、その後の学習効率が大きく落ちてしまうからです。大人の学び直しにおすすめの学習法については、以下の記事で詳しく解説しています。
本と併用したいビジネス英語教材・サービス
本で学んだ内容はアウトプットすることでより定着しやすくなります。本と併用したいビジネス英語教材・サービスは、以下のとおりです。
- オンライン英会話
- アウトプットができるアプリ
- 英語で自ら発信してみるのもおすすめ
それぞれ解説します。
オンライン英会話
本で学んだ内容をオンライン英会話でアウトプットすれば、会話のスピード感やとっさの対応力も身につきます。
多くの英会話サービスには、商談やプレゼンテーション、メールの書き方など、ビジネスに特化したコースがあります。自分の実務で必要な分野に絞って練習できるため、効率よくスキルアップが可能です。
生身の人間相手だからこそ、相手の反応を見ながら話す力が養われます。
アウトプットができるアプリ
いきなりオンライン英会話はハードルが高いと感じる方には、アウトプットができるアプリがおすすめです。アプリなら時間や場所を選ばず、手軽に話す練習ができます。
AIを相手に練習できるため、間違えても恥ずかしくありません。ライティングやスピーキングの添削をしてくれるアプリもあります。オンライン英会話のように予約も必要ありません。
通勤中に5分だけスピーキング練習したり、寝る前にビジネスメールの英作文を添削してもらったりと、自分のペースで続けやすいです。
英語で自ら発信してみるのもおすすめ
本で学んだことを定着させるには、自ら英語で発信するのも効果的です。自分事として表現を使うことで、記憶に深く残るからです。
たとえば、SNSで業界の最新トレンドや専門分野について英語で投稿してみましょう。動画サイトで英語のプレゼン動画を作成してみるのもおすすめです。
まとめ
ビジネス英語の本を選ぶときは、自分の使用場面や業界に合った本で、7~8割程度理解できる本を選びましょう。さらに、学んだ内容はアウトプットすることで定着します。オンライン英会話やスアウトプットできるアプリなどを活用して、実践力を高めましょう。今回紹介した本も参考に、あなたに最適な一冊を見つけてください。
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