
「英語多読ニュースフラッシュ」(8月1日号)をお届けします。最近の海外ニュースから、GOTCHA! 編集部が気になった話題をご紹介!
シュルレアリスト画家の知られざる事実
今回紹介するのは、ニュースというよりも英語の記事。スペインが生んだ20世紀を代表する画家、サルバドール・ダリに関するものです。
mymodernmet.com「サルバドール・ダリの超現実的な15の事実」と題したこの記事では、大画家に関する「へぇ」連発のトリビアをいくつも紹介しています。たとえば、
- HE BELIEVED HE WAS A REINCARNATION OF HIS DEAD BROTHER
(彼は死んだ兄の生まれ変わりだと信じていた)
- HE WAS EXPELLED FROM ART SCHOOL (TWICE)
(彼はアートスクールを放校になっていた〈2回〉)
ダリには、彼が生まれる少し前に亡くなったお兄さんがいたそうです。名前は彼と同じ「サルバドール」。親も彼に「あなたは兄の生まれ変わりだ」と教えていたそうで、信じるのは無理もありません。
そして「2回も放校になっていた」とは。やはり、本物の天才は型にはまらないんですね。でも、学校を1度追い出されてまた戻ったということは、彼自身は学校を卒業したかったのかもしれません。
そして、こちらのトリビアをご覧ください。
- HE DESIGNED THE CHUPA CHUPS LOGO
(彼はチュッパチャプスのロゴをデザインした)
チュッパチャプス!確か小学生のころに日本で発売されて、子どもたちがみんな注目したのを覚えています。英語と全く関係ないですが…
いやぁ、懐かしい。話を元に戻しましょう。サルバドール・ダリです。彼がこのチュッパチャプスをデザインしたというのですが…。
Dali had no issue participating in commercial work. He designed ads for Gap and even appeared in a commercial for Lanvin chocolates in 1968. In fact, Andre Breton, the father of Surrealism, gave him the nickname “Avida Dollars” or “eager for dollars.” But one of his most enduring contributions to graphic design is the Chupa Chups logo. Dali designed the logo for the Spanish lollipop brand in 1969, and it is still used today.
ダリは商業的な仕事に関わることを問題としていなかった。彼は「ギャップ」(服飾メーカー)のために広告をデザインしたり、1968年にはランバンのチョコレートCMに登場したこともある。シュルレアリスムの父アンドレ・ブレトンが、ダリに「アヴィダ・ダラーズ」、つまり「金に熱心な奴」というニックネームを付けたほとだ。しかし、最も長続きしたグラフィックデザインへの貢献といえば、チュッパチャプスのロゴだ。ダリは1969年に、フランス生まれのこのロリポップ・ブランドのロゴをデザインし、それは今日でもまだ使われている。
どんなデザインだったけ?という方は、こちらの記事をご覧ください。
www.logodesignlove.comIn 1969, Dali was approached to design a new Chupa Chups logo, and the result became as instantly recognisable as his melting clocks. Dali incorporated the Chupa Chups name into a brightly coloured daisy shape. Always keenly aware of branding, Dali suggested that the logo be placed on top of the lolly instead of the side so that it could always be seen intact.
1969年、ダリはチュッパチャプスの新しいロゴデザインを託され、その仕事は即座に、彼の溶けた時計と同じくらい誰もが知るものとなった。ダリは、チュッパチャプスの名前を、明るい色のデイジーの形の中に組み込んだ。ブランドが常にはっきりと目につくように、ダリはロゴをアメの横ではなくてっぺんに、常に全てが見えるように配置することを提案した。
絵や彫刻、写真に映像作品まで何でもこなした天才は、自由気ままではなく緻密(ちみつ)な計算の上に成り立っていたんですね。
ちなみにこの記事には Chupa Chups という名前の由来にも触れています。
Founded by the late Spaniard Enric Bernat in 1958, Chupa Chups is now owned by the Italian-Dutch multinational Perfetti Van Melle (the corporation also owns brands such as Mentos, Smint, and Fruittella). The Chupa Chups brand name comes from the Spanish verb chupar, meaning “ to suck.”
1958年にスペイン人の故アンリック・バルナットが創業したチュッパチャプスは、現在、イタリアとオランダの多国籍企業ペルフェティ・ファン・メレが所有する(同社はメントス、スミント、フルーツテラといったブランドも所有する)。チュッパチャプスというブランド名は、スペイン語のchupar、「しゃぶる」という意味の動詞に由来する。
次にチュッパチャプスを食べる機会があったら、包み紙のロゴを見て、きっとダリのトレードマークのひげを思い出しそうです。
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