本番で困らないために!TOEICテスト前日にするべき直前対策

TOEICのテストを翌日に控えていると、緊張して眠れなかったり、勉強が手につかなかったりする人は多いでしょう。そこでこの記事では、TOEICテストの前日にやるべきことと、パート別の押さえておきたいポイントを紹介します。
最後まで読んで、試験当日に実力を発揮してください。

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TOEICテスト前日にすべきこと4選

主に以下のことを行うのがおすすめです。

・問題形式をチェック
・時間配分の確認
・会場へのルートや持ち物の確認
・早く寝て体調を整える

問題形式をチェック

TOEICの問題の形式を知らない人は、事前にTOEICの公式サイトなどで確認しておきましょう。TOEICの問題は英語で出題されるため、いきなり挑戦しても歯が立ちません。最低限どういう問題が出題されるかは理解してから、テストに臨む必要があります。

問題を知っている人は、スコアの上がりやすいPart 2、5、6の復習、「時間配分の確認」や「設問の先読み」(Part 3&4)の練習をするといいでしょう。

時間配分の確認

TOEICは、2時間で合計200問の問題を解かなければいけません。英語力がある人でも、制限時間内に問題を解ききれないことはよくあります。試験で焦らないためには、事前に各パートの時間配分を決めておくといいでしょう。

リスニングセクションは、解答時間が決まっているので、音声に沿って問題を解いていけばOKです。しかし、リーディングセクションは自分で時間配分をする必要があります。

各パートの時間配分の目安は、以下の通りです。

セクション時間配分の目安
Part 5(30問)10分(1問20秒)
Part 6(16問)10分(1問30~40秒)
Part 7(54問)55分(1問1分)

事前にこの目安に従って模試や練習問題などを解いて、時間配分の感覚をつかんでおくと良いでしょう。

会場へのルートや持ち物の確認

試験会場へのルートや、必要な持ち物の確認も大切です。まずは、自宅から会場までの交通手段や道順を確認しましょう。公共交通機関を利用する場合、遅れる可能性もあるので、2、3通りのルートを考えておくのもおすすめです。また、テストは大学のキャンパスで行われることが多いため、会場がキャンパスのどこにあるのかも確認しておくと、安心です。

続いて、当日必要な物を紹介します。TOEICを実施しているIIBCが案内している持ち物は、以下の通りです。

持ち物概要
受験票
証明写真1枚規定(縦4cm×横3cmで6ヶ月以内に撮影したもの)を満たした証明写真を用意し、裏面に「氏名」と「受験番号」を記入し、受験票の証明写真貼付欄に貼り付けてください
認められる本人確認書類運転免許証や学生証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、仮運転免許証、運転経歴証明書、障害者手帳が対象
筆記用具HBの鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴム
腕時計腕時計以外のもの(携帯電話、置時計、ストップウォッチなど)を時計として使用することは不可能
マスク2023年4月1日以降、マスク着用は任意です。ただし、花粉症などのアレルギー・喘息などの症状により飛沫が発生する可能性がある方は、マスク着用に協力しましょう

参照:公開テストよくあるご質問|IIBC

受験票に貼る証明写真と、認められる本人確認書類の両方を忘れてしまった場合、受験することは不可能です。

さらに、持っておくと便利なアイテムをいくつか紹介します。

持ち物概要
上着試験会場によっては、肌寒く感じる場合があるため、羽織れるものを持っておくと安心です。
飲み物試験が始まる前に、水分補給をしておきましょう。ただし、試験中は原則お手洗いへ行けないため、飲み過ぎは注意が必要です。
軽食チョコレートやラムネなどで糖分を摂取すると、集中力がアップする効果が期待できます。試験会場で食べることはできないため、会場に入る前に食べておきましょう。
イヤホンイヤホンを使用することで、周りに迷惑をかけずにリスニングの復習を行うことが可能です。試験会場や会場へ向かう途中でも、リスニング対策ができます。
目薬試験会場が乾燥している場合があるため、コンタクトを着用している場合は目薬があると安心です。
マークシート用の鉛筆やシャープペンシルマークシートを綺麗にマークできることが特徴であるため、マークする時間の短縮にもつながります。

上記の表を参考にして、前日のうちにカバンに入れて準備しておきましょう。特に受験票は忘れてしまう場合が多いため、クリアファイルや手帳に挟んでおくと安心です。

早く寝て体調を整える

試験の前日は、よく寝て体調を整えることが重要です。TOEICは全部で2時間あり、
家を出てから帰宅するまで、約半日かかってしまうため、体力が必要です。
また十分な睡眠時間を取れていないと、頭が回らずに試験に悪影響を及ぼす可能性もあります。

人によってベストな睡眠時間は異なりますが、前日は7〜8時間眠ると良いでしょう。
特に、試験が午前中にある場合は集合時間が早いため、遅刻しないように早めに寝るのがおすすめです。

試験直前に押さえておきたいポイント

ここからは、直前対策として、パート別に最低限押さえておきたいポイントをご紹介します。
これを読んで模試などに挑戦してください。
・リスニングセクション
・リーディングセクション

リスニングセクション

リスニングセクションは約45分で合計100問に答えます。パート別の押さえておくべきポイントは、以下の通りです。

・Part 1(写真描写問題)
選択肢の中に、写真にない名詞が含まれているたら、不正解と判断しましょう。似た音の単語を使った引っかけの選択肢には注意が必要です。写真には「車(car)」が写っていて、選択肢にcart(カート)があるような場合には、cartを選ばないように注意しましょう。また、車の写真の場合、正解の選択肢では、car(車)ではなく、vehicle(乗り物)のような抽象的な表現が使われていることもよくあります。

・Part 2(応答問題)
Part 2では、質問の冒頭の疑問詞を聞き逃さないようにしましょう。また、引っかけ問題にも注意が必要です。Where(どこ)という質問に対して、「場所」を表す選択肢が正解とは限りません。「分からない」が正解になることもよくあります。最後まで集中力を切らすことなく、質問と選択肢をすべて聞いて、正解を選ぶのがおすすめです。

・Part 3(会話問題)
Directions(各パートの冒頭にある問題の説明)が流れている間に、問題用紙に書かれた設問を先に読んでおきましょう。これにより、これから流れる会話で何を聞き取る必要があるかが分かります。解答のヒントを待つようにして、会話を聞きましょう。解答が終わったら、設問の読み上げ音声は聞かないで、次の問題の設問の先読みをしましょう。

・Part 4(説明文問題)
Part 3と同じように、設問を先に読みましょう。事前に、模試のPart 3やPart 4を通しで解きながら、練習するといいでしょう。図表のある問題の場合は、図表にも目を通しておくことが重要です。

リーディングセクション

リーディングセクションは、75分で合計100問に答える必要があります。リスニングセクションとは異なり、制限時間がないので、自分で時間配分をする必要があります。パート別の押さえるべきポイントは、以下の通りです。

・Part 5(短文穴埋め問題)
Part 5では文法や単語の知識を問われます。例えば単語の意味が問われる問題の場合、いくら考えても知らないと解けません。そういう問題に時間をかけすぎず直感で答えを選んで、次に進むことも大切です。Part 6やPart 7の解ける問題に時間が残せるように、時間を使い過ぎないようにしましょう。

・Part 6(長文穴埋め問題)
Part 6では、空所のある文だけ読めば正解できる問題と、文脈を把握して解答する問題(文脈問題)があります。文脈問題が多いので、長文はできるだけ読む必要があります。また、文を選ぶ問題は、最後に解くとスムーズに解答できます。

・Part 7(長文読解問題)
Part 7が苦手な人は、まず長文ではなく設問に目を通すようにしましょう。設問の中のキーワード(重要な言葉)を参考に、長文から解答のヒントを探すように、長文を読みます。答えがなかなか見つからない場合は、諦めて次の問題に進みましょう。Part 7は一見難しく見えますが、やさしい問題もあり、解ける問題を確実に正解するのが、スコアアップの鍵になります。また、長文に出てくる表現が設問で言い換えられることもよくあります。例えば、長文にconvention(会議)とあっても、設問ではevent(イベント)のような抽象的な表現が使われることもあるので、注意しましょう。

まとめ

TOEICを受ける前日は、さまざまな準備が必要です。具体的には、リーディングセクションの時間配分の確認、会場へのルートや持ち物の確認、早く寝て体調を整えることです。また、試験直前に各パートのポイントを確認することで、スコアアップを狙えます。前日にしっかりと準備を整えて、TOEICのテスト本番に臨みましょう。


ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

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