「しっくりくる」は英語でなんて言う?

日本語の「しっくりくる」は、言葉や服装、人との相性などが「なんとなく自然で落ち着く」感覚を表します。英語では文脈によって異なる表現を使い分けます。今回は、ネイティブがよく使う自然な英語表現を紹介します。

「しっくりくる」は英語で?

「しっくりくる」は、英語で文脈に応じて複数の言い方が可能です。共通しているのは、「違和感がない」「自然に感じる」「自分に合っている」という感覚です。

feel right(自然に感じる)

最もよく使われる表現がfeel rightです。直訳すると「正しいように感じる」ですが、「自然で落ち着く」「心地よい」といったニュアンスでも使われます。

  • This outfit just feels right.
    この服、なんかしっくりくるんだよね。

  • It didn’t feel right to lie to her.
    彼女に嘘をつくのは、なんかしっくりこなかった(気が引けた)。

fit(サイズや相性が合う)

物理的・感覚的に「合う」という意味ではfitが自然です。服や靴などのサイズだけでなく、人や考え方との「相性」にも使えます。

  • This job really fits me.
    この仕事、なんか自分にしっくりくる。

  • The new sofa fits perfectly in the room.
    新しいソファが部屋にぴったりしっくりくる。

click(相性がぴったり合う)

clickは人との相性や考え方が「カチッとはまる」ように合うことを表します。カジュアルな会話でよく使われます。

  • We clicked right away.
    私たちはすぐにしっくりきた(気が合った)。

  • The idea didn’t click with me at first, but now I get it.
    最初はその考えがしっくりこなかったけど、今は分かる気がする。

resonate(心に響く)

感覚的・感情的に「共鳴する」「心に響く」ときにはresonateが使われます。「なんかしっくりくる」に少し深みを加えたいときにぴったりです。

  • Her words really resonated with me.
    彼女の言葉が本当にしっくりきた(心に響いた)。

  • *That explanation doesn’t resonate with me.
    その説明はあまりしっくりこない。

まとめ

「しっくりくる」は状況によって、feel right(自然に感じる)、fit(合う)、click(相性が合う)、resonate(心に響く)など、いくつもの英語表現で表せます。共通しているのは「違和感がない」「自然に受け入れられる」という感覚。場面に合わせて使い分ければ、英語でも「しっくりくる」表現がきっと見つかります。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

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