
ちょっと気になる英単語を毎回ピックアップしてお届けします。今回取り上げるのは「skibidi」。海外のSNSや動画ではよく見かけるこの言葉ですが、日本ではまだあまり知られていないかもしれません。いったいどんな意味で使われているのでしょうか?
ミームから広がった謎ワード
インターネットを眺めていると、意味があるのかないのかよくわからない単語に出会うことがあります。その代表が「skibidi」。もともとはロシアの音楽グループLittle Bigの楽曲『Skibidi』(2018年)で広まったフレーズです。曲中の「skibidi wap-pa-pa…」というリズムのよいサビが耳に残り、ダンスと一緒にSNSでバズりました。
その後、YouTubeで大人気となったシュールなアニメシリーズ “Skibidi Toilet” でも繰り返し登場し、TikTokやInstagramでミーム化。意味は特にないものの、「バカバカしい」「楽しい」「カオス」など、コンテンツの雰囲気を象徴する掛け声として定着しました。
skibidi
Cambridge Dictionaryでも2025年に新語として追加され、正式に英語辞典に掲載されたことでも話題になりました。
a word that can have different meanings such as “cool” or “bad”, or can be used with no real meaning as a joke
出典:SKIBIDI | English meaning – Cambridge Dictionary, Cambridge Dictionary
意味は「ノリ」そのもの?
「skibidi」は特定の意味を持たないナンセンス・ワードですが、あえて言えば「ノリ」「雰囲気」「勢い」といったニュアンス。楽しくて説明不能なものを表すときに使われます。
たとえば、SNSではこんなふうに:
That video is so skibidi.
(あの動画、めっちゃskibidiだね=めっちゃカオスで笑える)We were just doing some skibidi dance moves at the party.
(パーティーでスキビディなダンスをして盛り上がった)
日本語に訳すとしたら?
直訳は難しいですが、「意味不明だけど面白い」「カオスで楽しい」あたりが近いでしょう。日本のネットスラングでいえば「草」「カオス」「意味わからんけど好き」に近い感覚かもしれません。
「ことば」そのものがコンテンツになっている時代を象徴する一語。ぜひ、SNSのコメント欄などで見かけたら「あ、これがskibidiか」と気づいてみてください。
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