「トリセツ」という言葉は、日本語で「取扱説明書」を意味し、製品やデバイスの使用方法や注意事項などを説明する文書を指します。英語ではどのように表現されるのでしょうか?本記事では、「トリセツ」に相当する英語表現や、それに近い表現を探っていきます。
目次
「トリセツ」とは?
「トリセツ」は、「取り扱い説明書」の略で、製品や機器の使い方、機能、保証情報などを記載したマニュアルのことです。電化製品、家具、ソフトウェアなど、さまざまな製品に付属しています。
英語での「トリセツ」の表現
「トリセツ」に相当する英語の表現はさまざまです。その中から主な表現を紹介します。
- user’s/user manual(ユーザーマニュアル)
- instruction manual(使用説明書)
- owner’s manual(所有者マニュアル)
- handling manual(取扱説明書)
全て「取扱説明書」の意味になるので、詳細な解説は省略します。例文を見ていきましょう。
user’s manual
The coffee maker came with a detailed user’s manual.
そのコーヒーメーカーには詳しいユーザーマニュアルが付属していた。
instruction manual
Please read the instruction manual before operating the new camera.
新しいカメラを操作する前に、取扱説明書を読んでください。
owner’s manual
The owner’s manual includes information on maintenance and repair of the car.
その車のオーナーズマニュアルには、メンテナンスや修理に関する情報が含まれている。
handling manual
I want to know how to use this chemical, so I would like to see the handling manual.
この薬品の使い方を知りたいので、取扱説明書が見たいです。
「トリセツ」を冗談で使うときの例
「トリセツ」や「取扱説明書」を、冗談で人に対して使うこともありますよね。そんなときに言いそうな英語も紹介しておきます。これらの例文は、あくまで冗談ですので、ご承知おきください。
I wish John came with a user manual. I can never tell what he’s thinking!
ジョンには取扱説明書が付いてくればいいのに。彼の考えていることが全然分からないよ!
Sometimes I think I need a handling manual to understand my boss’s mood swings.
上司の気分の変わりようを理解するために、トリセツが必要だと思うことがあるよ。
スラングや他の表現
「トリセツ」とは少し違ったニュアンスになりますが、次のような表現も参考になるかもしれません。
cheat sheet
cheat sheetは、「早見表」や「カンニングペーパー」を意味する口語表現です。簡単な指示や情報をまとめた短いメモや書類のことを指します。
He created a cheat sheet to remind him of the basic functions of the software.
彼はソフトウェアの基本的な機能を覚えるために早見表を作った。
quick start guide
quick start guide(クイックスタートガイド)は、製品の基本的なセットアップや初めて使う際の情報を簡潔に提供するものです。
The printer comes with a quick start guide for easy setup.
そのプリンターには、簡単な設定のためのクイックスタートガイドが付属している。
まとめ
「トリセツ」という言葉の英語表現にはさまざまな形がありますね。正しい「トリセツ」を手に入れたら、間違いなく使いこなすためにしっかりと目を通したいものです。ああ、人間関係にも「トリセツ」があれば、どれだけ楽か!ちょっとした冗談ですが、適切な言葉を選んで、意図を間違いなく伝えることが肝心ですね。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。