「然るべき」は、日常会話や文章でよく使用される日本語の表現の一つです。しかし、日本語の表現を英語に訳す際は複雑な場合が多く、この「然るべき」も例外ではありません。この記事では、「然るべき」を英語でどのように言うのか、そのバリエーションと例文を紹介します。
そもそも、「然るべき」ってどういう意味?
日本語の表現は豊かで独特なものが多く、それを正確に説明するのは意外と難しいことがあります。実は私も、何となく使っている言葉の意味を突っ込んで考えた時、「あれ?正確にはどういう意味だっけ?」と考え込むことがあります。
「然るべき」もその一つ。一般的には、「適切な」「当然の」「期待されるような」といった意味合いで使われます。具体的には、ある状況や条件に応じて最も適している、または当然とされる状態や事柄を指します。
「然るべき」は英語で?
「然るべき」の英語に相当する表現としては、appropriate、as it should be、expectedなどがあります。まず、この3つを以下に紹介します。
appropriate
appropriateは「適切な」という意味で使われます。
Place the items in the appropriate location.
然るべき場所にアイテムを置く。
It’s appropriate to wear a suit to the interview.
その面接にはスーツを着て行って然るべきだ。
as it should be
「当然のように」「期待されるように」というニュアンスで使われることがあります。
Everything is as it should be.
全てが然るべき状態にある。
The documents are organized as they should be.
ドキュメントは然るべき方法で整理されている。
expected
「期待される」「予想される」という意味での用法です。
The expected results were achieved.
然るべき結果が得られた。
We received the expected feedback from the clients.
クライアントから然るべきフィードバックが得られた。
「然るべき」に近いその他の表現
「然るべき」と同じような意味合いを持つ英語表現は他にもあります。いくつか見てみましょう。
fitting
「適切な」や「ふさわしい」という意味で使う形容詞です。
It's only fitting that he present the award.
彼は賞を授与されて然るべきだ。
due
「正当な、当然の」という意味の形容詞です。特定の状況や行動に対して、予想される結果や報酬を示す際に使用します。
You'll receive the due recognition for your efforts.
あなたの努力には然るべき認識が与えられるだろう。
rightful
「正当な」や「当然の」という意味合いで使われる形容詞です。
He took his rightful place at the head of the table.
彼は上座の然るべき席に着いた。
the head of the table:テーブルの上座
まとめ
「然るべき」という表現を英語で伝える表現を紹介しました。状況や文脈に応じて、上記の表現を選んで使用することで、自身の意図を適切に伝えましょう。
トップ写真:Ruthson Zimmerman from Unsplash
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