9月の第3月曜日は「敬老の日」。2026年は9月21日(月)です。「敬老の日」は英語でどう表現するのでしょうか。お金や仕事、健康、趣味など、シニアの日常を表す英語と一緒に見ていきましょう。
目次
「敬老の日」の発祥・由来は?
敬老の日は国民の祝日の一つ。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、その長寿を祝う」日として、1966年に国民の祝日に定められました。
そのルーツは、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で行われた敬老行事にさかのぼります。1951年には中央社会福祉協議会(現在の全国社会福祉協議会)が「としよりの日」の全国運動を提唱。その後、「老人の日」を経て、1966年に「敬老の日」として国民の祝日になりました。
当初は9月15日でしたが、法改正により2003年から9月の第3月曜日に変更されています。2026年の敬老の日は9月21日(月)です。
「敬老の日」は英語でなんて言う?
敬老の日の公式な英語名称は、Respect for the Aged Day です。
the agedは「高齢の人々」という意味で、Respect for the Aged Dayを直訳すると「高齢の人々を敬う日」となります。
なお、the agedはやや改まった表現です。日常的に高齢の人々について話す場合は、older people、older adults、senior citizensなどの表現も使われます。ただし、日本の祝日「敬老の日」の名称としては、Respect for the Aged Dayと覚えておきましょう。
シニアの日常を英語で覗いてみる
アルクの『シニアの「日常」英語学習帳』では、「お金」「健康」「住居」「旅行」「家族」「終活」など、身近な12のテーマを取り上げています。例文はシニア向けのアンケートの回答をもとに作られているので、日々の暮らしや思いが感じられる英文ばかりです。
ここからは、その中からシニアの日常が感じられる表現をテーマごとに紹介します。ちょっとうらやましくなったり、切なくなったり。悲喜こもごものリアルな英語を見てみましょう。
お金
語彙クイズ:「年金」を意味する英単語はどれ?
- savings
- pension
- salary
- allowance
答え:2. pension
それでは、お金にまつわる表現を見てみましょう。
- I have enough savings.
十分な貯金があります。
savings(貯金、預金、蓄え)は、動詞のsave([金など]を蓄える)から派生した語です。「貯金」の意味では通常、複数形で使います。単数形のsavingには「節約、倹約」という意味があります。
- My pension is not enough.
年金が十分ではありません。
pensionは「年金」という意味です。日本語の「ペンション」はフランス語のpensionに由来する言葉で、英語のpensionとは使われ方が異なります。
- I want to leave money to my family.
家族にお金を残したいです。
leave A to Bで「A(財産など)をB(人など)に残す、遺贈する」を表します。leave money to a charityなら「お金を慈善団体に遺贈する」という意味です。
仕事
語彙クイズ:「仕事中毒の人」を表す英単語はどれ?
- workaholic
- freelancer
- retiree
- entrepreneur
答え:1. workaholic
続いて、仕事にまつわる表現です。
- I work to stay healthy.
健康でいるために働いています。
to stay healthyのto以下は、「~するために」という目的を表します。「生活費を稼ぐために」なら、to earn a livingと言えます。
- I started my own business at the age of 55.
55歳で起業しました。
at the age of ~は「~歳で」。start one’s own businessは「自分のビジネスを始める」、つまり「起業する」という意味になります。
- I was a workaholic.
仕事中毒でした。
workaholicは「仕事中毒の人」。alcoholic(アルコール依存症の人)をもとに作られた言葉です。仕事中心だった生活から離れた後、何をして過ごすかを改めて考える人もいるかもしれません。
健康
- I should have exercised more.
もっと運動をするべきでした。
should have+過去分詞は「~するべきだった」という、過去についての後悔や反省を表します。exerciseは「運動する」という意味です。
- I eat moderately.
腹八分目にしています。
moderatelyは「適度に、節度を守って」という意味。「適度に食べる」というところから、ここでは「腹八分目にしている」と訳しています。
- I am worried about dementia.
認知症が心配です。
be worried about ~は「~を心配している」という状態を表します。dementiaは「認知症」を意味します。「物忘れ」であれば、memory lossなどの表現があります。
住居
- My house needs renovation.
自宅はリフォームが必要です。
日本語で建物の「改装、修復」を意味する「リフォーム」は、英語ではそのままreformとは言いません。建物を改装・修復することはrenovationと表現します。
- I want to move to the countryside.
田舎に引っ越したいです。
「田舎」はcountryで表すこともできますが、countrysideには都市部ではない自然豊かな地域というニュアンスがあります。静かな環境で暮らしたい、といった場面で使いやすい表現です。
趣味
- I am trying new things.
新しいことに挑戦しています。
I try new things.のように現在形にすると、「習慣的に新しいことに挑戦する」という意味になります。一方、現在進行形のI am trying new things.なら、「今、新しいことにいろいろ挑戦しているところだ」というニュアンスが出ます。
- I want to start farming.
農業を始めたいです。
agricultureも「農業」を表しますが、farmingは実際に田畑を耕したり作物を育てたりする「農作業」をイメージしやすい語です。家庭菜園などについて話すときにも、farmやfarmingに関連する表現を目にすることがあります。
旅行
- I want to ride a luxury train.
豪華列車に乗りたいです。
「ななつ星」(JR九州)、「TRAIN SUITE 四季島」(JR東日本)、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(JR西日本)など、列車での移動そのものを楽しむluxury train(豪華列車)の旅もあります。
- I want to study abroad for a short time.
短期留学したいです。
study abroadは「外国で学ぶ」、つまり「留学する」という意味。まとまった期間の留学だけでなく、語学学習と旅行を兼ねて短期間海外で学ぶという選択肢もあります。
介護
- My mother cares for my father.
母が父の介護をしています。
care for ~は「~の世話をする、面倒を見る」という意味です。take care of ~も同じような意味で使われます。
- My wife is recovering from illness.
妻は病気から回復しつつあります。
recover from ~は「(病気やけがなど)から回復する」。illnessは「病気、体調不良」を意味します。
- I will attend a seminar on dementia.
認知症に関するセミナーに参加するつもりです。
seminar on ~で「~に関するセミナー」を表します。attendは「出席する、参加する」という意味です。
終活
- I want my ashes scattered in the ocean.
海に散骨してほしいです。
want+目的語+過去分詞で「~が…されることを望む」という形です。ここでは目的語がmy ashes(遺灰)、過去分詞がscattered(まき散らされる)なので、「遺灰を海にまいてほしい」という意味になります。
- I have started making an end-of-life plan.
終活を始めています。
end-of-life planは直訳すると「人生の終わりに向けた計画」。日本語の「終活」と重なる部分の多い表現です。ただし、「終活」という日本独自の概念に一語で完全に対応する英単語があるわけではないので、文脈によって説明の仕方を変えるとよいでしょう。
- I want to enjoy the rest of my life.
残りの人生を楽しみたいです。
the rest of ~で「残りの~」を表します。the rest of one’s lifeなら「残りの人生、余生」です。これからの時間をどう過ごしたいかを話すときに使える表現ですね。
おすすめ書籍
ここまで紹介してきた表現をもっと学びたい人や、大人になってから英語をもう一度学び直したい人におすすめのアルクの本を紹介します。
『シニアの「日常」英語学習帳』
この記事で紹介した英文の出典となった一冊。「お金」「健康」「住居」「旅行」「家族」「終活」など、シニアの日常に身近なテーマを扱っています。1日5つの英文を「読む・聞く」「書く」「音読する」というステップで学び、身近な内容を英語で話す力につなげます。
『45歳 仕事をやめてコロンビア大で見つけた 英語の新しい勉強法』
45歳で英語教師を辞め、コロンビア大学教育大学院に留学した著者が、英語の学び方を改めて見つめ直した一冊。具体的な4技能の学習法だけでなく、マインドセットや学習を習慣化する方法も扱っており、「もう一度英語に挑戦したい」という大人にぴったりです。
『スピブン555』
学校で習った英文法を「知っている」だけでなく、英会話で「使える」ようにするための文法書です。日常会話、海外旅行、日本紹介、ビジネスなどに使える555の例文で、文法の知識とスピーキングをつなげて練習できます。
『はじめての英語シャドーイング』
英語の音声を追いかけて発音する「シャドーイング」を、初めて取り入れる人のための入門書。短く取り組みやすい英文から始め、段階的にレベルアップしていくので、リスニングを鍛えたい大人の学び直しにもおすすめです。
『聞いてパッと話す瞬間英作文トレーニング キクサク』
日本語を聞いて、伝えたい内容をすぐに英語にする「瞬間英作文」のトレーニング本です。よく使う会話フレーズを耳と口を使って繰り返し練習するので、「英文は分かるのに、話そうとすると英語が出てこない」という人に向いています。
※この記事は、『シニアの「日常」英語学習帳』から一部編集・抜粋してお届けしています。
オリジナル公開日:2023年9月7日
更新日:2026年9月16日
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