「犬も歩けば棒に当たる」は英語でなんて言う?

誰もが知ることわざ「犬も歩けば棒に当たる」。さて、これを英語で表現するとどうなる?詳しく見てみましょう。

「犬も歩けば棒に当たる」はどういう意味?

このことわざには2つの意味があるそうです。

  1. たいした仕事もないのに、精力的に動き回っているうちに、思いも寄らぬ幸運に巡り合うこともあるという例え。
  2. なまじ出しゃばった行動をしたおかげで、とんだ災難に遭うことの例え。

参考:情報・知識&オピニオン imidas

「犬も歩けば棒に当たる」には、真逆の意味があるんですね。知らなかった。

「犬も歩けば棒に当たる」を英語で言うと?

意味が完全に一致する表現はありませんが、似ているものに次のフレーズがあります。

Every dog has its day.
どんな犬にも幸せの日が訪れる。

先の定義の1つ目ですね。人それぞれに、成功や幸運を手に入れる時期があるという意味合いです。努力や挑戦を続けることで、成功や好機に巡り合う可能性がある、ということでしょうか。

The dog that trots about finds a bone.
歩き回る犬は骨を見つける。

こんな表現も見つけましたが、今はほとんど使われないんじゃないの?とのこと。

ネガティブな意味合いで使われる「犬も歩けば棒に当たる」に似た英語の表現で、犬が出てくるものは見つけることができませんでした。

「予想外のことが起きる」という意味合いの英語フレーズ集

「動き回れば幸運に巡り合える」「余計なことをするととんだ災難に遭う」という2つの意味に似た英語フレーズを紹介します。

No pain, no gain.
痛みがなければ報われない。

You can't make an omelet without breaking eggs.
卵を割らずにオムレツは作れない。

Every cloud has a silver lining.
どんな雲にも銀色の輝きがある。

Where there's smoke, there‘s fire.
煙があれば火がある。

Fortune favors the bold.
幸運は大胆な者に好意を示す。

Trouble can find you when you least expect it.
トラブルは予想外のときにやってくるものだ。

The road to success is paved with obstacles and challenges.
成功への道は障害と挑戦で覆われている。

まとめ

「犬も歩けば棒に当たる」という日本のことわざには、幸運や好機に巡り合う可能性を表す意味と、出しゃばりすぎることで災難に遭うことを警戒する意味があります。一つのことわざに真逆の二つの意味があるのは興味深いですね。
とか?

英語には完全に一致する表現はありませんが、意味が近いフレーズを幾つか紹介しました。成功や好機に巡り合うためには、日々の努力と挑戦が大切です。自ら行動し、チャンスをつかむことで、思わぬ良い結果が訪れるかもしれません。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

トップ写真:Julian Hochgesang from Unsplash

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