回転寿司って日本人の中では文化として浸透していますが、あまり知らないまま海外から来た人はびっくりしそうですよね。今回はそんな回転寿司について、英語での表現を紹介します。
そもそも海外に回転寿司はあるの?
寿司=sushiが日本食の代表格として人気なことは、皆さんもご存じかと思います。しかし、回転寿司という概念は海外に存在するのでしょうか?
気になって社内のイギリス人の英文校正スタッフに確認したところ、ある記事を紹介してくれました。
Kura Revolving Sushi Bar, which boasts 480 branches in Japan, lands in Bellevue in Wilburton Village. More than 50 different kinds of sushi ($2.95 each plate) and other bites make the rounds on the sushi belt.
日本全国に480店舗を誇る(※)回転寿司「くら寿司」が、ベルビューのWilburton Villageに上陸。50種類以上の寿司(一皿2.95ドル)などが回転寿司で回ります。
※ (編集部注)2023年3月現在の店舗数は495(株式会社くら寿司会社概要より)。
アメリカ、ワシントン州ベルビューのショッピングモールに、くら寿司が開店した、という記事です。くら寿司はおなじみですよね。でも、日本のくら寿司は「Kula」、アメリカのものは「Kura」みたいです。
結局、回転寿司は英語でなんて言う?
海外にも回転寿司の存在を確認できたところで、本題である回転寿司は英語でなんて言う?について考えていきましょう。前述のくら寿司の記事ではRevolving(=回転) Sushi Barとなっていましたが、他にも表現がありそうです。回転=rotationだからrotation sushiなんてどうでしょうか?ちょっと安直過ぎますかね。こちらも英文校正スタッフに聞いてみたところ、いくつか「回転寿司」の表現を教えてくれました。
conveyor belt sushi
rotation sushi
回転ずし
It is also sometimes known as a sushi train in Australasia.
オーストララシア(オーストラリア、ニュージランド、近くの南太平洋の島々の全体を指す)では、sushi trainとしても知られています。
I always call them “sushi-go-round” myself because it sounds kind of cute!
私はいつも「sushi-go-round」と呼んでいます。なんとなく響きが可愛いから!
rotation sushiは一応合っていたみたいです。でも、「sushi train」や「sushi-go-round」の方がセンスを感じる気がします。
「回転寿司」を使った例文
それでは、これらの表現を用いた例文を見ていきましょう。
Let's go to a conveyor belt sushi place for dinner tonight.
夕食は回転寿司に行こう。
A rotation sushi restaurant opened in a nearby shopping mall.
近くのショッピングモールに回転寿司がオープンした。
I was so hungry that I ate 20 plates at the sushi-go-round.
おなかが減っていたので回転寿司で20皿も食べてしまった。
さすがに食べすぎですよね。
Sushi train would be nice, but I want to go to a legit sushi restaurant!!
回転寿司もいいけど、回らないお寿司に行きたい!
日本だと高級な寿司を「回らない寿司」と言うこともありますが、さすがに英語だとそれは通じず、legit sushiと表現するらしいです。ここでのlegit(legitimateの省略形)は「合法の、適法の」という意味から転じて、「本物の、本気の」という意味で使われています。
回転寿司はおいしく食べながら楽しめるので、最高ですよね!ぜひ今回覚えた表現を使っていろんな人に回転寿司を紹介してあげましょう!
おすすめの本
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。