日常会話でよく使う「まじで」「ガチで」の英語表現を、使えるフレーズと併せて紹介します。ネイティブと話すときやSNSでリアクションしたいときに使ってみましょう!
目次
「まじで」「ガチで」には英語の直訳がない
日常会話でいまだに使われている「まじで」「ガチで」を調べてみると、本当に・本気で、真面目に・真剣に、確かに、ありえないなどの意味で使われていることが分かりました。それぞれの語源は、「真面目に」「がちんこ」であり、省略して現在のような使われ方をしています。そっくりそのまま同義で存在する英語はありませんが、似た意味でよく使われるreally、literally、seriously、for real、Are you sure?、No way!などの表現を例文と一緒にご紹介します。
really
A:This morning, Argentina team won against France by the score of four to two in the PK of FIFA world cup!
(今朝、FIFAワールドカップでアルゼンチンはフランスに4-2のPK戦で勝ったよ!)
B:Really?
(まじ~~~~!!!)
My headache is really severe since yesterday.
(昨日からまじで頭痛い)
言い方にもこだわりを!
友達が本を出版して嬉しくて「まじで~~??」と聞きたいときにはReally?(↑)。友達が山を登っている最中に転んで膝から出血したけれど、下山まで痛みに耐えた話を聞いて「まじか~~」と気分が下がった時にはReally.(↓)のように、語尾を上げたり下げたりして気持ちをうまく表現しましょう。
literally
literallyの語源であるラテン語のliteraには手紙、文字、文学といった意味があります。ここから推測できるように、literaはliterature(文学)、literacy(識字能力)にも派生しており、literallyは「文字通り」という意味を持ちます。最近では、literallyをフォーマルではない場面で自分の感情を強調するときに使うことが多いようです。
A:Hey! The proposal I worked so hard on got accepted, and I got a billion dollar deal!
(聞いて!頑張って書いた企画書が通って10億円の案件が取れたよ!)
B:Literally?
(ガチ??)
I literally don’t have money this month.
(今月ガチでお金ない)
seriously
seriouslyは、「自分は真面目に言っている!」と主張したいときに使います。
I am thinking about marrying you seriously.
(マジで君との結婚を考えているんだ)
I want to concentrate on my work seriously now.
(今はガチで仕事に取り組みたい)
Seriously, I think we can go to space someday.
(いつかはまじで宇宙に行けると思う)
for real
本当だと分かっているけれど「まじ?」「ガチ?」と聞いてしまうときってありますよね。そんなときには「for real」を使ってみましょう。
A:I am already 70 years old, but I still train in the gym five times a week.
(僕はもう70歳だけど、いまだに週5回はジムでトレーニングしてるよ)
B:For real?
(ガチで?)
Are you sure?
A:My dream is to be an alpinist and climb Everest.
(私はアルピニストになって、エベレストに登頂するのが夢なんだ)
B:Are you sure?
(まじで言ってる?)
他にも使えるリアクション集
これまでに紹介した表現以外にも、ネイティブと話しているときに「まじで」「ガチで」のリアクションとして使える単語があります。単語単体でも伝わりますし、文の中で副詞として使っても伝えたいことが強調されて伝わります。
absolutely(絶対に)
I studied English vocabulary every day for an hour and did the past tests for over ten times, so I think I absolutely pass the exam.
(毎日1時間英単語を勉強して、過去問も10周はしたんだから、まじで試験に合格できると思う)
definitely(決定的に)
One thing that is definitely different between you and her is that whether you can think positively.
(君と彼女のまじで違うところは、前向きに考えることができるかどうかだよね)
exactly(確かに)
I missed the part that you exactly pointed out.
(ガチで君が言ってたところを間違えてた)
obviously(明らかに)
I think how people was raised will obviously affect their personality.
(どう育てられたのかってまじでその人の性格に影響すると思う)
totally(完全に)
You are totally different from the top image in the app.
(君ってアプリのトップ画像とまじで顔が違うよね)
否定のニュアンスを含みたいときにはNo way!
「ありえない!」と思ったときには、No way!が使えます。「とんでもない!」「まさか!」のようなショックや驚き、否定のニュアンスも含みます。「本気で」「真面目に」「確かに」といった意味で使われるフレーズとは使う場面が異なるので気を付けましょう。
No way!
(ありえない!)
A:I finally got a partner!
(私にもついにパートナーができたの!)
B:No way, you were kind of best friend with me.
(まじか、ずっと自分と仲良かったのに )
A:I already missed the class for 50 times this year.
(今年は授業を既に50回は欠席しているよー)
B:No way!
(ガチで!)
I woke up late even I prepared my clothes last night, no way!
(昨日の夜から服の準備までして寝たのに寝坊しちゃったんだよ、まじで最悪!)
積極的にリアクションで使ってみましょう!
これらのフレーズは、ネイティブスピーカーと話しているときにリアクションで使うことができます。頷いたり、首を傾げたりするよりも、英語を話す人は言葉によってリアクションを取りがちです。こういったフレーズを使いこなして、コミュニケーションを円滑に進めましょう!
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