映画は生きた英語の宝庫。おすすめ映画から、ちょっとおしゃれで すぐに 使える英語表現を毎回一つ紹介します!映画『マダム・イン・ニューヨーク』から、「楽しい時間を過ごす」という意味の英語フレーズです。
今日のおすすめ表現
have a blastあけましておめでとうございます!
2021年の新年の誓いは立てましたか?この記事を読んでくださっている人の中には、「今年も英語学習をがんばる!」という思いを新たにした人も多いと思います。
そんな人に、英語ができない状態から1人でニューヨークへ行き、悔しい思いをしながら英語を学んでいくインド人マダムを描いた作品『マダム・イン・ニューヨーク』(原題:English Vinglish)をご紹介します。この映画から今回取り上げるのは、「楽しい時間を過ごす」という意味のフレーズです。
表現の出どころ
『マダム・イン・ニューヨーク』は、インドを代表する女優だったシュリデヴィが、苦手な英語を克服して自信を付けていく主婦を演じています。
英語がまったく話せないシャシは、ニューヨークで最初に入ったカフェでコーヒーの注文の仕方がわからず、店員の言葉も理解できず、焦って大失態を演じてしまいます。
言葉が通じない国に1人で行った経験がある人なら、シャシのような大失敗を経験したことは、1度や2度あるのではないでしょうか?このシーンは、他人事に思えず胸がギュッとなってしまうことでしょう。
ところで先ほど、シュリデヴィについて「インドを代表する女優だった」と過去形にしましたが、その理由は、彼女は2018年に亡くなっているからです。インドでは国葬が行われ、大女優の早すぎる死を大勢が悼みました。
表現の使い方
初めてのニューヨークに到着したシャシ。ビクビクしながら入国 審査 を終え、空港に迎えに来てくれた姉と姪っ子の2人に再会します。姪っ子ラーダの運転でマヌの家に向かう3人。インドの家族に電話をして、ニューヨークに到着した旨を報告するシャシを見て、姪っ子はこう言います。
No more worrying about Sapna, Sagar and uncle. You are in New York.サプナやサガル、おじさんのことを 心配 するのはもうやめて。ニューヨークにいるんだから。サプナとサガルは、シャシの子ども2人の名前です。We’re gonna have a blast !
これからめちゃくちゃ楽しくなるよ!
blast は、そのままの名詞だと「突風」や「爆風」、「爆発」などの意味があります。そこから派生して、「大騒ぎのパーティ」や「とても楽しいこと」という意味にもなります。
例えば、パーティに行った人が翌朝、We had a blast last night!と言ったら、「めちゃくちゃ盛り上がったよ!」ということです。
まとめ
blast はもともと爆発や爆音、爆風を意味する単語なので、「楽しい出来事」の中でも、とりわけパーティなど、もの凄く盛り上がるようなイベントでの楽しさを指します。
今回の映画は、語学留学をしている人や英語を学び始めたばかりの人にとって「あるある」な場面がたくさん出てきます。皆さんもこの作品に勇気をもらいながら、2021年の英語学習もがんばっていきましょう!
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