映画は生きた英語の宝庫。おすすめ映画から、ちょっとおしゃれで すぐに 使える英語表現を毎回一つ紹介します!映画『マダム・イン・ニューヨーク』から、電話を掛けてきた相手に「どちら様ですか?」という言うときの表現です。
今日のおすすめ表現
Who am I speaking to ?固定電話でも発信者番号が表示されるようになり、非通知電話には出ない、という人も増えているのではないでしょうか。そのため、電話で相手が誰かを尋ねることは少なくなりました。とはいえ、やはりビジネス電話ではまだまだ使う表現である、「どちら様ですか?」を今回はご紹介いたします。
表現の出どころ
この表現が使われているのは、 前回 同様、インドで小さな事業を営む女性シャシ(シュリデヴィ)が、ニューヨークで英語を身に付けようと奮闘する姿を描く『マダム・イン・ニューヨーク』(原題:English Vinglish)です。
映画の中では、シャシが頭をゆらゆらさせるジェスチャーをよくしています。これ、インド人がよくやるボディランゲージなのですが、気付きましたか!?
head bobbleとか、head wobble、head shakeなどと呼ばれているコミュニケーション法の一つだそうです。どうやら頭の揺らし方で、「はい」や「いいえ」、「たぶん」を表現していたり、「わかったよ」という思いを伝えていたり、いろいろあるようです。
インドとパキスタンでよく見られるものらしいですが、彼らは無意識でやっているという話もあります。世界にはいろいろなボディーランゲージがありますね!表現の使い方
姪っ子のラーダ(プリヤ・アーナンド)の結婚式に出席するため、インドからニューヨークにやってきたシャシ。2人でマンハッタンにいるとき、バスの車体に掲載された、Learn to Speak English in 4 Weeks(4週間で英語をマスターしよう)という広告が目に止まります。
英語が話せないことで屈辱的な思いをしたばかりのシャシは、広告に書いてある電話番号にさっそく 問い合わせ てみます。
電話に応対した 受付 の女性に対し、シャシは精一杯の英語力を使ってこう尋ねます。
Hello...English tuition?もしもし・・・英語の授業?すると 受付 の女性は、Yes, English classes.(はい、英語の授業ですよ)と答え、こう続けます。
Who am I speaking to ?どちら様ですか?電話を掛けてきた相手が誰だかわからないとき、カジュアルなやりとりであればWho is this?(誰?)と聞くこともありますが、かなりぞんざいな印象を与えます。普段からより丁寧なWho am I speaking to ?やWho’s calling, please?と聞くように癖をつけておくと、いざビジネス電話に対応する際にも、 すぐに こうしたフレーズが出てくるようになりますよ。
まとめ
電話をかけてきた人が誰だかわからないとき、日本語でも「お名前は?」ではなく「どちら様ですか?」と聞きますよね。英語でも 同様に 、いきなり May I have your name?(お名前を教えてください)よりも、Who am I speaking to ?と聞いた方が自然です。
電話での会話は、相手の顔が見えない分、英語力がかなり鍛えられます。私が英語力がグンと上がったなといちばん自覚したのは、留学中にアルバイト先の日系企業で、無理やり英語での電話応対をさせられるようになってからでした(笑)
とはいえ、顔を合わせてのやりとりでさえも英語だと難しいのに、顔の見えない電話だとなおさら、緊張するし大変ですよね!
会社で英語の応対をする必要がある人は、Who am I seaking to ?やI’ll put you through (おつなぎします)など、よく使うフレーズを書き出して電話のところに貼っておくと便利です!
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