「休みボケ」って英語でなんて言う?

長期の休暇を終えて日常に戻ると、何となく頭がボーッとしてしまったりする「休みボケ」。この「休みボケ」と英語で言い表すとしたら、何と言えばいいでしょうか。

「休みボケ」を英語で表現するには?

「休みボケ」には「vacation brain」や「holiday brain」という表現があります。vacation brainはアメリカ英語でよく使われ、holiday brainはイギリス英語でよく使われる表現です。

「休みボケ」を表現する英語の例文

以下に、holiday brainやvacation brainを使った例文を紹介します。

I can’t seem to concentrate on my work. I still have a bit of holiday brain.
仕事に集中できない。まだ少し休みボケしている。

I keep making silly mistakes at work. I can't seem to snap out of this vacation brain state of mind.
仕事でちょっとしたミスを繰り返している。まだ休みボケが抜けない。

I forgot to bring my laptop to work today. I must still be in holiday brain mode.
今日、仕事に持ってくるはずだったノートパソコンを忘れてしまった。まだ休みボケが続いているんだろう。

「休みボケ」を表現するその他の英語

vacation brainやholiday brainを使わずに、「休みボケ」「連休ボケ」を表現することもできます。

I still feel like I’m on vacation.
まだまるで休暇中のような気分だ。

I'm having a hard time getting back into the swing of things after the holiday.
休み明けに、元のリズムを取り戻すのに苦労している。

get back into the swing of thingsで「生活のリズムを取り戻す」という意味があります。

その他、「post-vacation syndrome(ポストバケーション・シンドローム)」という言葉もあります。専門的な言葉ではなく、日常会話で使われるものだそうです。「休暇後の症候群」という意味で、休暇明けに気分が沈んだり、集中力が低下したりする症状を表します。

I can’t concentrate on my work today. I think I have post-vacation syndrome.
今日仕事に集中できない。ポストバケーション・シンドロームになったみたい。

I need a few days to get over my post-vacation syndrome and get back into my regular routine.
ポストバケーション・シンドロームを克服し、普段の生活に戻るのに数日必要だ。

まとめ

この記事では「休みボケ」の表現をまとめて紹介しました。連休ボケで頭がボーっとしているというあなた。でも、大丈夫です!ここで紹介した「連休ボケ」の英語を使って、自分が休みボケだと認めてしまいましょう。そして、少しずつ仕事モードに切り替える方法を考えてみましょう。例えば、慌てずに一つずつタスクに手を付けてこなすとか、朝のストレッチ運動で体を目覚めさせるとか、自分に合った方法でゆっくりと仕事に復帰していくことが大切です。連休ボケをしっかり克服して、充実したウィークデーをスタートしましょう!

おすすめの本

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Margaret Stalker

トップ写真:Image by Magnet.me from Pixabay 本文写真:Image by Sam Williams from Pixabay

語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本

ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。

本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。

すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集

大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録