インターネットやSNSの普及で、新語の誕生と変化が加速している昨今、ネイティブが会話で用いる新語をキャッチアップすることが難しくなっています。アルクの新著『これからの英単語』から、最新語彙がどれくらいわかるか、自分の英単語力を試してみましょう。
英単語クイズ
インターネットが生活に定着し、さまざまなSNSの登場で、オンライン上の語彙は変化し、増え続けています。ネイティブ同士では当たり前でも、日本人には意外になじみのない語彙や使い方がたくさん登場します。英語を参考にして、空所に入る日本語を考えましょう。
Q. 1 blogosphere
Everyone in the blogosphere is talking about Kim Kardashian’s new diet since she talked about it on her blog yesterday.キム・カーダシアンが昨日ブログで新しいダイエットを話題にしてから、 ( ) の皆がその話をしている。
Q. 1 答えと解説
ブログやネット繋がりで成り立つオンライン空間や仮想のコミュニティー。 sphere は「(地球などの)球体」から「範囲、領域」を意味する語。blogoshereはatmosphere(雰囲気)とも韻を踏んでおり、ブログ空間にいる人たちの共通認識や環境全体、というイメージも伝える。
Q. 2 IMHO
Well , I hate to disagree with you, but capital punishment is wrong, IMHO .ええと、あなたに反論したくはないのですが、( )、死刑制度は間違っていると思います。
Q. 2 答えと解説
オンラインチャットやディスカッションで使われ始めた語。オンライン発の多くの表現同様、今では日常会話でも使われるようになっている。in my humble opinionという表現自体は以前から議論時に丁寧さを表すために使われていたが、頭文字のみで表すようになったのは最近のことである。
Q. 3 friend
I was really happy when Jane friended me, because she’s very picky about who she adds to her list of friends on Facebook.ジェインが私を ( )くれてすごくうれしかった。だって彼女、フェイスブックの友達リストに入れる人をすごく選ぶから。
Q. 3 答えと解説
Q. 4 iggy
I tried to chat with an interesting-sounding girl on a dating chat site , but she totally iggied me.出会い系チャットサイトで面白そうな娘がいたんで話しかけてみたんだけど、( )。
Q. 4 答えと解説
オンラインチャットルームで他のメンバーを無視して返事をしない時によく使われる。ignore(無視する)という動詞を短くして接尾辞-yを付けることで、人を無視するという失礼な行為を少しだけ和らげている。
fatigue ">Q. 5 Zoom fatigue
William has a serious case of Zoom fatigue after spending most of last week discussing the company’s business strategy in long and badly organized online video meetings with the other members of his team.ウィリアムは、先週、時間ばかりかかってまとまらないオンライン会議でチームメンバーたちと会社のビジネス戦略について話し合うことが続いたので、重症の( )になっている。
Q. 5 答えと解説
激動の時代を読み解くための最新キーワード集
あなたはいくつの単語がわかりましたか?
各種メディアやネイティブ同士の会話で使用頻度がどんどん増えている重要現代語を紹介する『これからの英単語』(アルク)が、11月22日に発売となりました。英語ニュースを知り尽くした著者が厳選し、その由来や使い方を解説します。パンデミック、SDGs、気候 変動 、AI、ジェンダーなど、今の時代に欠かせないテーマの重要最新語彙を500語収録しています。
こちらもおすすめ!「ニュースな英語」
ej.alc.co.jp ej.alc.co.jp ej.alc.co.jpENGLISH JOURNAL ONLINE編集部 「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!
語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本
ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。
本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。
すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!
英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!
50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。
厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!
難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集
大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。