「英語多読ニュースフラッシュ」(9月19日号)をお届けします。今回は、急激に増えた外国人観光客を受け入れる、日本の観光地に関する話題を紹介します。
外国人旅行客の数は年間3000万人超!
人気の観光スポットを訪れる海外からの旅行客は、最近とても多くなりましたよね。ともすればその場にいるのは全員外国の方で、日本人は自分たちだけで肩身が狭い。そんな思いをすることもしばしばです。
今、日本を訪れる観光客がどれくらいいるのかというと…
More than 20 million tourists arrived in Japan in the first eight months of the year and the annual total is expected to break the 30-million barrier , up from 28.7 million arrivals last year.www.traveller.com.au2000万人以上の観光客が、今年の8カ月間に日本を訪れた。年間に換算すると昨年の2870万人から増え、3000万人の壁を突破する見込みだ。
記事によると、2011年(東日本大震災があった年)に日本を訪れた観光客は710万人だそうですから、その数なんと4倍以上。それは多いはずです。
そして、その数が急激に増えたことで、受け入れる観光地はというと、交通機関や宿泊施設の混雑だけでなく、こんな問題にも悩まされています。
Foreign tourists are also often unaware of local customs - such as meticulously separating rubbish before it is collected - which has added to the friction . The city's tourism authorities say they are aware of the problems and are taking measures to reduce discord.日本の伝統・文化が世界に伝わるのはとてもありがたいこと。訪れる側も受け入れる側も気持ちよくなる方法が、うまくみつけられるといいですね。外国人観光客はまた、その土地の習慣を知らないことが多く(たとえばごみは収集される前に丁寧に分別するなど)、それが摩擦の 原因 となっている。街(京都)の観光課によれば、それらの問題は認識しており、問題解決のための手段を講じているとのことだ。
あ、そうでした。「おもてなし」を英語ではどう説明すればいいのか?が本題でした。Omotenashi は記事の冒頭に“wholeheartedly looking after guests”(ゲストを心から大切にすること)とありました。相手が誰であれ、この心は大切にしたいものです。
最後に、今回のニュースが掲載されていたウェブサイト「 Traveller 」には、日本に関する興味深い記事がたくさん。時間のあるときに、ぜひ読んでみてください!
www.traveller.com.au www.traveller.com.au文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。東京人も知らない東京の名所ってないものですかね。
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。