英語で返事をするとき、OK / sure / fineを何げなく使っていませんか。どれも辞書的には「大丈夫」「問題ない」という意味ですが、実際の会話では、相手に与える印象が異なります。この記事では、これらの返事に含まれる「温度」(気持ちの前向きさ)の違いに注目しながら、自然に伝わる返し方を整理していきます。
目次
OK / sure / fine は同じではない
まず押さえておきたいのは、OK / sure / fine はすべて「了承」を表すものの、感情の見えやすさが異なるという点です。
特にfineは、承諾の意味で使っても、冷たく聞こえたり、機嫌が悪そうな印象を与えたりすることがあります。
さらに、英語では短い返事ほど、聞き手は次のことを読み取ります。
- どれくらい前向きか
- 気持ちがこもっているか
- 会話を続ける意思があるか
そのため、似た意味の表現でも、それぞれの語が持つニュアンスの違いによって、聞き手に与える印象が大きく変わります。
温度マップで見る OK / sure / fine
ここからはOK / sure/ fineの違いを見ていきましょう。以下は、英語でよく使われる応答表現を「温度」(気持ちの前向きさの度合い)で整理したものです。
低い(気が進まない)
Fine.
↓
OK.
↓
Sure.
↓
Sounds good. / No problem. / Of course.
高い(乗り気である)
※ これはあくまで、各表現が「どう受け取られやすいか」の目安です。
Fine:了承はしているが、感情が見えにくい
- Fine.
(いいよ)
まず、fineの特徴を紹介します。意味としては「問題ない」「承知した」です。ただし、fineを単独で使うと、相手に次のように受け取られることがあります。
- 積極的ではなさそう
- 本音は別にありそう
- これ以上話したくないのかも
fineは、相手への前向きな気持ちを示すというより、「その状況が問題ないかどうか」を判断する言葉です。そのため、返事として使うと、気持ちがこもっていない印象を与えやすいのです。
OK:事務的でニュートラルな了承
- OK.
(了解)
OKの意味合いは、
- 了解
- 受け入れた
- 対応する
といったもので、非常にニュートラルな返事です。仕事やチャットでは標準的に用いられますが、
- 前向きかどうか
- うれしいのかどうか
といった感情まではあまり伝わりせん。「冷たい」というより、「事務的」に感じられる返事です。
Sure:前向きさが伝わる了承
- Sure.
(いいですよ)
sureは、「いいですよ」「もちろん」という意味で、次のようなニュアンスがあります。
- 相手の提案を受け入れている
- 協力する姿勢がある
- 会話を閉じない
従って、OKよりも一段前向きな印象を与えます。どの表現を選ぶか迷ったときには、OKを使うと安全です。
Sounds good / No problem:安心感を与える応答
OK / sure / fineよりも、さらに「前向きで、歓迎している気持ち」をはっきり伝えたいときに使われるのが、次のような表現です。
- Sounds good.
(いいですね) - No problem.
(問題ないですよ) - Of course.
(もちろんです)
これらは、
- 気持ちよく依頼を引き受けている
- 相手の不安を和らげる
といった効果があります。依頼や提案に対してこれらの表現を使うと、「歓迎している」印象を与えやすく、人間関係をスムーズにします。
なぜfineだけ誤解されやすいのか
OKやsureは、「分かった」「応じます」という意味で、会話を前に進めるための返事として使われます。一方、fineは、「その状況を受け入れられるかどうか」に焦点を当てた言葉です。
- OK / sure:会話を前に進める
- fine:状況を見極める
という役割の違いがあるため、fineを返事として使うと、相手に距離を感じさせやすくなります。
そのまま使える言い換え例
ここからは「いいですよ」「了解しました」と言いたいときに使える、より自然な表現を紹介します。
「問題ないですよ」と言いたいとき
- That’s fine.
(それで大丈夫です) - That’s totally fine.
(まったく問題ありません) - That works for me.
(それで大丈夫です)
主語を足すだけで、印象が柔らかくなります。
依頼や提案を了承するとき
- Sure.
(いいですよ) - Sounds good.
(いいですね) - No problem.
(問題ありません)
前向きさが伝わりやすい表現です。
チャットで素っ気なくなるのを避けたいとき
- OK, thanks.
(了解です、ありがとうございます) - Sure, got it.
(いいですよ、わかりました) - Sounds good, thanks.
(いいですね、ありがとうございます)
OK. /Sure.のような短い返事ほど、少し言葉を補足するだけで、丁寧さが出ます。
あまり納得していないが受け入れる場合
この場合は、fineが合うこともあります。ただし単独では使いません。
- Fine, let’s do it that way.
(わかりました、そのやり方でいきましょう) - It’s fine for now.
(とりあえずは大丈夫です)
このような表現を使うと、100%了承しているわけではないというニュアンスが出ます。
まとめ
- OK / sure / fineは意味が似ていても温度(前向きさ)が違う
- fineは感情が見えにくく、誤解されやすい
- 英語では「了承」と「前向きさ」が別々に伝わる
- 短い返事ほど、印象が強くなる
- 迷ったらSure.やSounds good.が安全
英語の返事では、「正しいかどうか」よりも、「どう聞こえるか」が重要です。言葉の温度を意識できるようになると、やりとりはぐっと自然になります。
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