
タイ語を初めて学ぶ方や、学習を始めたばかりの方にもピッタリの、観光・出張の際に使えるタイ語の表現を紹介します。第3回となる今回お届けするのは、名前を尋ねたり、名字やニックネームを伝える表現です。
目次
Vol.3 名前を尋ねる
今回は名前を尋ねる表現、また名字やニックネームを伝える表現を紹介します。すぐに言えるように、何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えましょう。
(この記事では、タイ語を初めて学ぶ方、学習を始めたばかりの方を想定して、タイ語は、タイ文字ではなく、国際音声記号で記しました〔一部にはカタカナを付記〕。音声も用意していますので、ぜひセットで確認してください。音声は、音楽と組み合わせた「チャンツ」形式です。各表現は「タイ語 → 日本語 → タイ語」の順に収録してあります)
基本表現
タイでは名前を名乗るとき、名前 + 名字の順に言いますが、どちらか一方だけ言う場合は名前を言います。〔主語 + chɯ̂ɯ + 名前〕の語順で「~は・・・という名前です」の意味になります。
「私」は、男性はphǒm、女性はdi-chánです。女性は親しい間柄ではchánと言うこともあります。
表現①、表現②は対話になっていて、今回も①の話者は男性、②の話者は女性です。
① khun chɯ̂ɯ ʔa-ray khráp クン チュー アライ クラッ(プ)
あなたのお名前は?② chán chɯ̂ɯ ʔaa-rii khâʔ チャン チュー アーリー カ
私はアーリーといいます。
応用表現
タイではほとんどの人がchɯ̂ɯ-lên「ニックネーム」を持っていて、親しい間柄であればニックネームで呼び合います。ニックネームは、本名を短くしたもの(アーリーさんをリーさんと呼ぶなど)、動物や果物の名前、体の特徴を表す形容詞(小さい、太った・・・)、外国の名(アン、マック、エミ・・・)など、さまざまなパターンがあります。⑤のbua「ブア」は女性の名前です。
③ naam-sa-kun rák-châat ナームサグン ラッ(ク)チャー(ト)
名字はラックチャートです。
④ khun chɯ̂ɯ-lên chɯ̂ɯ ʔa-ray クン チューレン チュー アライ
ニックネームは何ですか?
⑤ chɯ̂ɯ-lên chɯ̂ɯ bua チューレン チュー ブア
ニックネームはブア(蓮)です。
最初は難しいかもしれません。何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えましょう。
この連載は今回が最後です。もっと学んでみたい方は、ぜひ『キクタンタイ語会話【入門編】』を読んでください。
(この記事は『キクタンタイ語会話【入門編】』(アルク、2024年11月刊)の内容をもとに作成しました)
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