
観光や出張でタイに行ったときに使える、便利なタイ語の表現を紹介する連載第2回。今回は、「フォーマルなあいさつ表現」を取り上げます。
Vol.2 初対面の相手へのフォーマルなあいさつ
今回は初対面の人に使うといいフォーマルなあいさつを紹介します。すぐに言えるように、何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えましょう。
(この記事では、タイ語を初めて学ぶ方、学習を始めたばかりの方を想定して、タイ語は、タイ文字はではなく、国際音声記号で記しました〔一部にはカタカナを付記〕。音声も用意していますので、ぜひセットで確認してください。音声は、音楽と組み合わせた「チャンツ」形式です。各表現は「タイ語 → 日本語 → タイ語」の順に収録してあります)
基本表現
仕事関係などの公式な場面で「はじめまして。よろしくお願いします」という感じで使います。言うタイミングは、会話の始めでも終わりでもOKです。
丁寧で少しかしこまった表現のため、カジュアルな場面や親しい人同士の会話ではあまり使われません。カジュアルな場面では、軽い挨拶や自己紹介から始まり、お互いのことを知るためのフレンドリーな質問が自然と交わされることが多いです。
前回のVol.1で紹介しましたが、文末に、男性はkhráp、女性は khâʔを付けると丁寧な言い方になります。表現①、表現②は対話になっていて、今回も①の話者は男性、②の話者は女性です。
① yin-dii thîi dây rúu-càk khráp インディー ティー ダィ ルーヂャッ(ク) クラッ(プ)
はじめまして(知り合えてうれしいです)。② chên-kan khâʔ チェンガン カ
こちらこそ。
応用表現
③、④のchên-kan「こちらこそ」は、相手と同じ気持ちであることを表します。khɔ̀ɔp-khun「ありがとう」の応答にも使えます。
③ yin-dii thîi dây rúu-càk chên-kan インディー ティー ダィ ルーヂャッ(ク) チェンガン
こちらこそ知り合えてうれしいです。
④ yin-dii chên-kan インディー チェンガン
こちらこそうれしいです。
dii-cay thîi dây cəə ディーヂャィ ティー ダィ ヂュー
お会いできてうれしいです。
Vol.1より長い表現もあり、難しいかもしれません。何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えましょう。
次回は「名前を尋ねる表現」(8月7日公開予定)を紹介します。ぜひ読んでくださいね。
(この記事は『キクタンタイ語会話【入門編】』(アルク、2024年11月刊)の内容をもとに作成しました)
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