
海外旅行先として根強い人気を誇り、近年はエンタメ分野も大きな支持を集める国、タイ。観光や出張でタイを訪れたときに役立つ、タイ語の表現を紹介します!まずは、会話の基礎となるあいさつの表現を見ていきましょう。
Vol.1 タイ語のあいさつの言葉
第1回で取り上げるのは、あいさつに使える表現です。すぐに言えるように、何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えましょう。
(この記事では、タイ語を初めて学ぶ方、学習を始めたばかりの方を想定して、タイ語は、タイ文字はではなく、国際音声記号で記しました(一部にはカタカナを付記)。音声も用意していますので、ぜひセットで確認してください。音声は、音楽と組み合わせた「チャンツ」形式です。各表現は「タイ語 → 日本語 → タイ語」の順に収録してあります)
基本表現
会ったとき、別れるときに使うあいさつの定番の表現です。この1語で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さよなら」のどれにも使えます。
文末に、男性は khráp 、女性は khâʔ を付けると丁寧な言い方になります。目上や初対面の相手に対しては、khráp 、khâʔを付けた以下の形を使うのがいいでしょう。表現①、表現②は対話になっていて、①の話者は男性、②の話者は女性です。
① sa-wàt-dii khráp サワッ(ト) ディー クラッ(プ)
こんにちは。② sa-wàt-dii khâʔ サワッ(ト)ディー カ
こんにちは。
応用表現
その他の応用表現も見ていきましょう。
③ wàt-dii ワッ(ト)ディー
(こんに)ちわ!
④ ʔa-run-sa-wàt アルンサワッ(ト)
おはようございます。
⑤ raa-trii-sa-wàt ラートリーサワッ(ト)
おやすみなさい。
③は①、②よりもカジュアルな表現です。
昔、タイでは「おはよう」「こんばんは」「おやすみなさい」など、時間帯ごとに使い分けるあいさつの言葉はありませんでしたが、諸外国と対応させるために後から④、⑤の表現が生まれました。
最近では親しい間柄で、英語から入った báay baay(bye-bye)や kúut náy(good night)が使われることもあります。
最初は難しいかもしれません。何度も音声を聞いて、まねて発音して、覚えてください。
次回は「初対面の相手へのフォーマルなあいさつ」(7月24日公開予定)です。次回もぜひ読んでくださいね。
(この記事は『キクタンタイ語会話【入門編】』(アルク、2024年11月刊)の内容をもとに作成しました)
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