英会話で「自分のリアクションって合ってるのかな?」と不安になったことはありませんか?そこで、英会話コーチで大人気podcastのパーソナリティーでもある「英語のそーた」さんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーします!ご本人による「解説付きオリジナル音声」もお楽しみください。
目次
日本語と同じリアクションはNG!?
皆さん、こんにちは。英会話スクール「オンライン英会話OneWay」のコーチで、podcast番組「台本なし英会話レッスン」パーソナリティーの「英語のそーた」と申します。
「会話が弾む!リアクション英語」では、全6回の記事を通して皆さんのリアクションへの意識が大きく変わる情報をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、さっそく本題に入りましょう。
「えぇ、えぇ」「うん、うん」「はい、はい」
日本人同士の会話でよく耳にするこのようなリアクション。英語で会話をする際にも、相手が話している最中に言葉をかぶせる形でこのような音を発してしまっていませんか?
実は英会話シーンではこういったリアクションはNGです。
では、どのようなリアクションをどういったタイミングで打つのが理想なのでしょうか?第1回では、以下の3つのポイントについてお話ししましょう。
① リアクションのベストタイミング
② リアクションはここから始めてみよう
③ リアクションが上手になる秘策
リアクションのベストタイミング
まず、英会話におけるリアクションのタイミングは「 相手が無言になった隙間 」、あるいは「 相手が話し終わった後 」がベストだと思ってください。つまり、相手が話していない瞬間にリアクションを入れるということですね。
僕も仕事柄、日常的にネイティブと会話をする機会があるのですが、彼らは僕の会話が止まるまで耳を傾け続けてくれます。
僕たち日本人がしてしまいがちな、「え!そうなんだ!」「うんうん」「へー!」といった、相手が話している最中のかぶせ気味なリアクションは、 ネイティブにとっては「早く話せ!」と急かされている気持ちになる と聞いたことがあります。
なので、リアクションは相手が無言になった隙間を見て入れてあげるのがベストなのです。
リアクションはここから始めてみよう
会話の隙間に入れるリアクション
では、どのようなリアクションがいいのでしょう?また、どのように練習を始めればいいのでしょうか?
まずは、 相手が言葉に詰まったり、会話中に隙間ができたりした瞬間に入れるリアクション練習 から始めてみましょう。
おすすめリアクションが3つあります。それは「①Uh-huh.(アーハン)」「②Um-hum.(ンーフン) 」「③Yeah.(ヤー)」です。ネイティブが非常によく使う言葉ですね。
まずは声に出して発音してみましょう。
① Uh-huh. アーハン
② Um- hum. ンーフン
③ Yeah. ヤー
あまりたくさんのリアクションをいっぺんに使おうとすると頭が混乱してしまうので、まずは この3つのリアクションを①~③の順で入れていくことをおすすめします 。
相手の話に隙間ができたら「①Uh-huh.(アーハン)」、そしてまた話を聞き続けて、隙間ができたら「②Um- hum.(ンーフン)」、「③Yeah.(ヤー)」、① ② ③・・・といった要領です(ちなみに僕は②と③をよく使います)。
繰り返しになりますが、「アーハン、アーハン、ンーフン、ンーフン」と相手が話している最中に連呼してしまわないようにだけは注意してください。相手が言葉に詰まったり、隙間ができたりした瞬間に1つ入れてあげるだけで十分ですからね。
▼上記で紹介した3つのリアクションの解説付き音声はこちら!
相手が話し終えたときに入れるリアクション
次は 相手が話し終えたときに入れるリアクション です。
種類はたくさんありますが、まずは鉄板リアクションを3つご紹介しておきます。それは「①I see.(なるほどね!)」「②That's great!(いいね!)」「③I think so, too.(私もそう思う!)」です。
また声に出して発音してみましょう。
① I see. なるほどね!
② That's great! いいね!
③ I think so, too. 私もそう思う!
この3つを押さえておけばたいていの会話終わりのリアクションは乗り切れます。
特にI see.は万能リアクションです。日本語でも「なるほどね!」という言葉はどんな会話終わりにも当てはめられるリアクションですよね。リアクションに困ったときはI see. を頭に思い浮かべて使ってみてください。
ですが、もちろん上の3つのリアクションがどうしても当てはまらない場合もありますし、もっと気の利いた言葉をリアクションとして入れたいと思われる方も多いと思います。
そんなバリエーション豊富なリアクションは次回以降の記事でご紹介していきますね。
▼上記で紹介した3つのリアクションの解説付き音声はこちら!
リアクションが上手になる秘策
最後に、リアクションが上手に打てるようになる秘策をお伝えしておきますので、次回の記事までに練習をしてみてください。
誰しも、ぎこちない間を持たせずスムーズな流れでリアクションしたいものですよね。そこでおすすめしたい秘策が「 5秒前行動 」です。
「5秒前行動」とは、相手の会話が終わりそうな5秒前には「 なんのリアクションをしようかな? 」と考え始めるという意識のルールです。
僕は英会話コーチングの経験の中で、英語学習者の方をたくさん見てきましたが、リアクションを入れるタイミングが遅いせいで、結局なんのリアクションも入れられず会話が次に進んでしまう・・・というシーンをしばしば目にしました。
会話は待ってくれないので、「この人の話、そろそろ終わりそうだな?」と思う5秒前には、何のリアクションをしようか考え始めてみてください。そうすればベストタイミングでリアクションを入れられるようになってくるはずです。
会話が楽しいものになるかならないかは、あなたのリアクションの仕方にかかっていると言っても過言ではないでしょう 。それほどリアクションは会話において大切なので、タイミングを見失わないよう、ぜひ今日から「5秒前行動ルール」を意識しながら今回出たフレーズを使ってみてくださいね。
では最後に音声でメッセージをお送りしますのでお聞きください。
また次回の記事でお会いしましょう!
本連載のEJ新書(電子書籍)はコチラ!
本連載「会話が弾む!リアクション英語」がEJ新書(電子新書)に!英会話のリアクションに自信がない方も、この1冊あればOK。英語のそーたさんが、実践的なフレーズから英会話に必須の心構えまで、熱く解説しています。EJ新書だけで読める書き下ろし原稿も!
- 作成:2020年9月10日、更新:2024年11月29日
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。