大人気の英会話コーチ「英語のそーた」さんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーする連載第2回。ご本人による「解説付きオリジナル音声」付きです!今回は、鉄板リアクションフレーズをシーン別に紹介します。
目次
リアクションの幅を広げよう
「この人と話していて話しやすいなぁ」「もっとお話ししていたいなぁ」とあなたが思う人はどのような人物でしょうか?「聞き上手」な印象を相手に与えるために、いろいろな要素があるかとは思いますが、リアクションを上手に入れることも大切なことの一つでしょう。
前回の「 英語の相づちはどのタイミングで打つのがベスト?目指せ、聞き上手! 」では、相づちを入れるタイミング、おすすめ相づちフレーズ、5秒前行動ルールについてお話ししました。今回はもう少しバリエーション豊富な場面を想定して、リアクションの幅を広げる練習を一緒にしてみましょう。
大きく分けて以下の5つの場面で使える鉄板フレーズをご紹介します。
僕、英語のそーたの普段の日常会話を振り返った時、リアクションを打っている場面は大まかに以下の5場面に分けられます。もちろんこれら以外の場面に直面することもあるとは思いますが、まずはこの5場面のフレーズがリアクションの鉄板フレーズです。
① 驚いた時
② うれしかった時
③ 悲しかった時
④ 共感した時
⑤ 共感できなかった時
覚え過ぎ注意!自分の胸がときめくものを一つ選ぼう
では、「① 驚いた時」のフレーズからご紹介しま・・・
と言いたいところですが、英会話フレーズを覚える時のコツ&注意点として先にお伝えしたいことがあります。英会話フレーズを覚える時は1場面につき1個、多くても2個のみのフレーズを覚えるようにしましょう。
一般的に、「○○の場面で使えるフレーズ」と紹介されている時、その場面につき複数のフレーズが紹介されているはずです。その複数のフレーズを すべて覚えようとしていませんか? もちろんすべて使いこなしていただけるのであれば問題はありません。
ですが、いざ実際の会話で「あれ、覚えたフレーズなんだっけ?」となってしまう方はフレーズを覚え過ぎている可能性もあります。1場面につき複数のフレーズをインプットしてしまうと、実際にアウトプットする場面で頭が困惑してしまい、結局どれも口から出ないという結果に終わってしまうこともしばしば。
そこで、1場面につき1個、多くても2個のみのフレーズを覚えるようにして、実践の会話でスムーズに使いこなせるように頭にセッティングしてあげることをおすすめします。
今回の記事でも①~⑤のそれぞれの場面につき複数のフレーズを紹介はしますが、自分はこの表現が好きだな、使いやすそうだなと思う 「自分の胸がときめくフレーズを一つ(多くても2つまで)」を各場面から選ぶようにしてみてくださいね。
① 驚いた時
では本題に入りましょう。まずは「驚いた時」に使えるフレーズをご紹介します。会話の中で、「え!そうなんだ!」「知らなかった!」とリアクションすることは非常に多いです。
Oh.
え!
Wow!
わあ!
Really?
ほんとに?
Seriously?
マジで? ※少しくだけた言い方
No way!
嘘でしょ!?/やっば!
Is that true?
それほんとなの?
I didn’t know that.
知らなかった。
I can’t believe that.
信じられない。
これくらいにしておきましょうか。
個人的におすすめなのは最初の“Oh.”や“Wow!”を前にくっつけて、“Oh, really?”、“Oh, I didn’t know that.”、“Wow, seriously?”のように、自分の心がときめくフレーズとセットにして覚えることです。
ですが、先ほどお伝えしたようにこれらのフレーズをすべて覚えようとすると頭がパンクするので、“Oh, + 〇〇.”と“Wow,+ 〇〇.”の最大2個くらいまでをめどにインプットするようにしてみてくださいね。
▼上記で紹介した「驚いた時」のリアクションの解説付き音声はこちら!
② うれしかった時
次は自分がうれしかった時や、相手に関する何かいい知らせを聞いた時のフレーズです。僕も英語ネイティブスピーカーとの日常会話や、インスタグラムライブなどで視聴者さんからうれしいコメントをいただいた時にとてもよく使います。
That’s amazing!
すごい!
※amazingの部分は nice/great/awesome/cool などにも変更可
Good for you!
すごいじゃん!/よかったね!
※youの部分はher/himなどにも変更可。
Good job!
よくやったね!
※少し上から目線に聞こえてしまう場合もあるので言う相手に注意。
I’m happy to hear that.
そう言ってもらえてうれしい。
I’m flattered.
お世辞でもうれしいよ。
Thank you for saying that.
そんなこと言ってくれてありがとう。
▼上記で紹介した「うれしかった時」のリアクションの解説付き音声はこちら!
③ 悲しかった時
続いて、悲しいを受け取った時に使えるフレーズです。相手が自分に伝えてくれる内容の全てがいいお話だとは限りません。身内の不幸、テストの不合格といった悲しいお知らせにもリアクションできるように備えておきましょう。
That’s too bad.
それは最悪だったね。
I’m so hear that.
本当にお気の毒ですね/ご愁傷様です。
I know what you’re going through.
今、いろいろと大変なんだろうね。
It must be tough.
今、絶対つらいだろうね。
I know how you feel.
気持ちわかるよ。
I don’t know what to say.
なんと言ったらいいのか・・・。
Let me know if you need anything.
何かできることがあったら言ってね。
いちばん上の“That’s too bad.”は日常会話のあらゆる悪い知らせに使うことができるのでおすすめです。それ以降のフレーズは、相手が落ち込んでいたり、非常に悲しい知らせを聞かされたりした時に使えます。
▼上記で紹介した「悲しかった時」のリアクションの解説付き音声はこちら!
④ 共感した時
次は相手の話に共感した時のフレーズです。友人同士の会話や仕事のミーティングなど、相手に同意しながら話を聞きたい場面もありますよね。そんな時に使える鉄板フレーズです。
Yeah! I think so, too.
うん!私もそう思う。
That’s true.
ほんとそれ。
※That’sを省略してTrue.だけでも可。
Same here.
私もです。
You’re right.
その通りだと思う。
I agree with you.
同感。
I totally agree with you.
ほんと同感。
I couldn’t agree more.
ホンッッット同感。
※「これ以上は同感できないくらい同感」と賛同の意を表します。
▼上記で紹介した「共感した時」のリアクションの解説付き音声はこちら!
⑤ 共感できなかった時
最後に、相手の言う内容に共感できなかった時のフレーズもご紹介しましょう。特に欧米の人との会話では 「自分の意見をはっきり言う」ことはとても大切 です。
日本だと相手の意見と反対の意見を言うことに抵抗を感じる方も多いかと思います。ですが、欧米人はどんな意見もまずは出してみるbrainstorming(意見を自由に出し合う話し合い)を好むため、僕も仕事の場面では自分が納得できなかったことははっきり伝えることを心掛けています。
欧米人は反対意見を言うことにも耐性が整っているので、基本的にどんな意見もまずは聞き入れる努力をしてくれますよ。そんな意見を伝える場面で、言わばクッション言葉として使えるフレーズです。
I don’t really think so.
うーん、私はあんまりそうは思わないかな。
※I don’t think so.はストレートな表現。
I understand what you’re trying to say, but …
言いたいことはわかるんだけど、でもね・・・
I see your point, but …
気持ちはわかるんだけど、でもね・・・
Thank you for telling me that, but …
伝えてくれてありがとう、でもね・・・
Thank you for your opinion, but …
貴重な意見をありがとう、でもね・・・
▼上記で紹介した「共感できなかった時」のリアクションの解説付き音声はこちら!
いかがでしたでしょうか?僕も日々の会話の中でとてもよく使うものばかりを並べてみました。
今回ご紹介した5場面の鉄板フレーズを覚えるだけでも、リアクション場面はかなり乗り切れるはずなので、ぜひ口から出して使いこなせるようにしてみてくださいね。
皆さんのリアクション変化に貢献できるよう、引き続き頑張りますので、また次回の記事でお会いできることを楽しみにしています。
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- 作成:2020年10月8日、更新:2024年12月11日
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