英語を話すための英文法を、大西泰斗先生の解説と「音読トレーニング」を通して身につけるシリーズ『話すための基礎が身につく 音読×英文法』。既刊『基本文型編』に続く第2弾、『時表現・助動詞編』が登場しました!使い分けがややこしくて難しい時表現や助動詞をマスターして、「英語で話せる自分」を目指しましょう。
実はみんなよく分かっていない「助動詞」と「時表現」
皆さん、ごきげんよう!「助動詞ぶっちゃけよく分かランド」の島民、「時表現モワカンネーゼ」と申します。(寸劇をご容赦ください。すぐ終わります)
must、may、will、can、should――ええ、助動詞、確かに教わりましたわ。島の西部(滋賀県の田舎町。冬はすごく寒い)にある私の故郷の学び舎(市立中学。家から徒歩8分)で、師範(英語の米田先生)から。「~しなければならない(義務)」「~に違いない(確信)」ですとか、推量とか許可とかアレとかソレとか・・・。また、過去形や進行形、現在完了形といった時表現もございましたね。
も~~~ややこしいんよ。全部。使い分けが。(寸劇終わり)
例えば助動詞の「must」1つをとっても、今書いたように文脈によって意味は異なります。「~しなければならない」「(must notの形で)~してはいけない」「~に違いない」「~しなくちゃ、ぜひ~しなさい」などなど。mayやwillなど他の助動詞も同じく複数の意味があります。
だから英語を書いたり話したりするとき、「この使い方で大丈夫だろうか」といつも不安なのですが、この不安、解消できそうな気がしてきました。なぜって?フッフッフ。
文法の学び直し×音読で英語力を鍛える
大西泰斗先生×ポール・マクベイ先生による『話すための基礎が身につく 音読×英文法』シリーズ第2弾、『時表現・助動詞編』が登場したからです。
第1弾『基本文型編』についてはコチラ。
今回の『話すための基礎が身につく 音読×英文法 時表現・助動詞編』では、書籍タイトルの通り、「時表現」と「助動詞」について学ぶことができます。
学習の進め方は『基本文型編』と同じです。左ページの「Key Sentence」と右ページ「文法を理解しよう」を読んで、会話に必要な文法を確認・理解しましょう。その次に、ページの下半分にある音読トレーニングに移ります。
音読トレーニングは次の手順で行うのがポイントです。
- 日本語訳を見て、その内容を自分で考えて英語で言ってみる。
- 英語の例文を確認して、音声を聞く。
- 音声のまねをするようにして繰り返し音読する。
短くてシンプルな例文で続けやすい
今回も、例文にはシンプルで分かりやすい英文がそろっています。いくつかご紹介すると・・・
君をガッカリさせたりはしませんよ。
I won’t let you down.
言うじゃねえか・・・。
あなたの夢がすべてかないますように。
May all your dreams come true.
えっ、あ、ありがとう(照)。いい人ね、あなたって。
私はミーティングの間、ずっとうとうとしていた。
I was nodding off throughout the meeting.
正直でよろしい。ちなみに私もだ。13時開始とか絶対無理。
彼女は、来月までには僕のことをすべて忘れてしまうでしょう。
She will have forgotten all about me by next month.
そんなことないよ!ジェシーも絶対あなたのこと気になってるよ!
・・・というように、思わず会話してみたくなるものばかりです。(ジェシーは今思い付いた名前です。本書には全く関係ありません)
1つのレッスンにつき英文は5つ。この量であれば、「解説を読んで理解する+音読トレーニング」のセットにかかる時間もおよそ1日10分ほどで、無理なく取り組むことができると思います。
大西先生の解説やアドバイスが学習をサポート
特に注目したい例文には欄外でポイントが解説されています。こちらもいくつかご紹介します。
【You mustn‘t talk loudly on the train.(電車で大きな声で話をしてはいけません)】
mustn’t ~はDon’t ~と同程度の強い禁止を表します。「~しないことがmust(しなければならない)」なのです。mustn’tの真ん中のtは読みません。「マスントゥ」と発音します。
【Maria is always complaining about her husband.(マリアはいつも夫の不満ばかり言っています)】
進行形はconstantly(絶えず・いつも)、always(いつも)と一緒に使われると「不愉快な習慣」を表すことができます。「~してばかりいる」と日本語でも同種の表現がありますね。
このように、意味をより具体的につかめる解説や、表現の幅が広がる解説がいくつもちりばめられています。
ちなみに、第1弾に続き、「その調子でガンバロウ(^ ^)/」や「最後まで一緒に頑張りましょう☆」といった、大西先生のほっこり応援メッセージも健在です。かわいい。嬉しい。
「よく分からない」を解消して「話せる人」になろう
本書は、全部で3つの章から構成されています。
Chapter 1 イメージで意味を使い分ける 助動詞
Lesson 1 助動詞は指定ルールに従う
Lesson 2 mustの義務・強い確信(~しなければならない・~にちがいない)
Lesson 3 mayの推量(~かもしれない)
――など16レッスンChapter 2 「指定ルール」で位置が決まる 形容詞・副詞・否定表現
Lesson 17 形容詞語順:基礎
Lesson 18 形容詞フレーズによる就職
Lesson 19 動詞-ing形・過去分詞による修飾
――など15レッスンChapter 3 イメージがわかればマスターできる! 時表現
Lesson 32 [現在形①]広く一般的な内容
Lesson 33 [現在形②]現在の思考・感情・知識
Lesson 34 [現在形③]宣言・実演
――など16レッスン
ご覧の通り、Chapter 2では形容詞・副詞・否定表現についても学ぶことができます。厳選されたレッスンの数は合計47個。
これまで「よく分からない」「なんとなく使っている」ままにしていた「助動詞」「形容詞・副詞・否定表現」「時表現」の文法を学び直し、話すための土台を身につけてみませんか?
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