すっかり懲りてしまい、もう二度とあのような目には合いたくないと思う気持ちを表す「こりごり」。さて、この「こりごり」は英語でどのように表現するのでしょうか?
目次
「こりごり」は英語で?
「こりごり(する)」は、何かが非常に嫌でたまらない、もう絶対にやりたくないという強い気持ちを表す表現です。これは、何かを繰り返し経験した結果、それに強い嫌悪感を持つようになったときに使われます。似たような意味の日本語には「うんざりする」「嫌気がさす」などがあります。このニュアンスを英語で表すには、 I’m sick of ~をはじめ、いくつかの言葉が使われます。
I’m sick of ~
I’m sick of ~は「本当に嫌だ」「もう我慢できない」という意味で、日本語の「こりごり」を表すにはぴったりの表現です。
I’m sick of your constant excuses for being late.
あなたのいつもの遅刻の言い訳にはこりごりしている。
I’m fed up with ~
I’m fed up with ~は「~にうんざりしている」という感情を表現します。
I’m fed up with all the traffic jams in this city.
この街の交通渋滞にはこりごりだ。
I’ve had enough of ~
I’ve had enough of ~は「~はこれ以上いらない」という意味です。
I’ve had enough of his endless bragging about how great he is.
彼の果てしない自慢話はもうこりごりだ。
「こりごり」と同じ意味を伝えるその他のフレーズ
「こりごり」と同様のニュアンスを伝える英語は他にもあります。
once was enough
once was enoughは、「一度で十分だった」という意味です。
Once was enough; I’ll never go bungee jumping again.
一度で十分だよ。二度とバンジージャンプはしない。
I never want to ~ again.
I never want to ~ again.は「もう二度とそれを経験したくない」という意味で、具体的な行動について「こりごりだ」というときに使われます。
I never want to go through that kind of embarrassment again.
あんな恥ずかしい思いは、もう二度としたくない。
何か嫌なことに「二度と起こってほしくない」と言うときは、want+目的語+to doの形を使って次のようにも言えます。
I don’t want anything like this to happen again. It was a disaster.
このようなことは二度と起こってほしくない。大失敗だった。
まとめ
この記事では、「こりごり」という気持ちを英語でどう表現するかについて、いくつかのフレーズを紹介しました。不快な状況や経験に遭遇した際に、二度とそのようなことを経験したくないという強い気持ちを英語で伝えたいときには、I’m sick of ~やI’m fed up with ~、I’ve had enough of ~といったフレーズを使って、ぜひ英語で自分の感情を表してみてください。それによって気持ちが少し軽くなるかもしれません。
トップ写真:engin akyurt from Unsplash
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!