アルクが提供する英語学習アプリ「booco」に搭載されているシャドーイング機能を使った学習法を紹介します。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、聞こえた英文を影のように後から声に出してついていく英語のトレーニング方法です。シャドーイングを行うことで、音のつながりやリズムなど、細部までしっかり聞き取れているか確認できるため、「リスニング力」の向上に効果的です。
また、お手本の音声と同じスピードで発話することを目指すので、英語の音を口に慣らすことができ、「スピーキング力」の向上にもつながります。ほかにも、語彙力の定着や英文法の習得など、幅広い学習効果をもたらします。
日常的にシャドーイングするにはスマホアプリが最適
英語学習で大切なことは「継続」です。シャドーイングも同じで、いきなり長時間のトレーニングを課すのではなく、まずは毎日15〜30分程度を目安に長期的に継続することをおすすめします。
しかし短い時間であっても、以下の理由などから日々の英語学習にシャドーイングを取り入れるのは、なかなかハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
- 仕事や学校でまとまった学習時間を確保できない
- テキストや音声素材を準備する手間がかかる
- 正しく発音できているのかわからない
アルクが提供する英語学習アプリ「booco」なら、それらの悩みを解消し、効率的にシャドーイングを行うことが可能です。
▼ダウンロード(無料)はこちらから
boocoには、600タイトル以上の音声教材が搭載されており、移動時間などのスキマ時間でリスニング学習ができます。また、シャドーイング機能(※1)も搭載しており、アプリ上で音声再生からスクリプトの確認、録音、発音評価までが可能。スマホ1つあれば誰でも簡単かつ日常的にシャドーイングを始めることができます。
boocoについての詳しい内容はこちらの記事でも紹介しています。
boocoを使った効果的なシャドーイングのやり方とは?
では、実際にboocoの「シャドーイングクイズ」を使って、どのように学習するか説明していきます。
1. 学習書籍・クイズを選択
シャドーイング対応書籍はboocoの「さがす」画面内にある【「シャドーイング」クイズ対応 一覧】から確認することができます。お好きな書籍を選んだら、書籍画面内にある「クイズ」タブをタップ。クイズ一覧が表示されますので、学習したいクイズを選んでスタート。クイズタイトルの上に「シャドーイング」と小さく表示されているのが「シャドーイングクイズ」です。
なお、自身のレベルからかけ離れすぎた教材では、あまり良い学習効果を得られませんので、一読したときにスクリプトの7〜8割程度が理解できるクイズが最適です。
2. リスニング
クイズを開始したら、まずは英文を見ずに音声を5回程度聞きます。
3. 英文を見ながらリスニング
次に英文を見ながら音声を聞きます。右下の「OFF」ボタンをタップすると英文と日本語訳を切り替えて表示することができます。
4. 内容理解
英文を見てもわからない場合は日本語訳を確認しながら、しっかり内容理解を行いましょう。英文だけでは、内容がしっかり把握できないということは、語彙力や文法力が足りていない証拠となります。
5. 音読
次に、自分のペースで英文を音読します。文章の意味を理解しながら読むことを意識しましょう。
6. オーバーラッピング
音読で英文が口になじんできたら、次は英文を見ながら、音声にぴったり被せて発話します。これはオーバーラッピングという学習法で、自身の弱点や苦手な発音に気付くことができます。
お手本の音声と発話がずれてしまう箇所は、音の消失やリエゾン等の音法(音声変化)に注意して集中的に練習しましょう。boocoでは、音声の再生速度を1倍または0.75倍の2段階で変更することができるので、うまくついていけない場合は再生速度を0.75倍速に落として練習することをおすすめします。
7. シャドーイング
だんだんとお手本の音声についていくことができるようになったら、いよいよシャドーイングです。画面下部の録音ボタンをタップするとお手本の音声が再生されるので、後を追いかけるようにして聞こえた音声を発話しましょう。
発話した音声は同時に録音されるので、別途録音アプリを用意する必要はありません。後から自身のシャドーイング音声を聞いて、発音できていないところや、ついていけなかった部分などを客観的に確認しましょう。
ポイントは、オーバーラッピング同様、英文の意味を理解しながらシャドーイングを行うことです。また、プロソディ(リズム、アクセント、抑揚)を意識しながら、そっくり真似ることができるくらい、何度も何度も練習を繰り返しましょう。
boocoなら、事前にお手本の音声を聞きながら練習したり、英語のスクリプトや日本語訳を確認できるので、難しいと感じる場合でも、安心して学習に取り組めると思います。
また、スマホ一つで場所を選ばずいつでも学習ができるのも魅力の一つです。例えば、通勤中などの移動時間を活用して、ステップ1〜4のリスニングや内容理解を行い、自宅で5〜7の発話が必要な学習を行えば、スキマ時間を十分に活用しながらシャドーイングができますね。
boocoのシャドーイングの仕方は動画でも詳しく説明しています。
【booco】シャドーイングの仕方
AIによるスピーキング評価機能で弱点がわかる
boocoのシャドーイングでは、録音後にアプリ上ですぐに学習のフィードバックを確認できます。「発音」「流暢さ」の観点で自身のスピーキングを評価(※2)してくれるだけでなく、AIの判定により正確に発話できなかった単語を、英語のスクリプト上に赤色で表示してくれます。うまく聞き取れなかった箇所や発音の弱点が一目でわかるので、学習に役立ちます。
シャドーイング対応書籍
シャドーイングに対応した書籍(※3)の一部を紹介します。
・TOEIC(R) L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1
0.7倍、等倍、1.5倍、2倍、2.5倍の5段階に変速させたTOEIC Part 3&4音声を使ってリスニング/音読トレーニングを行う「鬼の変速(鬼ヘン)メソッド」。1日約20分、4週間で英語の耳へのチューンナップが完成します。
対象レベル:初級~上級
・VOAニュースフラッシュ 2020年度版
米国の国営放送 VOA(Voice of America)発信ニュースで2019年の出来事を振り返り、リスニング力を強化できる一冊です。多彩な2019年の注目ニュースを繰り返し聞き、話題になった語彙を自然に覚えることができます。
対象レベル:中~上級
・ビジネス英語★奇跡のトレーニング
英語コミュニケ―ション力向上を目指す企業向けに、アルクが開発したR&Bメソッドを、独学用に再構成した書籍です。「会社紹介」「自己紹介」などから、「プレゼン」「質疑応答」「実績報告」まで、社内外で確実に必要となる英語表現を厳選しています。
対象レベル:初級~上級
紹介した書籍は、シャドーイングだけでなくTOEIC問題や音読など書籍の内容に合わせたクイズも搭載していますので、自身のレベルや目的に合った教材を選定することをおすすめします。
100冊以上の教材が学び放題のプランもあり!
boocoをもっと活用して学習したい方におすすめなのが、booco Plusプランです。登録すると、100冊以上の学習教材が使い放題になるだけでなく、TOEICや英単語を集中して学べるモードも利用できます。
英単語やTOEIC以外にも、リスニング、リーディングなど、英語4技能に対応した教材が幅広く搭載されているので、boocoを使って総合的な英語力アップを狙うことができますよ。
初回登録時のみ3日間無料で体験することもできるので、興味のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード(無料)はこちらから
※1 シャドーイング機能の利用には、別途アプリ内課金が必要です
※2 シャドーイングクイズ等での音声評価技術はアイード株式会社が提供しています
※3 2022年9月29日時点の情報です
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語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
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