暑い夏も落ち着き、風や日差しが少しずつ秋らしくなってきました。美味しいものがたくさんある秋は、「食欲の秋」と言われるように、日々の食事が楽しくなる季節でもあります。そんな時は、好きなものを好きなだけ食べても同じ価格の「バイキング」や「食べ放題」に行きたくなりますよね!今回は「食べ放題」と言いたい場合の英語を解説します。
「バイキング」は和製英語
今では多くの人にお馴染みとなった「バイキング」という食のスタイルですが、日本では帝国ホテルのレストランが発祥ということを知っていましたか?さかのぼること50年以上前の1958年に、帝国ホテルの「インペリアルバイキング」がオープンしたのがその歴史の始まりです。
ところで、「バイキング」という言葉は、帝国ホテルが命名して、日本中に広めた言葉であり、和製英語です。なので、「食べ放題」という意味で「バイキング」という言葉を外国人に使っても、通じないことがほとんどかと思います。それでは、英語では何ていうのでしょうか?
buffet style
〔レストランなどの〕ビュッフェ形式、バイキング方式
英語では、「バイキング方式」での提供スタイルのことを“buffet”と呼びますが、日本語でも「ビュッフェ」という呼び方があるので、こちらはおなじみですね。ただし、英語では「buffet=bʌ́fei」と発音するので、読み方が異なることに注意しましょう。カタカナで表現すると「バッフェ」に近い音になります。
とはいえ、英語の“buffet”はもともとフランス語由来の言葉なので、「ビュッフェ」という呼び方はどちらかというとフランス語の発音に近いと言えるのかもしれませんね。
「食べ放題」は英語でなんて言う?
また、ホテルのレストランなどで複数メニューを提供する「ビュッフェ」形式ではなく、「一品食べ放題」の場合は、どう表現すればよいのでしょうか?次の英文を見てみましょう。
If you think you have a huge, bottomless stomach, here’s a piece of good news for you. Yakiniku Like is now offering a seven-hour all-you-can-eat deal at selected locations nationwide, including six in Tokyo. Yes, you read that right: seven hours of unlimited grilled meat including beef and pork.(*1)
「底なしの大食漢を自負している人に朗報です。焼肉ライクでは、東京の6店舗を含む全国の一部店舗で、7時間食べ放題を実施中です。そう、牛肉や豚肉を含む焼肉が7時間食べ放題なのです。」
元の記事はこちら:Yakiniku Like is offering a seven-hour all-you-can-eat barbecue for ¥1,980(*1)
英語では、「食べ放題」のことを“all-you-can-eat”と呼びます。こちらのニュースのように、「焼肉食べ放題」と言いたい場合は、“all-you-can-eat yakiniku”となり、「ピザ食べ放題」と言いたい場合は“all-you-can-eat pizzas”となります。また、時間制限を言いたい場合は“90-minute all-you-can-eat”のように、頭に時間を付ければOKです。
一般的に食べ放題といったら、大体2時間くらいが相場かと思いますが、一人焼肉で有名な「焼肉ライク」では、なんと最大7時間の食べ放題コースが実施中です。大食いに自信がある人は、ぜひ焼肉7時間食べ放題に挑戦してみてください。
また次の動画では、ラスベガス大通りの中心に位置するシーザーズパレスというホテルの中の全米ナンバーワンの「Bacchanal Buffet」が紹介されています。500種類以上という圧倒的な品数を誇る料理、9つのキッチンステーションを有する巨大ビュッフェは、さすがアメリカといったスケールです。
肉、シーフード、イタリアン、フレンチ、和食、中華、スイーツなどなど、定番料理から見たことないような珍しい料理まで、世界中のすべての料理を一か所に集めたかのような豪華さですね。どんなに食いしん坊でもここにきて満足しないということはなさそうです。
「食べ放題」について書いていたら、おなかが減ってきました!皆さんも「食欲の秋」を存分に楽しんでくださいね!
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