13年ぶり受験のTOEICスコア判明!致命的な弱点とその克服法とは

上司の一言がきっかけで、十数年ぶりにTOEICを受験することになったアルク社員。900点超えを目指して取り組んだ結果やいかに・・・?

TOEICスコアを晒します

皆さん、こんにちは! アルクで書籍の編集をしているK川です。先月からスタートした、TOEIC900点超えを目指したこちらの受験記録

あわせてお読みいただけたら嬉しいです。これからも、アルクは学習者の皆さんに役立つ情報をお届けできるよう、邁進してまいります。ご愛読ありがとうございました。

・・・。

もうこれで良くな~~~~い?

取り乱してしまい申しありません。

去る某月某日午後、ついにTOEIC公開テストを受けてきました。そしてスコアシートも返ってきましたので、今回はまずそれを公開させていただきます。

810点だったよ!!!800点超えてめちゃくちゃホッとした!!!

TOEICは、このスコアシート到着より先に、マイページにログインして点数だけ知ることができますよね。そこで最初にスコアが判明した瞬間、口をついて出たのは「えっ」でした。想像していたよりもずっとずっと良い点数だったからです。

テスト終了直後の私がどうだったかというと、こう。

「終わった。終わったわ。これもはや落第だわ。リスニング1問も合ってないわ。リーディングもPart7とか20問塗り絵だったわ。K川、ここに散るだわ」と、もう完全な抜け殻。「撃沈」という言葉がピッタリの状態でした。

とにかく時間が足りない

13年ぶりにTOEICを受けての実感は、

  1. リスニング、音速か?
  2. 単語が果てしなくわからない
  3. part7はもはや宇宙

リスニングに関しては、もはや聞き取れたという記憶があるのは、どこかの「The woman」という言葉のみというレベル。1問目でつまずき焦ってしまうと、その後のリスニングは地獄です。切り替えるべきだとわかっていても、引きずる引きずる・・・(思い出して腹が痛くなる)。

心持ちとしてはPart1 から「茫然自失」でしたが、とにかく『TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術』(アルク)で学んだ解き方のコツを必死に思い出しながら、マークを塗りつぶしていきました。

「or って聞こえたから、たぶん Yes/No がある選択肢は違う」
「3人の会話だから、設問中の名前に注意して聞かないと」

本当にこれ、やっておいてよかった・・・!

続く後半のリーディングパートも、ずっと背中が凍るような感覚でした。

なぜなら、覚悟していたよりもはるかに知らない単語だらけで・・・。あまりにわからなすぎて、そして焦りすぎて、「私のテストだけハーバード大学の入試なのでは!?」と脳内でキレかけたほどです。(勉強不足をすぐ人のせいにする奴)

ただ、Part5と6については、『直前の技術』、そして『TOEIC(R) L&Rテスト 詳説英文法』(オープンゲート)での学習の効果を強く実感できました。

「選択肢に動詞の活用形が並んでいるから、たぶん時制についての問題。この as は接続詞で、最初の節の動詞が過去形だから空所に入るのも過去形だろう」

「選択肢に接続詞と前置詞が混在しているから、空所の後ろが節か名詞句か見極めれば絞れる」

こんな具合に時短で解けるように成長したので、それまでの「いったん問題文+選択肢を全読みした後、改めて最初から読み直してちょっとずつ考える」という、とんでもなく時間を消費する二度手間をしなくてもよくなっていたんです。

スコアシートの「ABILITIES MEASURED(アビリティーズ・メジャード)」を見ても、【語彙が理解できる】の正解率が95%、【文法が理解できる】が100%でしたので、効果があったと言えるのではないかと・・・。

その一方で、【文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる】、【ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる】を問う問題の正答率は特に低いので、Part7がボロボロだったことが丸わかりですね!ヤダ!チョー恥ずかしい!

突きつけられた「苦手」と、次に向けての対策

弱点、そして勉強不足だった点は明らかです。とにかく、模試を解きまくって復習しまくって、2時間で全問解き切れるようにならなくてはいけない・・・。

自宅で模試に取り組んでいたときも、毎回、最後の10問は時間が足りず、マークシートを急いで塗りつぶすばかりでした。本番のテストでは、10問どころかその倍の20問にほぼ手を付けられずじまい。4分の1の確率なので、最後の3分で全部Cを塗りつぶしただけです。そういうスピードだけは速い。

さらに白状すると、今「模試に取り組んでいた」と偉そうに書いたものの、解いて答え合わせをしてそれっきり。見直しも復習もほとんどせず、さらに模試を解いた回数も10回未満。いけない・・・次の公開テストまでに、「3回チャレンジ法」で解きまくらなければ。

「3回チャレンジ法」とは、ヒロ前田さんが発表した学習法です。同じ模試に違うアプローチで3度取り組むことで、自分の現在の実力を見極め、弱点を発見し、補強することができる、というもの。 こちらのページ や、ヒロ前田さんの ブログ記事 で具体的な進め方が紹介されています。

あと、ド派手に単語も対策しなきゃ・・・。英単語の意味がわからなくて手が止まってしまうの地味にダメージ大きい・・・。心を燃やせ、限界を超えろ、私は長女なのでできる・・・!(鬼滅の刃にハマりすぎて何でも結び付けたがるオタク)

実は、濱崎潤之輔さんによるTOEIC教材チャートのラインナップの中で、手を出しかけていた教材があります。

濱崎さん曰く、この『TOEIC(R) L&Rテスト やたらと出る英単語クイックマスター +』は、

・付属の音声を聞くだけでも勉強になる構成。
・もちろん本も使った方がより効果が出るが、スキマ時間に音だけでも聞いて学習を積み重ねていける。

数ページだけやりかけて止まったままなのを激しく後悔しています。聞くだけでも勉強になるとあのカリスマが言っているのに、何でやらんかったんや・・・何でや・・・。

ちなみにこの『クイックマスター +』は、例文・見出し語を英語と日本語で収録。また、各例文についての講義音声まであるんです。なるほど確かに聞くだけでもいい・・・。何でや、何でやらんかったんや・・・。

この教材でムキムキに鍛えて、次の公開テストまでに英単語柱になろうと思います。

900点を取るまで、「あつ森」とSwitchを誰かに封印してほしい。

次回は、心を入れ替え気合いも入れ直して勉強した成果を必ずお見せし・・・たいと思ってはいるのですが結果を予言することはできないのでとにかくやるべきことに全力で取り組んで後悔だけはしないように頑張ります!!(逃げ出したい気持ちをなんとかこらえて息継ぎせずに叫ぶ)

ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部
ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部

「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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