とにかくリアルを追求!3人のプロ講師が作った至高のTOEIC模試!【ブックレビュー】

とにかくリアルを追求!3人のプロ講師が作った至高のTOEIC模試!【ブックレビュー】

初心者から上級者まで、TOEICを受験する人なら誰もがお世話になるのが「模試」です。せっかく挑戦するなら、できるだけリアルで英語力アップに役立つ模試を使いたいもの。目標スコア突破に役立ち、英語力も磨ける模試本をご紹介します!

この模試本で次回こそ目標突破!

こんにちは!ライターの尾野です。

早いもので、いろいろあった2020年もあと3カ月。今年、TOEIC L&R テスト(以下TOEIC)を受験できた、その上目標スコアを突破できたという方は、かなり運がいい方かもしれませんね。私もそうですが、多くの方は受験すらできなかったのでは?

こればかりは悔やんでも仕方ありません。気を取り直して、次のテストこそ目標スコアを突破しましょう。それにはやはり、教材選びが大切です。

今回は、3人のプロ講師が作成した、とにかくリアルで英語力アップにも役立つ模試本『TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問』を紹介します!

3人のプロ講師が総力を結集

この本の著者は3人。いずれもTOEIC指導のプロフェッショナルです。

まずは、TOEIC受験界(あるのか?)の第一人者、ヒロ前田さん。

ご存じの通り、数々のTOEIC関連本を出版している方です。TOEIC講師として20年近い実績があり、受験回数は100回を突破。その上、47都道府県でTOEICを受験する「全国制覇」を成し遂げています。これを上回る人はそうそう出てこないでしょう。あとは海外で受験するしかないですからね。

2人目は、テッド寺倉さん。

ビジネス英語トレーナーとして、企業研修でTOEIC対策や異文化コミュニケーション、英文ライティングなどを指導しています。ご自身も、日系メーカーに勤務して海外営業を担当していた経験があるとか。ビジネス現場の英語に強そうで、これは心強いですね!

そして、3人目はロス・タロックさん。

オーストラリア出身で、日本の旅行会社でツアーコーディネーターとして6年間勤務。その後、TESOL*1という英語講師の資格を取得して、日本の中学や高校で英語を教えた経験があります。英語はもちろんのこと、日本人の弱点をよくわかってくれていそう。また、TOEIC模試本といっても英語を勉強する本ですから、ネイティブの方が関わっていると安心感があります。

そして、当たり前かもしれませんが、もちろん3人ともTOEICの満点である990点ホルダー。これは頼りになりそうです!

本番さながら!とにかくリアルな模試本

本番の冊子と同じサイズ

この本を手にした人は、その大きさに驚くかもしれません。これはTOEIC本試験の問題冊子と同じサイズ。正直言ってかさばりますが、テストはなんといっても「慣れ」が肝心。本番に近い形式で学習しておくに越したことはありません。

また、リーディングの場合は、文字の大きさや書体、レイアウトによっても読みやすさが変わりますよね。その点でも、本番そっくりのこの本で学習できれば安心です。

解答用紙もリアル

皆さんは模試本を解くとき、何に答えを書いていますか?

自分で用意したノートに解答する方も多いと思いますが、リアルを追求するなら、やはりマークシートを使いたいですよね。もちろん、本書は本番そっくりなマークシート付き。本誌にとじ込まれていますが、ミシン目が入っているので楽に切り離せます。

本番と違うのは、ヒロ前田さんの本ではおなじみの「勘ボックス」が付いているところ。勉強するとき「たぶんこれかな」と確信がないまま回答した問題は、このボックスにチェックを入れておくと復習するときに便利です。正解したとしてもそれはまぐれですから、しっかり解説を読んでおきましょう。

私の場合、半分くらいの勘ボックスにチェックが付いて悲しい気持ちになることもありますが、「ホントにPart 3が苦手なんだな」とか「Part 5は高得点だけどほぼ勘だな」とか、自覚するだけでも勉強に取り組む姿勢が変わってきます。何事も可視化するって大事ですね。

公式問題集越え?!詳しい解説

公式問題集と比較されることが多い本書ですが、解説の詳しさではこちらに軍配が上がるのでは?「なぜこれが正解か」だけでなく、「ほかの選択肢はなぜ間違いなのか」まで、一問一問丁寧に解説しているからです。

例えば、Part 3とPart 4の話し手の意図を問う問題の場合(本書では「意図問題」としています)、答えが紛らわしいと思ったことはありませんか?「Aが正解なのはわかるけど、Bも間違いとは言い切れない気がする」と感じることもありますよね。そんな場合も、本書の解説を読めばスッキリ。ちょっと悔しい気もしますが、納得がいきます。

また、正解以外の選択肢についても語注があるので、語彙力アップにも効果的。解答・解説は別冊となっているので、採点しやすいのもポイントです。

さらに「必勝Tips」と題したミニコラムも必読。各講師がそれぞれの得意分野で、得点アップのコツを教えてくれています。ミニコラムと言っても、模試1回につきおよそ20例も載っているので、目を通しておけば、本番中に心の中でガッツポーズを取れること間違いなし!

「3回チャレンジ法」で学習効果アップ

本書では、「模試の効果を最大限に得られる学習法」として「3回チャレンジ法」を紹介しています。

同じ模試に、違うアプローチで3度取り組むことで、自分の現在の実力を見極め、弱点を発見し、補強することができます。

なるほど~。ちょっと大変そうですが、模試を解いて採点するだけでは、試験に慣れることはできても英語力アップにはつながりません。せっかく時間を取って勉強するなら、英語力を磨いて、本番では最高スコアを出したいもの。それならぜひ取り組みたい学習法です。ざっくり説明するとこんな感じです。

■1回目

・2時間の制限時間を守って挑戦

・勘ボックスにチェックしておく

・解説を読まずに採点だけする

■2回目

・1回目の受験後、数日たってから実施する

・制限時間は気にせず、全問正解を目指す

・音声問題は何回でも聞き直してOK

・正解した問題も含め、すべての問題の解説を読んで復習する

・わからない語は辞書で調べたり、音読したりするのもおすすめ

■3回目

・2回目の受験後、数日たってから実施する

・2時間の制限時間を守って挑戦

・間違えた問題は再度じっくり復習する

ちょっと大変そうにも見えますが、土日だけ取り組むとしても、1カ月あれば十分実践できます。来年の受験を目指すなら、200問×2セットをこの方法で行い、最後の200問で力試しをしてもいいかもしれません。

スマホアプリでリスニング問題も楽々♪

本書には、リスニング問題の音声を収録したCD-ROMが付いています(CDプレーヤーではなくパソコンで再生するもの)。また、アルクのダウンロードセンターから音声ファイルを入手するという手もありますが、スマホで聞くなら、2020年4月にリリースされたboocoという英語学習アプリがおすすめ。

電子書籍リーダーと音声プレーヤーがひとつになったようなアプリで、これひとつで、丸っと本1冊分の学習ができます。電子書籍の部分は有料ですが(一部を無料で試し読み可能)、音声はまるごと1冊分が無料。つまり、本書のリスニング問題に挑戦するなら、課金の必要はありません。これはうれしい!

今のところはiOS版のみですが、Android版もいずれリリース予定とのこと。Androidユーザーはもうしばらくお待ちくださいね。

来年に向けて準備を始めよう!

新型コロナウイルスの影響は、残念ながらまだまだ続いています。国内はともかく、海外旅行はしばらく難しそう。海外出張は取りやめという方も多いことでしょう。

外出しにくい状態が続くなら、ここは気持ちを切り替えて、自宅でじっくり学習するというのも手です。

年内にTOEICを受験する方はもちろん、「来年こそは」という方も、本書で本格的な勉強を始めてみませんか?

アプリなら、今すぐ本も音声も♪さらにクイズで総復習!

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英語の参考書や問題集をアプリ内で購入し、楽しくかつ徹底的に勉強できる英語学習アプリです。本のまま「読む」モード、音だけ流す「聞く」モード、力試しや復習テストができる「クイズ」モードを搭載。「聞く」モードの音声コンテンツは基本的にすべて無料!「読む」や「クイズ」も一部無料で利用できます。まずは気軽に始めてみませんか?

※搭載モードは書籍により一部異なります

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*1:Teaching English to Speakers of Other Languagesの略語。

ENGLISH JOURNAL ONLINE 編集部

尾野七青子都内某所で働く初老のOL兼ライター。