近年は、日本にいても上司が外国人ということは珍しくなくなりました。海外の方と一緒に働く機会は、これからどんどん増えていきそうですね。今回は、主に上司とのやりとりで使いたい「丁寧な英語」についてお話します!
アメリカでの上司Bob
みなさんこんにちは、かおちんです。少しずつ海外旅行に行けそうな気配がする今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて今回は「丁寧な英語」連載2回目。私が海外でお仕事をしていた時の「丁寧な英語」についてお話していこうと思います。
昨今では、グローバルに展開する企業も増えてきたことで、日本にいても上司が外国人ということは珍しくなくなりました。海外の方と一緒に働く機会は、これからどんどん増えていきそうです。
ところで、みなさんは自分の上司のことをなんと呼んでいますか?「〇〇さん」「〇〇部長」「〇〇社長」など、「さん付け」または「役職を付けて」呼ばれている方が多いのではないでしょうか。
でも実は、海外では自分のボスに対して、このような呼び方をする方はあまり見られません。むしろ私は見たことがありません(笑)
私がアメリカの某所夢の国で働いていた時、アメリカ人のボスが何人かいました。その中でもトップに君臨していたのは、まるでケンタッキーのカーネルサンダースの風貌をしたBobでした。
ザ・アメリカ人という外見を持つBobとのやりとりは、もちろん英語で、呼び方はBobです。日本でのように、上司の名前に役職を付けて呼んだことは、一度もありませんでした。
「〇〇-san」で相手との距離を縮められる?!
渡米当初、私は「相手を呼び捨てにする」この習慣に全く慣れることができませんでした。もともとは日本企業で社会人生活を始めたので、先輩や目上の方には敬語が当たり前という世界で生きていました。なので最初の頃は「Bob-san」と呼んでいました。
日本文化に理解があり、日本が好きな方だとこの「〇〇-san」呼びは結構喜んでもらえる印象があります。なんでもない会話をしている時には、この「〇〇-san」はちょっと相手との距離を縮めてくれるニックネームのようなものになるかもしれません。
ただちょっと、込み入った話をするときには正直不向き。あくまでも「ニックネーム感」ということを大切にして使って見ましょう♪
自分の意見をいう時こそ「丁寧であれ」
大切な会議やちょっとしたミーティングなど、人と意見を交える機会がある時に気をつけたいことがあります。それは「発言するときこそ、丁寧であれ」ということです。
船員として船で働いていた時のこと、チーム全体でのミーティングがありました。出席したメンバーの出身国は韓国、日本、オーストラリア、フランス、イギリスという、今考えるととてもグローバルなミーティングでした。
多様なバックグラウンドを持った人々が集まれば、みんな各々の意見があります。ここはこうした方がいい、こんなことをやってみてはどうだろうか?などなど、自分の意見に自信を持って発言することはとても大切です。ですが、もっと大切なのは「丁寧に伝える」ということでした。
周りを巻き込みつつ、自分の意見を丁寧に折り込む。「そっ、そんな難しそうなこと!」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
ここで私の好きな「丁寧な提案3選」をみなさんにシェアしたいと思います。
What do you think about??
とっても使いやすい表現です。特に自分が何か話したい、提案したいことがある時、最初に使うのがオススメです。意味としては「?についてどう思う?」「?について君の考えを聞かせて」という感じになります。
例えば、What do you think about next cruise activities?など、自分が話し合いたい議題について提示するときにオススメ。話している相手も「この人はこれについて何か意見があるんだな」と思ってもらえる便利なフレーズです。
Why don’t we?? / Why don’t you??
カジュアルな場面でも、会議でも使える表現です。雰囲気としては「前向きな提案」という印象があります。
主語がweとyou、ふたつあるので迷われる方もいるかもしれませんが大丈夫。自分もその提案に参加する人であればweを使えば良いだけです。
例えば、
Why don’t we have a break?(ちょっと休憩しませんか?→自分も休憩する)Why don't you have a break?(ちょっと休憩したら?→自分はしない。相手にしたら?というだけの場合)
海外では前向きな提案は好まれる傾向でした。もっと良くなるから、こういうことしてみませんか?と提案できるのは、丁寧かつできる人の印象を受けますよね。
Would you like to??
丁寧と言えば、みんな大好き「would」の登場です(笑)本当に便利で丁寧な表現なので、大人の方にはぜひ覚えて欲しい表現です。意味としては「?しませんか」と相手に提案する文章が作れます。
Would you like to host in the theater? など、toの後には動詞が続きます。それだけでOKなので、とっても簡単じゃありませんか?
個人的には「Would you like?」と聞くだけでも「どうですか?」と提案できるので、とても好きな表現です。
自信を持って使おう!丁寧な英語
英語を勉強していても、なかなかどのタイミングでどういった英語を使えば良いのか…と悩むことってあると思います。私もこの場合はカジュアルな表現で行くべきか、丁寧にするべきか・・・と悩んだことはたくさんあります。
お客様相手でも、仲良くなると少しカジュアルな表現を使うネイティブはたくさんいました。しかし私はあくまでも、第2言語として英語を学んだ身。カジュアルに踏み込んでいくのは、勇気のいることでした。
そんな時に、オーストラリアで日本好きのご夫婦に出会いました。彼らは中華系移民の方でしたが、長くオーストラリアに住んでいるので、英語がとっても堪能でした。
彼らの使う英語はとても丁寧で、美しかった印象でした。言葉の選び方にも品があったように思います。
この時に私は「相手との関係を作るのにカジュアルな英語が大切だと思ってきたけど、実はそうでもないのかもしれない」と思うきっかけをもらいました。
確かに、国によってはカジュアルなほうが良い!とされている文化もあります。ですが、日本で育ち、日本の会社で働いている人々にとって、少しハードルが高いということも理解しています。
なので、自信を持って丁寧な英語を使いましょう。思いやりのこもった素敵な表現だと、私は彼らから教えてもらいました。もし少し言い間違えてしまっても大丈夫。アナタが丁寧に接しようとした気持ちは必ず届きますよ!
最後に
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。丁寧な英語って奥が深い・・・と思うかもしれませんが、アナタに出来る範囲で取り入れていって見てくださいね!
次回も皆さんに役立つ、丁寧な表現についてお話していきたいと思います♪
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