毎日 更新 の記事です。写真素材をもとに、ちょっと笑える描写コメントからフレーズを学びませんか。あなたなら、「今日の写真」からどんなことが英語で言えますか?同時通訳者の横山カズ先生が、くすっと笑える写真描写を単語のプチ解説つきで紹介します。音読するだけでも、スピーキング力が上がりますよ!第12回のお題は「カウンター」の写真です。
お前のミスを逐一チェックしているぞ
Keeping track of your mistakes means my motivation is high to master English.keep track of~ は非常に便利な表現です。「お前のミスを逐一チェックしているぞ」という意味として使われていますが、政治や経済などでは「~を注視する」の意味で使われます。他人のミスを逐一数えてるってことは、俺の英語学習に対するモチベーションが高いってこと。
また、「彼の話すことは一言も聞き逃さない」であれば、 I keep track of everything he says. また、 I don't really keep track of politics ... と言えば、「政治のことはちょっと・・・」のように特定のトピックについて語ることをやんわりと避けたりする技も使えるようになります。
Welcome to Japan!ここでは、Welcome to~!は皮肉として使われています。最初に紹介したフレーズに続けて使うと「ここではそれが当たり前」ということを暗に伝えるニュアンスになります。これはとても残念なことですが、日本は英語学習者たちが互いの話す英語のミスを粗探したり、話す時に他人の批判を恐れて自意識過剰になったりする、同調圧力の高い国である、というキツい自虐的皮肉の意味がこめられています。日本へようこそ!
No one is counting your mistakes!(誰も君のミスなんて数えていないさ!)という典型的でさわやかな応援の言葉が通用しない国が日本(あくまで皮肉)というわけです。
でもこの連載を読んでくださっている皆さんは、そんなことはないですよね?英語を学ぶ者同士、ポジティブに高め合っていけたらいいと思いませんか?
ちなみに 、ある特定の国や文化、コミュニティーの文化や習慣などの典型的なものに触れた時に、この表現を使って「~へようこそ!」と言えば、笑いを取ることもできます。
例えば、アメリカに初めて行ってファーストフードのセットのサイズの大きさに驚いたときには、Welcome to the US.と言われることもあるかもしれませんね。
今日のフレーズ
keep track of~~の動向を追う、~の経過を追う、~の記録を付ける
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横山カズ @KAZ_TheNatural 関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。同時通訳者。翻訳家。武蔵野学院大学元実務家教員。 三重海星中・高等学校 英語科特別顧問。学びエイド、リクルート・スタディサプリENGLISH講師。英語を日本国内で独学し、多分野で同時通訳者として活躍中。楽天では英語社内公用語化に貢献する。英語4技能・英語スピーキングのエキスパートとして日本全国で授業と講演を行う。発音テストEPT(R) 100(満点)。ICEE(国際英語コミュニケーション検定)2回優勝。英検1級。著書多数。英語学習オンラインサロン「FluentMind」(横山カズと直接話すリアルタイム英語スピーキングセッション)を主宰。 https://www.opets.website/fluentmind
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