どんなに英語を学習しても、意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生式クイックレスポンストレーニング(日→英を高速変換)で言いたいことを英語で言えるようになりましょう!
「クイックレスポンス」トレーニングとは?
皆さん、こんにちは。木村達哉です。 英語を勉強していると、身の回りで日常的に起こるさまざまな出来事について、ふと思いついて口に出したい表現、たくさんありますよね。 しかし実際には、英語でなんていうか知らなかったり、適切に表現できる動詞がわからなかったりして、何も言えずに終わってしまう……「あるある」な経験ではないですか?
日常的な出来事を英語で話したいならば、それに応じた語彙や表現を学習する必要があります。 また、体に染み込ませるようにそれを何度も口に出して、なじませておくことも重要です。
そのために行うのが、 言いたい表現をまずは日本語で聞き、それに対応する英語をぱっと浮かべる「クイックレスポンス」トレーニング です。
「ミスしてもいいか!」の気持ちで話せる環境
普段の生活で英語を話す機会をあらためて考えてみると、もしかしたら僕だけかもしれないけれど、お酒を飲みながら英語を話していることが多いことに気付きました。
お酒が入っていても、うまく話せないとやっぱり悔しいんですよね。「あれ、『タコの唐揚げ』ってなんていえばいいんだろう?」なんて思っているうちに嫌な汗が噴き出してきますし、僕の友達は「ウイスキーの水割り」のことを日本語の発想のままにwater divided whiskey と言ってまったく通じませんでした(笑)。ちなみに、タコの唐揚げは deep-fried octopus、水割りは whiskey and water なんて言います。
お酒は大人になったら飲めるようになるものですから、それに関する表現を学校で教わることはほとんどなく、知らなかったという人も多いかもしれません。知らなかったことは問題ではないのですが、中には新しい表現を見たときに「へえ、そう言うのか」で終わってしまう人もいるようです。そうではなく、実際に英語が話せるようになる人は、クイックレスポンスができるようになるまでその表現を何度も何度も反復するんです。もちろん知ることは大切なのですが、もっと重要なのはその表現を確実に身に付けることです。
お酒の席はシリアスな話題にもなりにくいですし、「ミスしてもいいか!」という大きな気持ちになれるので、意外とうまく話せることがあるもんです。相手も酔っているので細かいことは気にしなくて大丈夫、というくらいの気持ちで、いろいろな場所を英語学習に生かしてください。
でも、くれぐれも飲み過ぎにはご注意を!
「クイックレスポンス」トレーニング手順
例題に取り組む前に、トレーニング手順を説明します。
- 例題の日本語・英語表現を確認します。分からない単語や文法があれば、事前に調べておきましょう。
- 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直しましょう。
- 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブ・スピーカーと同じように発音することが目標です。
- 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
- 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
- もう一度音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。
例題
今回はお酒に関するフレーズを取り上げました。下の4つの表現を一通り確認したら、早速音声を聞きながらクイックレスポンストレーニングに取り組んでみましょう。
帰りにちょっと一杯ひっかけていこう。
Let’s grab a drink on our way home.
僕はウイスキーの水割りではあまり酔わない。
I don’t really get drunk if I drink whiskey and water.
酒を飲み過ぎると明日は仕事にならないよ。
You won’t be able to get any work done tomorrow if you drink too much.
私は下戸ですが、飲み会に行くのは大好きです。
I’m a lightweight drinker but I love to go out drinking.
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