イラスト:高田 真弓
「英語が話せるようになりたい」という気持ちがあっても、特に独学の場合、学習を続けるのは時に大変です。やる気を維持して目標を達成するために、誰もが実践できる方法とは?嬉野克也さんの電子書籍『新しいオンライン英会話の使い方』から紹介します。
- 作者: 嬉野克也
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- 発売日: 2018/04/24
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Q:いまいちモチベーションが上がりません。どうしたら?
A:なぜ英語を勉強するのか?動機を深堀りしてみましょう。
本当の目標は何か?考えてみましょう
英語学習者へのコーチングで目標について一緒に考えるときは、「本当にやりたいことは何か?」を聞いています。
目標を聞くと、例えば「TOEICで○点取りたいです」と言う方も多いです。しかし、そこからさらに踏み込んで質問を重ねていくと、「外資系の企業に勤めていて、英語力を高めてキャリアアップにつなげたい」など、その方が英語を使って本当にしたいことや、達成したときに本当にうれしいことは何なのかが出てきます。
皆さんも自問自答したり誰かと話したりしながら、本当の動機を探ってみましょう。動機付けが明確だとやる気が増していきます。
目標は変わっても構いません
また、目標は徐々に変わっていっていいと思います。「1年後にこうなりたい」と最初に思っていても、1カ月やってみて「これはちょっと無理だな」と思ったら、目標を調整して「3カ月後にこうなろう」と変えてもいいのです。
「結局、自分は何のためにオンライン英会話をやるのか」という問いに立ち返ることが大切です。モチベーションが上がらないなら、あえて一度休んでみるのも手だと思います。
Q:独学を続けるコツはありますか?
A:記録を付けること。できればネットで公開しちゃいましょう。
学習のリズムを整えることが大事
僕が行っているコーチングでは、皆さんから学習報告を毎日 受け取る ようにしています。 LINE やFacebookのメッセージ、メールなどを使って必ず毎日です。
お送りいただいた学習報告に対してはコメントを返信します。TOEICの勉強をしている方から「この問題はなぜこの解答になるのですか?」という質問が来て答えたり、「こういう表現を英文にしたいのですが、こんな言い方でいいですか?」という英作文の質問に添削を加えたりしています。
このような質問と回答のやりとりはもちろん有意義なのですが、 前提 として大事なのは「報告をすることで毎日の学習のリズムを作りやすい」ということ。ですから「何ページ進んだ」というシンプルな報告でも構いませんし、「やる気が出ない」とかそんなのでもいいので、メッセージを送ってねと伝えています。
ネットで公開してしまおう
学習記録を付けることはとても意味がありますが、一歩進めてブログやツイッターで公開すると、「継続できていないことが他人に見られている かもしれない 」という適度なプレッシャーがかかります。
また、コメントやリプライなどで他の人からのフィードバックがもらえることもあります。僕自身もこれにはとても助けられましたので、皆さんにもぜひおすすめしたい方法です。
さらなるノウハウはこの書籍に!
書籍では、英語が話せるようになるためのオンライン英会話の使い倒し方や すぐに 役立つアドバイスをいろいろとお伝えしています。
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文:嬉野 克也
1973年生まれ・大阪府出身。関西大学文学部英文学科卒業。36歳から学生時代以来の英語学習を再スタートした、元々は英語をやる必要がなかった会社員。オンライン英会話の徹底活用とTOEICテスト900点突破を経て、外資系企業担当として日常的に英語を使うようになった経験を、ブログや書籍、雑誌などで発信している。オンライン英会話、英語学習法についての著書多数。
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