写真はイメージです
「イギリスの文化やお菓子が好き」「イギリス英語でリスニング学習したい」今回は、そんな方にぜひ見てほしい料理番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』から、使える英語フレーズを紹介します。
『ブリティッシュ・ベイクオフ』が面白い!
1. プロではなくアマチュアの料理人の真剣勝負
『ブリティッシュ・ベイクオフ』(原題:The Great British Bake Off)は、イギリスBBCでこれまで12シーズンも放送されている人気料理番組。日本でも、AmazonやHuluなどで一部のシーズンが配信されています *1 。
ケーキを落としたり、時間内に仕上がらなかったり・・・思いがけないトラブルや時間的なプレッシャーの中、「料理が好き!」という情熱を燃やすベイカーたちの真剣勝負に注目です。
2. イギリス英語や料理特有の英語表現を学べる
楽しみながらイギリス英語のリスニング学習をしたいという方にぴったりです。
また、料理や材料の名前をはじめ、料理工程、審査員による味の感想など、料理にまつわるさまざまな英語表現を学ぶこともできます。
3. イギリスや世界の珍しいお菓子、パンが続々登場
番組では、スコーンなどの有名なイギリス菓子はもちろん、断面のチェック模様が美しい「バッテンバーグケーキ」など、日本ではあまり知られていないイギリスのお菓子や料理も登場します。
イギリス発祥のものに限らず、スロヴェニアの伝統的なお菓子「ポティツァ」や、ドイツのケーキである「シヒトトルテ」など、世界の珍しい料理が次々に登場。
時には、「見たことさえない!」と悲鳴をあげながら料理に取り掛かるベイカーも。
テーマのお菓子の発祥の地やお店を訪れたり、歴史を解説したりするコーナーも必見です。
日常英会話で使える!番組から学ぶ英語表現
『ブリティッシュ・ベイクオフ』の出演者たちの発言から、日常会話で使える、ネイティブらしい自然な表現を紹介します。
That's missing something.
これは物足りない。
シーズン1の第1話で、あるベイカーの「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」(バターケーキにジャムをはさんだイギリスの伝統菓子)を食べた審査員、ポールが放った一言。砂糖の計量を間違えたのか、他の候補者のケーキより少し甘さが足りなかったようです。「まずくはないんだけど、もう少し何かほしい」と感じた時に使いたい表現ですね。
Could be... hit or miss with this.
これは・・・運任せだな。
シーズン2の第2話に登場する表現。hit or missは「いちかばちか」という意味です。
与えられた基本的なレシピだけを手掛かりに、「ラム・ババ」(ラム酒をしみ込ませた焼き菓子)という聞いたことのないお菓子に挑戦することになったベイカーがつぶやきました。
Don't be sad. You've got such a long way to go.
泣かないで。まだ先は長いわ。
シーズン4の第1話で、カスタードが凝固してしまい思わず泣き出すベイカーに、司会者のスーがかけたはげましの一言です。落ち込んでいる人がいたら言ってあげたい表現ですね。
have(所有)を表すhave gotは、ほかにも“You've got five minutes left!”(残り時間あと5分!)など全編を通して多用されていて、イギリス英語らしさを感じられます。
ちなみに、“You’ve come a long way.”と言うと、「いろいろあったんだね」とか「かなり前進したね」といった意味になります。
日本版の『ベイクオフ・ジャパン』もおすすめ
このように楽しみながら英語表現も学べる『ブリティッシュ・ベイクオフ』ですが、この番組の人気を受け、ついに日本版の『ベイクオフ・ジャパン』(Amazonオリジナル)が登場しました。
こちらでも個性豊かなベイカーたちが腕を競っています。審査員は「トシ・ヨロイヅカ」のオーナーパティシエ・鎧塚俊彦氏と、「メゾン・ランドゥメンヌ」を経営するパン職人で実業家の石川芳美氏。2人のコメントや作り込まれた衣装・セットも見どころです!
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。