英語で「たぶん」をいつでも maybe と言っていませんか?

日本語の「たぶん」を英語で表現したいときに、maybe と言うのが口癖になっていませんか?maybe をいつも使ってしまうと信頼関係に亀裂が!?この記事では、Hapa 英会話を主宰する大人気の Jun 先生が、ネイティブが使う言い方をニュアンスの違いとともに解説します。英語の小さな疑問を解決して、英語を発信する力を付けていきましょう!

「たぶん」=「maybe」じゃないの?">疑問:「たぶん」=「maybe」じゃないの?

「たぶん」=「maybe」ではないの?英語ネイティブは 「たぶん」 をどのように表現を使い分けるのでしょうか。早速、動画を見てみましょう。

「たぶん」=「maybe」だけではありません">答え:「たぶん」=「maybe」だけではありません

日本語では「たぶん」も「おそらく」も同じように使うため、どんな場面でも maybe で表現している人が多いような気がします。しかし、実はネイティブは 可能性 に応じて maybe、probably、possibly を使い分け ています。 相手に与える印象が違ってくるので 、使い分けをしっかり覚えておきましょう。

かもしれない )">maybe ( かもしれない

maybe が表す 可能性 は30~50パーセント。どちらの 可能性 もある場合や、 yes/ no がはっきり言えない・言いたくない場合 などに使われ、自分がコントロールできないことを推測するニュアンスが含まれます。

また、個人差もありますが、これまでの経験上、友達を誘った際に、Maybe. と返答されたら、来ない 可能性 の方が高いです。誘いに対しての Maybe. は間接的に No . と言っているように私は個人的に捉えています。

また、maybe は若干カジュアルな響きがあるため重要な場での使用は避けた方が無難です。フォーマルな場面では、 同じ意味合いを持つ perhaps を使いましょう。 

A: Are you going to the party tomorrow?

明日のパーティーに行くの?

B: Maybe , it depends on what time I finish my work tomorrow.

まだ分かんない。仕事次第だね。

probably(十中八九高い確率で)">probably(十中八九高い確率で)

probably が表す 可能性 は50パーセント以上です。probable(起こりそうな)という言葉から来ている通り、確実性や 可能性 が高い場合に使います。特に 過去の経験や情報など何かしらの根拠がある 上で推測する場合に用いられます。

A: Do you think Anne will like our gift?

アンはプレゼントを気に入ってくれるかな?

B: Probably , since she loves ponies.

馬が大好きなんだし、きっと気に入ってくれるさ!

possibly(もしかすると / ひょっとしたら) 可能性 :50%以下">possibly(もしかすると / ひょっとしたら) 可能性 :50%以下

possibly が表す 可能性 は50パーセント以下です。確信度が低いことを示す場合に用いられます。また maybe と比べると、possibly の方が若干フォーマルな響きがある ため、 上司やクライアントと話をする場合は possibly を使う方がスマート に聞こえます。

また、possiblyは、 possible可能性 )の副詞であるため、何かが起こり得る・起こり得ない 可能性 を指します。しかし、日常会話では 可能性 が低い50パーセント以下として解釈されます。

A: Are you going to the conference tomorrow?

明日のカンファレンスは行きますか?

B: Possibly , it depends on what time I finish my work tomorrow.

行くかもしれませんが、仕事次第なので、まだはっきり分かりません。

A: Do you think the team will win tomorrow?

明日の試合は勝つかな?

B: Possibly , though their opposition is quite strong too.

ひょっとするとね。でも、対戦相手もかなり強そうだよ。

今回の英語の疑問解決はHapa英会話の ブログ で詳しく読めます。次回もお楽しみに!

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Jun Senesac(ジュン セニサック)

アメリカ、ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親がアメリカで運営する英会話学校 BYB English Center にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア大学サンタバーバラ校在学中に1年間、一橋大学へ交換留学。大学卒業後に再来日し、国際交流員として石川県の内灘町役場で2年間勤務。2011年にアメリカへ帰国し、BYB 姉妹校をアーバインに開校。 2013年に英語学習サイト「Hapa 英会話」を立ち上げる。2014年2月にスタートした Podcast の配信数が、合計2000万ダウンロードを突破し、iTunes Japan の『Apple必聴Podcast作品』として2019年は3年連続5度目の選出となる。

構成・編集:増尾美恵子

 

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