思わず納得?「インド英語あるある」後編

文化や観光、グルメだけでなく、ビジネスの相手国として目が離せないインド。前編に 引き続き 、社会人なら押さえておきたい、インド英語のイロハ?をご紹介します。「インド英語あるある」企画にお寄せいただいたTwitterでのつぶやきをチェック。 『インド英語のツボ-必ず聞き取れる5つのコツ-』 の著者・榎木薗鉄也先生にも 引き続き お付き合いいただきます。旅行や出張でインドへ行くときにはぜひチェックしてくださいね!

これも納得?インド流英語フレーズ

「前編」でご紹介した単語だけでなく、フレーズにもインド英語独特のものがあります。まずは初対面で欠かせないこちらのフレーズ。ここでの“good name“はもともと、「ご尊名」という意味のヒンディー語”shub naam“を直訳したものだそう。日本語でも、丁寧な言い方をするときは「ご尊名」といいますね。相手を敬う気持ちはどこの国でも一緒なのかも。

続いてこんな表現も。人からこう言ってもらえたらうれしくなりますね。

インド英語では、“many”が、“many thanks”のように多用されます。後ろに続く名詞は複数形になることにも注目。インド英語も意外ときっちりしているのです。

生活習慣の違い=表現の違い

インドで特に押さえておきたいのは菜食主義者が多いこと。それも菜食主義者のほうが主流であることですPure vegの方は卵、ニンニク、玉ねぎも食べないそうです。Vegでも卵は食べる、という人はeggatarianと呼ばれるとか。複雑ですね。

インドでは菜食主義者のための食事がスタンダード。郊外のレストランでは冷凍設備がないところもあり肉は傷みやすいので、暑い時期に外食する場合は、普段Pure-non-Vegの方もvegにしておいたほうがいいかもしれません。

何をもってregularとするかは、国や地域によって違うもの。好みの食事や飲み物を楽しむためには、しっかり確認したほうがいいですね。

ちなみに インドでは、ネスカフェはコーヒーとは別にNescafeと表記され、豆から淹れるコーヒーより高価なことも。また、コーヒーも紅茶も、淹れるときから砂糖とミルクをたっぷり入れてじっくり煮込んでいるので濃ゆ~い味になるのだとか。「この濃ゆ~いコーヒーとの対比からか、アメリカンコーヒーを“weak coffee”と呼ぶ場合もあるようです」と榎木薗先生。これも覚えておけば 安心 です。

さて、「インド英語あるある」はここまで。最初はとっつきにくい感じがしたかもしれませんが、覚えておけばインドでのコミュニケーションが楽になること間違いなし!何より、知れば知るほど楽しくなってきたと思いませんか?インド英語のパワーに負けないように、私たち日本人も臆することなく英語を話すようにしたいですね。

最後になりましたが、「インド英語あるある」企画にご参加いただいた皆さま、たくさんの楽しい投稿をありがとうございました!

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