2語で伝えるビジネス英会話 — 第3回「Quite so.」

納得や同意の表現はビジネス英会話で非常に重要です。連載「2語で伝えるビジネス英会話」の第3回では、「Quite so.」を取り上げます。このフレーズは、相手の意見や発言に完全に同意する際に使われることが多く、誠実さと同意の強さを示すのに非常に便利です。その使用法と場面を見ていきましょう。

今日のフレーズ「Quite so.」

Quite so.
その通りです。

Quite so.は、「その通りです」という意味で、相手の意見や発言に強く同意する際に用いられます。このフレーズはビジネスシーンでの議論や討議において、相手に対する支持や理解を示す効果的な方法として使用されます。

このフレーズを発音する際には、通常「so」の部分に強勢を置きます。これによって、同意の強さや確信を強調することができます。

Quite so.の使用場面例

Quite so.は次のようなときに使います。

  • 議論で相手の正しい点を認めるとき
  • 会議で同僚の提案に完全に同意するとき
  • チームメンバーの見解を強く支持するとき

似ているその他の表現との比較

Exactly.

Quite so.と同様にExactly.も「まさにその通りです」という意味で、同意を示す際に用いられますが、よりカジュアルな状況に適しています。

I concur.

I concur.は「私も同意見です」という意味で、よりフォーマルな文脈での同意を示す際に使われます。このフレーズは、I concur with ~(ものごと).の形でも使われます。

Quite so.の使い方実践例

Quite so.の会話での使い方を見てみましょう。

A: I believe our marketing strategy should focus more on digital platforms.
B: Quite so.

A: 私たちのマーケティング戦略はデジタルプラットフォームにもっと焦点を当てるべきだと思います。
B: その通りです。

A: This approach will save us both time and resources.
B: Quite so.

A: このアプローチは時間と資源の節約になります。
B: その通りです。

このように、Quite so.は明確かつ力強い同意の表現として使うことができます。

使用上の注意点

Quite so.はフォーマルな表現で、日常的な会話やカジュアルなビジネスシーンでは適していない場合があります。文脈に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。

まとめ

Quite so.は、ビジネス英会話において相手の意見に強く同意する際に使用する有用なフレーズです。誠実さと確信を伝えたい場面で、このフレーズを活用してみてください。

ENGLISH JOURNAL編集部
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英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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