「息が合う」は英語でなんて言う?

日本語の「息が合う」という表現は、個人やグループが互いに調和し、効率的に協力し合うことを意味します。これは友情、チームワーク、または音楽などさまざまな文脈で使用される表現です。英語ではこのニュアンスをどのように表現するのでしょうか?例文と併せて紹介します。

「息が合う」は英語で?

「息が合う」は、個人やグループが相互に調和し、一体感を持って活動することを指します。英語では、この表現を伝えるためにいくつかの動詞やフレーズが用いられます。

harmonize

harmonizeは「調和する」という意味で、グループが一体となって動く様子を表現することができます。

Our team really harmonizes well together. I’m sure that’s why our projects are so successful.
私たちのチームは本当に息が合っている。だから私たちのプロジェクトは大成功しているのだ。

gel

gelは「ジェル」「半固体の液体」という意味ですが、動詞として、個人やグループが一体となって、うまく協力し合うことも示すことができます。

The members of the band really gel when they perform together .
バンドのメンバーが一緒に演奏すると息がぴったりだ。

mesh

「メッシュ」は日本語で網目状のものを指す言葉ですが、英語のmeshは動詞として、個人やグループが互いにうまく組み合わさることを示す際にも使えます。

The students in the drama club are really starting to mesh well together in the play rehearsals.
劇のリハーサルで、演劇部の生徒たちは息がうまく合い始めている。

似たような意味を持つその他の語句

「息が合う」と同じような意味合いを持つ英語表現は他にもあります。

click

clickは「クリック」というカタカナにもなっていますが、「カチッという音がする」という意味から転じて、「うまが合う」「しっくりいく」など、個人間での良好な関係を示すこともできます。

We just clicked from the moment we met.
私たちは出会った瞬間にうまが合った。

sync up

sync upは「情報を共有する」「連携する」といった意味で、個人やグループが互いに調整して動くことを示します。

Let's sync up our strategies and move forward more cohesively.
この戦略で息を合わせ、さらに一致団結して前進しよう。

be on the same wavelength

「波長が合う」「考え方が同じである」という意味のフレーズです。

We are always on the same wavelength when it comes to movies we want to watch.
見たい映画に関して、私たちはいつも息が合う。

まとめ

「息が合う」という日本語の表現を英語で伝える方法を紹介しました。個人やグループが互いに調和し、一体感を持って活動するときに、この記事で紹介した英語表現を使って表現できます。友情、チームワーク、音楽など、様々なコンテキストで「息が合う」という素敵な経験を英語で表現しましょう!

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

トップ写真:Larisa Birta from Unsplash

語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本

ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。

本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。

すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集

大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録