日本酒とワインの違いって?外国人に英語で日本酒を説明しよう!

日本酒オタクのおもてなし英語

連載「日本酒オタクのおもてなし英語」では、国際利酒師や日本酒学講師の資格を持つあゆみせんせいが、日本酒の知識や日本酒にまつわる英語表現を紹介します。外国の方とコミュニケーションを取るきっかけや話題のネタにもなる「日本酒」を英語で学びましょう!

日本酒を英語で学ぶ意義とは?

オタクから先生に?!

ENGLISH JOURNAL ONLINEをご覧の皆さん、初めまして!「日本酒オタクのあゆみせんせい」こと、藤代あゆみと申します。

オタクなんだか先生なんだか・・・安心してください(笑)。オタクを極めて日本酒サービス研究会・酒匠研究連合会(SSI)公認の国際利酒師および日本酒学講師の資格を取得しています。

2014年よりシンガポールへ拠点を移し、普段は英語とシングリッシュを使って生活をしています。すっかり現地の人に間違えられるほどになり、最近では「日本語が上手ですね」と言われる始末。その分、外国の人にとっての「日本酒」に対してリアルなお話ができるのではと考えています。

今回より4回にわたって「日本酒オタクのおもてなし英語」と題し、日本の誇りである日本酒を、読者の皆さんはもちろん、外国の方にももっともっと楽しんでいただけるようにお力になれれば幸いです!

英語を学びたいのに、なんで日本酒?

皆さんが英語を勉強している理由はなんですか?

私が英語の勉強をがんばった理由は、もっといろいろな人と、自分の言葉でコミュニケーションを取りたかったから。でも、言葉ってあくまでツールなんですよね。コミュニケーションを取るには、話のネタがないといけません。

日本人である以上、外国の方に日本について聞かれることはよくある話。仲良くなりたいと思ったら、相手のことや相手の国のことを知りたいもの。英語はできるのに、日本のことを説明できないと、盛り上がりませんよね。

そんなときこそ、「日本酒」の話をしてみましょう!

日本酒はCOOLな飲み物!

日本酒っておっさんくさい、と思っているのは、日本人くらい。お酒が好きな外国人からすると、とってもCOOLな飲み物なんです。

日本酒だけで飲んでもよし、食事に合わせるもよし、歴史が長く、種類も豊富で、極めても極めても飽きたらない日本酒は、東南アジアの有名なクラブでも提供されるほどになってきました。

だから、私は日本よりも外国で日本酒を飲んでいるときの方がCOOLな自分にテンションが上がり、よく酔えます(笑)。

そもそも日本酒とは

SAKEは目的?!

外国ではCOOLな飲み物らしい、日本酒。英語でなんて言うかご存じですか?

「SAKEでしょ?」

確かにそうなんですが、お酒や日本に詳しくない方とお話すると、伝わらないこともしばしば。

実は、ほかにも意味があるんです!というよりも、英語圏の方は「SAKE」というスペルだけ見たら日本酒とは思いません英辞郎でも「SAKE」と調べると最初に出てくる意味は「目的」。

日本酒がCOOLなもう一つの理由は、まだ市場にあまり浸透していない新しい飲み物だからなんです・・・!

日本酒を英語で言ってみよう!

では、SAKEで伝わらないとき、どうしますか?

“Japanese alcohol beverage”と言うと、なんだか堅いし、焼酎や泡盛も思い浮かびますよね。(注:日本酒の正式名称は清酒と言いますので、「日本酒」と言うと本来は焼酎や泡盛も含まれます)

“Japanese wine”はどうでしょう?最近は日本でもおいしい白ワインや赤ワインが作られるようになっていますから、これもしっくりきません。

日本酒が何からできているか、ご存じの方も多いと思いますが、そうです!“Japanese rice wine”と言えば、すんなり伝わります。“L”と“R”の発音がうまくできないのが不安?そんなときこそお酒を飲んで、気にせず堂々と話しちゃいましょう!(笑)

ワインと比較することで伝わる「日本酒」

How to appreciate Sake?

外国の方と日本酒の話で盛り上がってくると、“How to appreciate Japanese rice wine / Sake?”(どうやって日本酒に感謝するの?)なんて聞かれるかもしれません・・・

え、感謝?“appreciate”は“Thank you”よりも丁寧な「ありがとう」の言い方であるだけではないんです!ワインや日本酒などのときは「よさがわかる」や「面白く味わう」という意味で使われています。

Japanese Rice Wine と Wine の違い

日本酒のよさをよりわかってもらったり、楽しく味わったりするには、ワインとの違いを説明するとわかりやすいんです。

「日本酒は白ワインに似ている」とか「日本酒には赤はない」なんて言うのも悪くないですが、なんとなくワインに重きを置き過ぎている表現です。せっかく日本酒に興味を持ってもらったのなら、もっと説明したいですよね。

お酒の席で酔っ払っていても思い出せるような日本酒とワインの違いを、表にまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!

日本酒とワインの違い

おわりに

いかがでしたでしょうか?お酒が入るとリラックスして、人との仲が深まりますよね。英語を話すのに少し勇気がいる人も、これからは英語で日本酒の説明ができるので自信を持ってくださいね。

ちなみに、この記事を読んだあなたへの宿題は、今夜日本酒を飲むことです!(笑)

次回は、なんだかわかりづらい「純米大吟醸」や「本醸造」といった日本酒の種類の違いをどのように英語で説明するかお話ししたいと思います。

藤代あゆみ

藤代あゆみ
平成元年、東京生まれ、共立女子大学文芸学部劇芸術コース卒。日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)公認国際利酒師・日本酒学講師。日本酒などの輸入・販売・販路開拓支援を行うIPPIN PTE LTDと共に、シンガポール全域にて日本酒を1時間で配達する画期的なサービス「SAKE TO GO」を展開。マレーシア・タイ・ベトナム・インド等でも日本酒を広める活動を展開している。好きな漫画は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(著 平尾アウリ・徳間書店)
Official Website:https://www.ayumi-and-sake.tokyo/
Twitter:@ayumi_and_sake
Instagram:@ayumi_and_sake