「虫刺され」って英語でなんて言う?

夏の外出で、いつの間にか増えている赤くてかゆい跡。蚊は、こちらの都合などお構いなしです。日本語ではまとめて「虫刺され」と言えますが、英語では、刺した虫や伝えたい内容によって表現が変わります。「蚊に刺された」「かゆくて仕方がない」など、虫刺されにまつわる英語を見ていきましょう。

「虫刺され」はbug bite、insect bite

気が付くと、腕や脚に赤い点が幾つも。刺された瞬間には気付かなかったのに、かゆくなってから蚊の存在を知らされることもあります。できれば先に名乗ってほしいものです。

さて、「虫刺され」は英語でどう言えばよいのでしょうか。

日常会話ではbug bite、虫刺され全般を表す言い方としてはinsect biteが使えます。蚊に刺された跡だと分かっているなら、mosquito biteです。

  • I have an itchy bug bite on my leg.
    脚にかゆい虫刺されがあります。

  • This looks like an insect bite.
    これは虫刺されのようです。

  • She has a mosquito bite on her arm.
    彼女は腕に蚊に刺された跡があります。

bugは、日常会話で広く「虫」を指す語です。insectは「昆虫」を表し、bugよりも少し一般的・説明的な響きがあります。どの虫に刺されたか分からないときは、bug biteやinsect biteを使えばよいでしょう。

刺された跡が幾つもあるなら、biteを複数形にします。

  • I have several mosquito bites on my arms.
    腕に蚊に刺された跡が幾つもあります。

蚊はbite、ハチはsting

ここで、簡単なクイズです。

「ハチに手を刺された」と言いたいとき、自然なのはどちらでしょうか。

A. A bee bit me on the hand.

B. A bee stung me on the hand.

正解はBです。

  • A bee stung me on the hand.
    ハチに手を刺されました。

日本語では、蚊にもハチにも「刺された」と言えます。しかし、英語では、蚊などに刺されたときはbite、ハチなどに針で刺されたときはstingを使います。

  • 蚊、ノミ、ダニなどに刺される
    → bite

  • ハチ、スズメバチなどに刺される
    → sting

例えば、「蚊に刺された」は次のように表現します。

  • A mosquito bit me.
    蚊に刺されました。

「ハチに刺された」は、次のようになります。stingの過去形・過去分詞はstungです。

  • I was stung by a bee.
    ハチに刺されました。

日本語の「刺された」を、そのまま一つの英語に置き換えないことがポイントです。

「蚊に刺された」を英語で伝える3つの言い方

「蚊に刺された」と言うときは、刺された出来事を伝えたいのか、虫刺されの跡について話したいのかによって、文の形を変えられます。

蚊に刺された出来事を伝える

「蚊に刺された」という出来事を伝えるなら、get bitten by mosquitoesが使えます。

  • I got bitten by mosquitoes last night.
    昨夜、蚊に刺されました。

1匹のに刺されたなら、a mosquitoにします。

  • I got bitten by a mosquito while I was sleeping.
    寝ている間に蚊に刺されました。

より簡潔に、蚊を主語にして言うこともできます。

  • A mosquito bit me while I was sleeping.
    寝ている間に蚊に刺されました。

虫刺されの跡があると伝える

刺された跡について話すなら、have a mosquito biteを使えます。

  • I have a mosquito bite on my ankle.
    足首に蚊に刺された跡があります。

刺された数を伝えるときは、次のように言えます。

  • I got three mosquito bites at the park.
    公園で蚊に3カ所刺されました。

たくさん刺されたと伝える

あちこち刺されてしまったときは、be covered in mosquito bitesという言い方もあります。

  • I’m covered in mosquito bites.
    蚊に刺された跡だらけです。

刺した虫が分からなければ、次のようにも言えます。

  • Something bit me.
    何かに刺されました。

  • I think I got bitten by a bug.
    虫に刺されたみたいです。

見つける前に、かゆみで虫の存在を知らされる。あまりうれしくない出会いですね。

「かゆい」「腫れている」は英語でどう言う?

虫に刺された後、まず言いたくなるのは「かゆい」ではないでしょうか。「かゆい」はitchyです。

  • This bite is really itchy.
    この虫刺されは本当にかゆいです。

  • My arms are so itchy!
    腕がとてもかゆい!

「腫れている」はswollenを使います。

  • The area around the bite is red and swollen.
    刺された所の周りが赤く腫れています。

つい手が伸びてしまいますが、「かく」はscratchです。

  • Try not to scratch it.
    なるべくかかないでください。

  • I can’t stop scratching it.
    かくのをやめられません。

「かゆみ止めクリーム」はanti-itch creamと言います。

  • Do you have any anti-itch cream?
    かゆみ止めクリームはありますか?

局などで、虫刺されに使えるものを探しているなら、次のように尋ねてもよいでしょう。

  • Do you have anything for insect bites?
    虫刺されに使えるものはありますか?

ここまで単語を並べているだけで、なんとなく腕がかゆくなってきました。気のせいでしょうか。

「虫よけ」「虫よけスプレー」は英語で?

刺された後の英語だけでなく、刺される前に使う表現も覚えておきましょう。

「虫よけ」はinsect repellentです。蚊に限定するなら、mosquito repellentとも言えます。

  • Don’t forget to apply insect repellent.
    虫よけを塗るのを忘れないでね。

  • This mosquito repellent works well.
    この蚊よけはよく効きます。

repellentは、「寄せ付けないもの」という意味です。虫よけを肌に塗るときには、applyを使えます。

日常会話では、「虫よけスプレー」をbug sprayと呼ぶこともあります。

  • I always carry bug spray in summer.
    夏はいつも虫よけスプレーを持ち歩いています。

  • Could you spray some bug spray on my back?
    背中に虫よけスプレーをかけてくれる?

「蚊を寄せ付けない」は、keep mosquitoes awayを使って表せます。

  • This spray helps keep mosquitoes away.
    このスプレーは蚊を寄せ付けないのに役立ちます。

長袖を着ることについてすなら、次のように言えます。

  • Wear long sleeves to avoid mosquito bites.
    蚊に刺されないように長袖を着てください。

虫よけを塗り、長袖を着て、それでも刺されることがあります。蚊の執念には感心しますが、できれば別のことにを注いでほしいものです。

最後にもう一問!

公園から帰ってきたら、脚に蚊に刺された跡が幾つもありました。自然な英文はどれでしょうか。

A. I have several mosquito bites on my legs.

B. I was stung by mosquitoes on my legs.

C. My legs bit mosquitoes.

正解はAです。

  • I have several mosquito bites on my legs.
    脚に蚊に刺された跡が幾つもあります。

蚊にはbiteを使うため、Bのstungは適切ではありません。Cでは、脚の方が蚊をかんだことになってしまいます。なかなか強そうな脚ですが、言いたいこととは違いますね。

「虫刺され」の英語表現まとめ

「虫刺され」を英語にするときは、まず虫の種類が分かっているかを考えてみましょう。

  • 虫の種類が分からない場合
    bug bite、insect bite

  • 蚊に刺された跡
    mosquito bite

  • 蚊に刺された
    get bitten by a mosquito

  • ハチに刺された
    get stung by a bee

  • かゆい
    itchy

  • 腫れている
    swollen

  • 虫よけ
    insect repellent

日本語では同じ「刺された」でも、英語ではbiteとstingを使い分けます。また、虫刺されの跡について話すのか、刺された出来事を伝えるのかによっても、自然な言い方は変わります。

夏の外出前には、英語表現だけでなく、虫よけもお忘れなく。

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ENGLISH JOURNAL編集部
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