英単語だけでなく、短くても文章で話せると伝えたいことの幅も広がるはず。日常会話によく出てくる基本文型を徹底的にやり直せる英語ドリル、『21マスで基礎が身につく英語ドリル タテ×ヨコ 日常英会話編』より、学習メソッドを書籍編集担当の左山と信田が詳しく紹介します。
目次
「タテ×ヨコ」ドリルの基本構造
「タテ×ヨコ」ドリルの、「タテ」と「ヨコ」が交差する箇所について、指示に従い英文を完成させます。「タテ」は基本的には主語、「ヨコ」は置き換える語を示しています。7行×3列=21マスについて、同じ構造の文を完成させます。視覚的に分かるよう色分けされているので、理屈じゃなく直感的に文を作っていくことができます。音読→音読しながらライティング→最後に確認、というステップで繰り返し練習するから、しっかり定着します。
日常英会話編はこんな方向け!
「日常英会話編」には、普段の会話でよく使われる英語表現が含まれた場面(スキット)が15ユニット掲載されています。英語表現が15項目だけ?と少なく感じられるかもしれませんが、単語を置き替えながら学習することで、どんどん表現の幅を広げていけるので安心してください!入門レベルの日常英会話表現を身につけたいすべての方におススメですが、英会話表現集を買ったものの挫折してしまった人、できるだけ省エネでたくさんの表現をマスターしたい方には特にピッタリです。
実践してみよう!5分でできるお試しドリル
今回は、「日常英会話編」から助動詞の問題にチャレンジ!下記の図を見ながら、実際に英文を完成させましょう。
Step 1:声に出して英文を完成させよう
上の図で、空欄に入る英単語が何かわかりますか?空欄を補いながら、実際に声に出して言ってみましょう。左上にある選択語「I」「you」からタテ枠の色と同じものを選べば正しい英文が作れます。
選択語によって意味が変わることが理解できましたか?どんな場面で使われるのか、ニュアンスの違いをしっかり意識しながら声に出してみましょう。
Step 2:音読しながら書いてみよう
ひと通り空欄を埋めたら、今度は音読しながら空欄の語を書いてみましょう。いざ書こうとすると、意外と英語が出てこないかもしれませんね。
本書はダウンロード音声付きです!スペリングに迷ったらすぐに答えを見てしまうのではなく、付属のダウンロード音声をヒントに再チャレンジするのもおススメです。
Step 3:合っているか確認しよう
次のページを開くと、正解の英文入りのマスが掲載されています。正解の英文を確認してみましょう。また、付属のタテ×ヨコシートで英文を隠しながら、英文を声に出し、言い終わったらシートをずらして正解の文を確認してみましょう。
すぐに出てこないときは、まず英文を黙読してから、顔を上げて言ってみましょう。タテ×ヨコシートで英文を隠しても、迷うことなくすぐに答えられるようになるまで、繰り返し練習しましょう!
並べ替え問題に挑戦しよう
ドリルには、定期的に振り返りチェックのUnitで勉強した内容を復習できるつくりになっています。下記の問題を実際に解いてみましょう。単語を並べ替えて、英文を完成させてください。全問正解できるかな?
答え
①Would you speak more slowly?
②Shall I wait here?
③May I wait here?
まとめ
STEP1:声に出そう
日本語訳を参考にしながら、21マスの英文を順に読み上げて完成させましょう。
STEP2:音読しながら書こう
マスの英文を順に音読しながら、隠されている箇所の語句を書きます。繰り返し練習するためにもドリルに直接書き込まず、ノートを別途用意するとよいでしょう。声に出しながら書くことは記憶の定着につながります。
STEP3:確認しよう
英文を付属の「タテ×ヨコシート」で隠し、日本語訳を見て自分で英文を声に出していきます。最低3回、挑戦してみましょう。
いかがでしたか?「タテ×ヨコ」式トレーニングは、英文を目で追い、手を使って書き、声に出すから基礎力定着に効果的なだけでなく、脳のトレーニングにもなります。 ダウンロード音声にはスキットの音声も収録されていますので、音声でストーリーを楽しむこともできます。 会話表現は星の数ほどあれども、使われる文の型は限定的です。タテ×ヨコで基本の会話表現をマスターしてあなたの英語ライフを充実させてください!
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文:左山恵子、信田康平 イラスト:坂木浩子
構成・編集:末次志帆
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。