ネコの殺処分、6年連続ゼロ!
今回の「ネコ英語」は特別版。アルク本社がある東京都千代田区で、飼い主がいないネコの保護活動に取り組んでいる「ちよだニャンとなる会」の卒業ネコちゃんをご紹介します。
「一般社団法人 ちよだニャンとなる会」は千代田区と連携・協力し、飼い主のいないネコの保護や、里親を見つける活動、地域ネコの去勢・不妊手術などをボランティアスタッフで行っている団体です。その熱心な活動が実り、千代田区では2011年にネコの殺処分が0件になり、現在も殺処分は行われておりません。
今回ご紹介するのは「ちよだニャンとなる会」で保護され、現在は里親さんのもとで幸せに暮らしているネコちゃんたちです。
ネコの習性 :飼い主さんの愛情にはこたえる
パウロくん
Paulo likes to spend his time in the living room.
パウロはリビングで過ごすのが好きです。
千代田区で保護されたパウロくん。保護時は人にまったく慣れず、野生のネコのようだったそうです。里親さんに譲渡後も、数カ月はケージの中で過ごしていたんだそうです。緊張からかご飯を食べてくれない日もあったそうですが、今ではケージは必要なくなり、仕事から帰るとにゃーとお出迎えしてくれたり、なでてとおねだりしてきたり、名前を呼ぶとうれしそうに飛び跳ねながらやってくるようになったそうですよ。
パウロくんが心を開いてくれるのを焦らず辛抱強く待った里親さんの愛情が伝わったんでしょうね。
ももこちゃん
Momoko greets every delivery person.
ももこは毎回宅配業者さんを出迎えます。
被災地から保護されたももこちゃん。保護当時は小さな物音にもびくっと敏感に反応していたそうですが、現在は里親さんの深い愛情に包まれてすっかり落ち着いたそうです。
今ではピンポーンと宅配が届くと、誰が来たのかな?とちらっと確認するんだそうですよ。宅配のお兄さんも「クロネコヤマトの社長さんかな?」とあいさつしてくれるんだそう。かわいいエピソードですね。
マサオくん
Masao rests his head on an older cat.
マサオは先住ネコの上に頭を乗せてくつろいでいます。
ネズミ獲り用のトリモチにくっついているところを保護されたマサオくん。保護したときはぐったりしていたマサオくんですが、今では元気いっぱいで里親さんのおうちの中をぐるぐる走り回っているそうです。
手前にいる大きなネコが先住ネコなのですが、マサオくんは構ってほしくてじゃれつきすぎてしまい、ときどき怒られるんだそう。でも、安心してくっついている様子はほほえましいですね。
まめちゃんとそらちゃん
Mame and Sora are incredibly timid.
まめとそらは警戒心が強いネコです。
まめちゃんとそらちゃんは8~9年前に保護されたネコ。2匹とも子猫で保護したのに警戒心がとても強く、シャーシャー威嚇し、すきあらばガブっとかんできたそうです。
しかし、里親さんはそんな2匹を愛情深く辛抱強く見守り、数年後にはそばによって触れられるようにまでなったんだそうです。今では、甘えて膝の上に乗ってきたりもするそうですよ。
チャリティーイベント「ちよだ猫まつり 2017」
今回の番外編はいかがでしたか?
寒い日や雪の日など、野良ネコちゃんたちはどこでこの寒さをしのいでいるんだろうと思い、悲しい気持ちになってしまうのですが、保護され、里親さんに巡り合うことができて幸せに過ごしているネコちゃんたちを見ると、ほっと安心してしまいますね。
保護ネコについてもっと知りたい、なにか自分にできることはないか、と感じた方におすすめのチャリティイベント「ちよだ猫まつり 2017」が2月18日、19日に開催されます。
「ちよだ猫まつり」では、かわいいネコグッズの販売やアーティストによるミニライブ、保護ネコの譲渡会など、さまざまなイベントが開催されます。ここでしか買うことができない限定グッズなどもあるので、ネコ好きの皆さんにとって充実した1日になること間違いなしですよ。
そしてこの「ちよだ猫まつり」の収益金は、千代田区内で飼い主のいない猫のために活動するボランティアグループ「一般社団法人ちよだニャンとなる会」へ寄附され、同法人が行う猫の保護活動及び猫の医療費に全額使用されます。
ご興味がある方はぜひお立ち寄りくださいね。
写真提供:一般社団法人ちよだニャンとなる会 /文:アルク ネコ部 Natsue Tanaka
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