合意や妥協の瞬間はビジネスコミュニケーションで頻繁に起こります。連載「2語で伝えるビジネス英会話」の第5回では、「Fair enough.」を取り上げます。このフレーズは、相手の意見や提案を認めるときに使われ、柔軟性と理解を示すのに非常に効果的です。その使用法と場面を見ていきましょう。
目次
今日のフレーズ「Fair enough.」
Fair enough.
それでいいです。
「Fair enough.」は、「それでいいです」という意味で、相手の提案や意見に合理的な同意を示す際に用いられます。fairに「公正な、公平な」という意味があることから分かるように、単に受け入れるという意味だけでなく、その受け入れが公平な判断に基づいていることを示唆しています。
「Fair enough.」の使用場面例
Fair enough.は次のようなときに使います。
- 交渉で相手の提案を公正と考え、受容するとき
- 議論で相手の意見に一定の理解を示し、同意するとき
似ているその他の表現との比較
Sounds good.
Sounds good.は「良さそうです」という意味で、提案に対してポジティブな反応を示す際に使われます。
Agreed.
Agreed.は「同意します」という意味で、よりフォーマルな場で合意を示す際に用います。
Fair enough.の使い方実践例
Fair enough.の会話での使い方を見てみましょう。
A: I think we should extend the deadline by two days.
B: Fair enough.
A: 期限を2日延長するべきだと思います。
B: それでいいです。
A: Let‘s split the cost equally.
B: Fair enough.
A: 費用は均等に分けましょう。
B: それでいいです。
このように、Fair enough.は他人の提案や意見に合理的な同意を示す際に使うことができます。
使用上の注意点
Fair enough.は比較的カジュアルな表現であり、フォーマルなビジネスの場ではAgreed.やThat sounds reasonable.(それは理にかなっているようです)のような他の表現が適している場合があります。
まとめ
Fair enough.は、ビジネス英会話において合意や妥協を示すために使用する便利なフレーズです。柔軟性を保ちつつ、効果的なコミュニケーションを取りたい場面で、このフレーズを活用してみてください。
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