
「海外旅行に行きたいけれど、当分行けなさそう・・・」。それなら、世界各地のホストが主催するAirbnbのオンライン体験で「バーチャル世界旅行」を楽しみませんか?実際に編集部員がオンライン体験に参加した様子をレポートします!
Airbnbのオンライン体験って?
Airbnb(日本語名:エアビーアンドビー)は、2008年にアメリカで設立された会社で、世界各国の空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい観光客(ゲスト)とをつなぐWebサービスを運営しています。
新型コロナウイルスの感染 拡大 により海外旅行が困難になる中で、2020年4月、Zoomを使ったオンライン体験をスタートさせました。
www.airbnb.jp世界各国のホストがさまざまな体験を提供しています。対応言語は英語がメインですが、日本語やほかの言語に対応しているものもあります。料金は体験・日程によって変わります。
すべてのオンライン体験は Airbnbによる 審査 を受けており、予約ページにはホストの自己紹介や実際に体験したゲストからのレビューなどの情報が充実している ので、 安心 して参加することができます。
オンライン体験のページから都合のよい日程を選び、簡単に予約することができます。日本語版サイトから予約すれば、自動的に現地時間ではなく日本の時間(JPT: 日本標準時)が表示されるようになっていますので、開催時間をよく確認して予約するようにしましょう。
それぞれのオンライン体験はどのように進行していくのでしょうか?
ここからは編集部員が実際に2つのオンライン体験に参加した様子をご紹介します。
ペスト医師とプラハ旧市街を歩く、疫病の歴史ツアー


一つ目に体験したのは、「ペスト医師と行くプラハ疫病の歴史散策」。
17~18世紀、ペストが大流行した時代のプラハを、当時の医者のコスチュームを着たホストと歩くバーチャルツアーです。
私が参加した回には、オーストリアやアメリカ、イギリスなど世界各地からのゲストが参加していました。中には、「家族からこの体験をプレゼントしてもらった」という人も。ツアー中は参加者が自由に発言できるため、ある参加者がかつてプラハに旅行した時の体験をシェアしたり、ホストの投げかける質問に皆で頭を悩ませたりと、参加者同士の交流も楽しい体験でした。
人影の途絶えたプラハの街を映し出した動画を見ていると、 まるで本当に当時の旧市街を歩いているかのような錯覚に陥ります 。時折、ホストがZoomのQ&A機能を使って「プラハについてどれくらい知っていますか?」などの アンケート をとりながらツアーが進行していきます。
当時の医者は、個人用防護具の1つとしてソーシャルディスタンスを保つための棒を持っていたという解説や、市民がどのように疫病に捉えていたかの紹介、ペストと戦ったアレクサンダー・シャムスキー博士の足跡など、 今この状況だからこそ知っておきたい歴史を学ぶことができました 。
カレル橋からスタートし、聖ニコラス教会、旧市街広場、ユダヤ人街、旧聖フランシス病院などに立ち寄り、聖アグネス修道院で終了します。最後に歩いてきたルートを地図でおさらいしました。
動画に映し出されたプラハの市街地がとにかく美しく 、海外旅行の感動を少し味わうことができたと 同時に 、いつか実際にプラハを訪れたい!と強く思わされました。
ローマでカラヴァッジョの絵画を訪ねるアートツアー


続いては、ローマで生まれ、美術史を勉強したホストが主催する「ローマのカラヴァッジオ(バーチャルツアー)」。Google earthを使って、イタリアの画家・カラヴァッジョの絵画作品と足跡を辿ります。
ナヴォーナ広場からスタートし、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会、サン・タゴスティーノ教会、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の3つの教会を訪れ、教会の中に入って原画6点を鑑賞しました。
カラヴァッジョはイタリアバロック絵画最大の巨匠でありながら、喧嘩や乱闘騒ぎを起こし、ついには殺人を犯して逃亡生活を送るなど、波乱に満ちた人生を歩んだことでも有名です。
ツアーでは、実際に教会の中でどの位置にカラヴァッジョの作品が飾られているか、それにはどんな意味が込められているかなど、 美術展や図録で見るだけではわからない情報がたっぷり 。
ローマの街を歩きながら、当時のローマの治安、カラヴァッジョのお気に入りのレストラン、現存する資料からわかるカラヴァッジョの人となりについての証言など、 美術史家であり大のローマ好きであるホストならではの解説 が加えられ、「確かにカラヴァッジョがこの街に住んでいたのだ」と実感させられました。
ホストはとてもフレンドリーで、こちらが理解しているか確認しながら進めてくれました。 ローマっ子の熱い地元愛が感じられる 素敵な体験でした。
Airbnbでバーチャル世界旅行に出かけよう!
参加前は、「英語が聞き取れなかったり、急に質問されて答えられなかったりしたらどうしよう?」と不安に思っていましたが、今回参加したオンライン体験ではどちらのホストもとても聞き取りやすい英語を話してくれて、無理に発言を求められることもなく、 安心 して参加することができました。
家に居ながら世界中のホストやゲストとつながれて、さまざまな体験やツアーが楽しめるなんて、素晴らしいサービスです。
ホストをされている方の中には、これまで観光業界で働いていたものの、新型コロナウイルスの流行で収入が減ってしまったために、オンライン体験に移行しているという人も多いようです。そうした方の生活を支えるサービスでもあるんですね。
Airbnbのオンライン体験では、このほかにも料理教室やヨガレッスン、コンサートやワイン教室などなど、ユニークなラインナップが揃っているので、ぜひまた参加してみたいと思います。
英語のリスニング・スピーキング学習にもおすすめなので、皆さんも気になるものを見つけて参加してみては。
今回紹介したオンライン体験
▼Airbnbのオンライン体験「ペスト医師と行くプラハ疫病の歴史散策」予約はこちらから
www.airbnb.jp▼Airbnbのオンライン体験「ローマのカラヴァッジオ(バーチャルツアー)」予約はこちらから
www.airbnb.jp▼Airbnbのオンライン体験はこちらから
www.airbnb.jp『ENGLISH JOURNAL』2020年10月号は「おうちで絶景英語ツアー」
写真やエッセイ、お役立ち英語フレーズ70など、雑誌で体験できる「絶景ツアー」をお届けします。
また、インタビューにはアリシア・キーズさんが登場し、新作アルバムと初の自叙伝について語ります。経済学者のジョナサン・ハスケルさんには、コロナ禍でさらに注目を集める「無形資産」の価値について伺いました。
米津玄師やSEKAI NO OWARIなどの歌詞英訳を手掛けるネルソン・バビンコイさんによる全3回のレクチャーもスタート。
ダウンロード特典「EJ単語帳 2020秋」も付いた特大号です!
【1000時間ヒアリングマラソン】 ネイティブの生音声を聞き取る実践トレーニング!
大人気通信講座が、アプリで復活!
1982年に通信講座が開講されて以来、約120万人が利用したヒアリングマラソン。
「外国人と自由に話せるようになりたい」「仕事で困ることなく英語を使いたい」「資格を取って留学したい」など、これまで受講生のさまざまな夢を支えてきました。
アプリ版「1000時間ヒアリングマラソン」は、アウトプット練習や学習時間の計測などの機能を盛り込み、よりパワーアップして復活しました。
「本物の英語力」を目指す人に贈る、最強のリスニング練習
・学校では習わない生きた英語
実際にネイティブスピーカーと話すときや海外映画を見るとき、教科書の英語と「生の英語」のギャップに驚いた経験はありませんか? 1000時間ヒアリングマラソンには、オリジナルドラマやラジオ番組、各国の英語話者のリアルな会話など、学校では触れる機会の少ない本場の英語を届けるコーナーが多数用意されています。
・こだわりの学習トレーニング
音声を聞いてすぐにスクリプトを確認する、一般的なリスニング教材とは異なり、英文や日本語訳をあえて後半で確認する構成にすることで、英語を文字ではなく音から理解できるようにしています。英文の書き取りやシャドーイングなど、各トレーニングを一つずつこなすことで、最初は聞き取りが難しかった英文も深く理解できるようになります。
・あらゆる角度から耳を鍛える豊富なコンテンツ
なぜ英語が聞き取れないのか? には理由があります。全15種類のシリーズは、文法や音の規則、ニュース英語など、それぞれ異なるテーマでリスニング力強化にアプローチしており、自分の弱点を知るきっかけになります。月に一度、TOEIC 形式のリスニング問題を解いたり、書き取りのコンテストに参加したりすることもできるため、成長を定期的に確認することも可能です。
1000時間ヒアリングマラソンは、現在7日間の無料トライアルを実施中です。さあ、あなたも一緒にランナーになりませんか?