オランウータンとヒトは、やっぱり近い親戚 かもしれない 。そう思わせる心温まるニュースを紹介します。
ヒトとオランウータンはどちらも「ヒト科」
オランウータンと言えば、人類にとても近い生き物だと言われています。過去にこんな研究結果も発表されていました。
The first blueprint of the orangutan genetic code has confirmed that they share 97 per cent of their DNA with people. Although that makes the red-haired apes less closely related to us than chimps - who have 99 per cent of DNA in common - a small portion of orangutan DNA is a closer match to human DNA, the international team of researchers found.オランウータンの遺伝子配列を初めて記した複製図によって、彼ら(オランウータン)は97パーセントのDNAがヒトと同じであることがわかった。この赤毛の類人猿は、チンパンジーよりはヒトに近くないことになるが(チンパンジーは99パーセントのDNAが共通する)、オランウータンのごく一部のDNAはよりヒトに近いことが、研究者たちにより明らかになった。www.dailymail.co.uk
DNAが97パーセント同じということが何を意味するのか、専門家ではない筆者には何もわかりませんが、「とても近い」ということだけは何となくわかります。
それを裏付けるような(?)出来事が、インドネシアで起きました。
The natural world never fails to surprise us, and this moving encounter between an orangutan and a man in Borneo has melted hearts all over the world. Amateur photographer Anil Prabhakar captured the fleeting moment, in which one of the Indonesian island's critically endangered apes stretched out its hand to help a man out of snake-infested water.自然界は常に私たちを驚かせる。そしてボルネオ島でのオランウータンと男性との感動的な出会いは、世界中の人たちの心を和ませている。アマチュア写真家のアニル・プラブハカーがそのつかの間の出来事を捉えた。そこに写っているのは、インドネシア群島の一つに棲む絶滅危惧種の類人猿が、ヘビだらけの沼から男性を助け出そうと手を差し伸べる場面だった。edition.cnn.com
記事でも紹介されているInstagramの投稿を見てみましょう。
オランウータンの懸命な様子が写真から伝わってきます。危険がいっぱいの沼だから、黙って見ていることができなかったのでしょうね。撮影場所はインドネシアのボルネオ島にある、オランウータンの保護地区内。写真に写っている男性は警備員で、実は沼にはまったのではなく、沼にいるヘビの駆除をしていたそうです。
さて、この警備員の男性は、オランウータンが差し伸べた手をつかんだか、つかまなかったか、皆さんはどちらだと思いますか?答えは今回紹介したCNNの記事の後半に書いてあります。
edition.cnn.com文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。