複数形の所有格はparents’?それともparents’s? 英語多読ニュースフラッシュ

「英語多読ニュースフラッシュ」(2月15日号)をお届けします。過去1週間の海外ニュースから気になるものをピックアップしてご紹介!

複数形の所有格はparents’?それともparents’s?

宴もたけなわ…というのは表現が違うかもしれませんが、おとなり韓国の平昌で開催されている冬季オリンピックがメディアをにぎわせています。

序盤戦のアメリカでの主役は、スノーボード種目で金メダルを取ったクロエ・キム(Chloe Kim)さん。韓国からの移民2世として、アメリカンドリームを体現したと話題になっています。

そんなクロエさんは17歳。そして、ここで紹介する記事は、2018年の冬季オリンピックは「It’s all about teensだ!」というものです。「10代の子が話題を席巻」といった感じでしょうか *1 。オリンピックで大活躍しながらも、それ以外の行動が「今どきの子ども」であることが、大人たちの注目を集めています。

Tweeting on the slopes, accidentally cursing on live TV, talking about junk food, sharing Instagram photos, tagging their significant others, ending their plural nouns with two s’s?the teens are not holding back.

雪の斜面からツイートを投稿したり、生放送のテレビ番組で思わず悪態をついたり、ジャンクフードの話をしたり、インスタグラムで写真をシェアしたり、ほかの有名選手をタグ付けしたり、名詞の複数形にsを2つ付けたり――10代の彼らはとどまるところを知らない。

昔、学校では複数形の所有格は「parents’」のように表記すると習いましたが、今はそこかしこで「parents’s」のような「あれ?」と思う英語を目にするようになりました。本来なら固有名詞の「Jones’s(ジョーンズさんの)」も「Jones’」ではないといけなかったはずですが、言葉は生き物。どんどん変化しているようです。

ちなみにこの記事には「Generation Z」という言葉も出てきます。2000年代生まれの子どもたちを指す言葉ですが、Zの次は何になるのでしょう。気になります。

www.vogue.com

せっかくオリンピックの話題を取り上げたので、おまけでいくつか記事をご紹介。

下は「何歳からオリンピックに出場できるのか」という記事。私はてっきり15歳?などと思っていましたが、そうでもないようです。

time.com

もう一つこちらは、スノーボードで金メダルを取ったクロエ・キムさんに関する記事。メダルを取った以外は普通のティーンだよ!という話です。世代間ギャップは万国共通の話題なんですね。

www.telegraph.co.uk

キク、ジャスミン、アガパンサス。この花に共通するものは?

まずは英語の勉強から。キクは「chrysanthemum」です。長い…?略して「mum」。こっちの方が覚えやすいですね。

そしてジャスミンは「jasumine」。英語では「ジャズミン」と「ス」に「てんてん」が付く音になります。

最後のアガパンサスは、最近、春になると日本でも道端で咲くようになった「ムラサキクンシラン」の別名です。英語では「African blue lily(アフリカン・ブルー・リリー)」と呼ばれ、その名の通り、アフリカ原産の花だそうです。

さて、これらに共通するものは何かというと、アメリカの「オバマ元大統領」!

何でこんな話をしているかというと、先日、アメリカの「スミソニアン・ナショナル・ポートレート・ギャラリー」で公開されたオバマさんの肖像画の背景に、これらの花が描かれているからです。

Wiley's background choice was also indicative of Obama's background. Wiley said he was "charting his path on Earth."

The different flowers woven into the greenery include the chyrsanthemum, the official flower of Chicago, and jasmine for Hawaii, there's even some African blue lilies, symbolic of Obama's heritage.

ウィレイ氏(オバマ氏の肖像画を描いた、アフリカにルーツに持つ画家)は背景に、オバマ氏の経歴を暗示するものを描いた。ウィレイ氏によれば、彼は「地球を切り拓いて進んでいる」のだそうだ。

背景の緑にはシカゴの花であるキク、ハワイのジャスミン、さらにはアフリカン・ブルー・リリーも描かれている。どれもオバマ氏の人生を象徴するものだ。

今回公開されたオバマ夫妻の肖像画を見て、皆さんはどのように感じましたか?私はとても深い意味が隠され、スタイルも今の時代にマッチしていると思いました。そして何より、アメリカは多様性の国だと改めて思わされました。

下のCNNの記事で、2つの肖像の画像が大きく紹介されています。

edition.cnn.com

「急速に増加する」は英語でなんて言う?

次に紹介するのは、イギリスやEU諸国で急速に数を増やしている集合型風力発電所のニュース。風力発電所は化石燃料を使用する火力発電所よりも速いペースで数を増やしており、今はEUではガス火力発電に次ぐ発電量を誇っているそうです。

New gas plants only narrowly replaced the number of older gas generation units being shut down.

By contrast the number of new wind turbines mushrooming across the EU increased by 20pc from the previous year to set new records in Germany, the UK and France.

ガス火力発電所が新しく建設される数は、閉鎖される古い世代のガス火力発電所のほんの一部を埋め合わせるにすぎない。
一方の風力発電機はというと、ドイツ、イギリスおよびフランスで前年比20パーセント増という記録を打ち立てるなど、EU全土にわたり急速にその数を増やしている。

ここで面白いと思ったのは、「急速に増加する」という意味で「mushroom」を動詞として使っていること。まるでキノコのように、気がつけば数が増えている様子を描写できるんですね。

www.telegraph.co.uk

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかった!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテーマで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。

*1 :(正確には13~19歳がティーンですが、感覚は大して変わらないと考え、ここでは「10代」と表記しています

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