英語学習を頑張りたいけれど、元気なキッズにやられ気味のお父さん、お母さんに朗報!スキマ時間にしっかり学習できるTOEIC本のレビューです。この本でTOEICの Part 5対策を 強化 して、イライラをスコアに変換しましょう!
人はなぜイライラするのか
人がイライラする 原因 の一つは、「自分の時間が持てないこと」ではないでしょうか。もちろん、仕事をしている時間も家事をしている時間も「自分の時間」ではあるのですが、なにかこう、もう少し「実のあることをした」という実感が得られると、精神衛生上、大変良いのではという気がします。
英語学習をしている人なら、毎日少しずつでも「今日は○○をやった」と思えると、満足感がありますし、学習を続けていく動機づけになるのではないでしょうか。社会人の場合、基本的には仕事がありますから、スキマ時間の活用がカギになります。
スキマ時間の勉強と言えばスマホですが・・・
そして、スキマ時間の英語学習といえばスマホ。アプリを使った学習が定番です。しかし、これがなかなかのくせ者。
もちろん、「英語学習はアプリでバッチリよ!」という方もいると思いますが、私の意志はおぼろ豆腐よりもろいのです。いくつか活用しているアプリもあるものの、スマホを手にしたとたん反射的にSNSやニュースサイトを立ち上げ、気がつけば30分ほどたっていることもしばしばです。
子どもが寝た後など時間が自由になるときほど、そんな風に無駄に過ごしている気がします。
また、子どもの宿題を見守っているときなどは、英語の勉強とはいえ親が隣でスマホをいじっているのも気が引けます。また、うっかり音が出たりすると子どもの気が散ってしまいますよね。
「では、どうすれば」と思ったときこそ、この本の出番です!
使いやすさいっぱい!TOEICの文法・語彙問題に強くなる本
Part 5 の演習にぴったり!
本書には、TOEIC L&R テストの、Part 5の問題が115問、Part 6の問題が16問(4問×4セット)掲載されています。中でもおすすめはPart 5の問題です。
一問一答形式で、見開き右側のページに問題が1題、ページをめくるとその問題の解答と解説が掲載されています。ちょっとしたことですが、この構成がとてもいいのです。 ページをめくらないと解答・解説が出てこないので、チラッと答えが見えてしまうということがありません 。
また、この形式だと、 やりたい分だけ取り組める のがいいところ。もちろん30分とか1時間とか、まとまった時間で学習できればさらに効果があると思いますが、本当にちょっとしたスキマ時間に勉強できるのです。
子どもが着替えるのを待っている間に3問だけとか、宿題のドリルをやっている間に5問とか、そんな使い方もできます。あとは、「ゲームをもう1回だけやっていいよ」と約束してその間に10問など。
本当にちょっとした時間ですが、この間スマホをいじっていれば勉強時間はゼロ。時間を有意義に使ったと思えば、イライラも軽減される気がします。
持ち運びやすいサイズ
持ち運びに便利な文庫本サイズ であることも、本書のおすすめポイントのひとつ。小さなバッグにも余裕で入りますし、机の引き出しや枕元など、ちょっとしたスペースに置いても邪魔になりません。
これまたちょっとしたことですが、大事なポイント。 寝る前の数分や、料理の合間の5分、10分も学習時間になる のです。1、2問でも問題を解いてから寝ると「今日も頑張った!」と満足感を持って眠りにつける気がします。
体験談が励みになる
本書の著者は、カリスマTOEIC講師として知られる中村澄子さん。東京・八重洲で「すみれ塾」というTOEIC対策専門の塾を運営しています。本書にも、この「すみれ塾」の受講生による体験談が掲載されていて、これがなかなかいいのです。
富山から東京まで通い、授業では毎回最前列に座っていたという方。週1回は公式問題集を通して解いたという方。教室以外でも平日3時間、土日には計7時間勉強したという方。すごいですよね!
皆さん、もちろん英語学習だけに取り組んでいるわけではありません。 仕事はもちろん、異動や転職など生活環境の変化も体験しながら、スコアアップに向けて頑張っている のです。
TOEICのために教室に通うというのは、経済的にも時間的にも余裕があってのことだと思いますが、それでも何とかやりくりして頑張っているという点では同じ。この体験談を読むと、「自分も頑張ろう!」という気になりました。
まとめ
この夏は、もはや「災害」とまで称された猛暑。もう、生きているだけでイライラします。その上、仕事や家事、子どもの夏休みの宿題(やるのは本人ですが)まで加われば考えただけでめまいがするレベルです。
そんな中で、「今日もそこそこ頑張った」「ちゃんと英語学習したぞ」と思える機会があると、自分のために時間を使ったという満足感が得られるのではないでしょうか。
8月はTOEICの公開テストがないので、次は9月ですね。本書を使って力を蓄え、スコアアップを目指しませんか?
構成・文:浦子
GOTCHA!のエディター兼ライター。今年の「夏休みの宿題」のトピックスは、「毎日1行日記」の存在を8月半ばに知ったことです。
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