
日本人にはとっつきにくい仮定法の用法、マスターできていますか?文法問題に挑戦して、仮定法の基礎を押さえましょう!
助動詞の文法クイズ
日本語訳を参考にして、空所に入る英単語を考えましょう。
Q. 1
・If the weather( )good tomorrow, we( ) go for a drive .
明日天気がよかったら、私たちはドライブに行く。・If the weather( )good, we ( ) go for a drive .
天気がよければ、私たちはドライブに行くのだが。
Q. 2
・Her father( )that she study law.
彼女の父親は彼女が法律を学ぶように提案した。・If I( )you, I would study medicine.
もしわたしがあなただったら、医学を勉強するだろう。・If I( )( )harder, I would ( )( )the exam.
もっと一生懸命に勉強していたら、私はその試験に受かっただろう。
Q. 3
・It is( )that you be present at every class.
あなたはすべての授業に出席する必要があります。
Q. 4
・If I( )her phone number, I would call her.
彼女の電話番号を知っていれば、彼女に電話するだろう。
Q. 5
・If I( )known her phone number, I would ( )called her.
彼女の電話番号を知っていたら、彼女に電話しただろう。
Q. 6
・It’s time I( )home.
そろそろ私は家に帰る時間だ。・I wish I( )her phone number.
彼女の電話番号を知っていればなぁ。
クイズの答えと解説
答え合わせをして、太字のフレーズを覚えましょう。

Q. 1の答えと解説
・If the weather( is )good tomorrow, we( will ) go for a drive .
明日天気がよかったら、私たちはドライブに行く。・If the weather( were[was] )good, we ( would ) go for a drive .
天気がよければ、私たちはドライブに行くのだが。
◆【解説】仮定法とは?
現実のこと・現実としてあり得ることを述べる際の動詞の形を直接法という。これに対し、現実とは異なること・現実ではあり得ないことを述べる際の動詞の形を仮定法と呼ぶ。上は直接法の文で、「明日天気がよかったら」という「現実としてあり得ること」を表している。平叙文・疑問文・感嘆文は直接法を取り、動詞の形は主語の人称・数・時制によって決まる。下は仮定法の文で、「天気がよければ」という「現実と異なること」を表している。
Q. 2の答えと解説
・Her father( suggested )that she study law.
彼女の父親は彼女が法律を学ぶように提案した。・If I( were[was] )you, I would study medicine.
もしわたしがあなただったら、医学を勉強するだろう。・If I( had )( studied )harder, I would ( have )( passed )the exam.
もっと一生懸命に勉強していたら、私はその試験に受かっただろう。
◆【解説】仮定法の種類
上の文のように、仮定法現在は、提案・必要・要求などを表す動詞・形容詞に続くthat節中で使われ、動詞の形は原形になる。真ん中の文のように、仮定法過去は、現在の事実と異なることを表す際に用いられ、動詞の形は過去形になる。下の文のように、仮定法過去完了は、過去の事実と異なることを表す際に用いられ、動詞の形は過去完了形になる。
Q. 3の答えと解説
・It is( essential )that you be present at every class.
あなたはすべての授業に出席する必要があります。
◆【解説】仮定法現在の形
仮定法現在では、主語の人称・数・時制にかかわらず動詞は原形になる。ただし、仮定法現在を取る動詞や形容詞は限られており、それ以外では直接法を用いるのが普通である。例文のessential(必要な)は、仮定法現在を取る形容詞の一つで、that節中の動詞はbeと原形になっている。
Q. 4の答えと解説
・If I( knew )her phone number, I would call her.
彼女の電話番号を知っていれば、彼女に電話するだろう。
◆【解説】仮定法過去の基本形
仮定法過去の文は、if S did(過去形), S would doで表すのが基本。例文では、If I knew..., I would call...の形になっている。if節で動詞の過去形、主節で助動詞の過去形が使われていることを確認しよう。
Q. 5の答えと解説
・If I( had )known her phone number, I would ( have )called her.
彼女の電話番号を知っていたら、彼女に電話しただろう。
◆【解説】仮定法過去完了の基本形
仮定法過去完了の文は、If S had done(過去完了形), S would have doneで表すのが基本。例文では、If I had known..., I would have called...の形になっている。
Q. 6の答えと解説
・It’s time I( went )home.
そろそろ私は家に帰る時間だ。・I wish I( knew )her phone number.
彼女の電話番号を知っていればなぁ。
◆【解説】仮定法を用いた重要表現
It is time~(仮定法過去の文)で「そろそろ~の時間[ころ]である」を表す。上がその例で、It’s timeの後がI wentと仮定法過去になっていることに注意しよう。I wish の後に仮定法過去の文が来たら「~ならなあ」、仮定法過去完了ならば「~だったらなあ」を表す。
(この記事は『キク英文法』を基に作成しました)
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- 作成:2022年4月28日、更新:2025年8月1日
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