人によっては日常生活に欠かせない「化粧水」や「乳液」、そして「美容液」に「保湿クリーム」。留学中や海外滞在中に必要になったときのために、英語での言い方を知っておきましょう。
目次
「化粧水」はtoner
留学中、「化粧水」をなんて言うかインターネットで調べたものの、ぴんとこなくて、寮に一緒に住むインドからの留学生に、怪しい英語で説明しながら尋ねました。
「顔を洗ってから、乾燥しないように顔に塗るものはなんて言うの?」
「クリーム?」
「いや、クリームの前に付ける、水っぽいやつ」
「tonerのことかな?」
ということで、無事、ドラッグストアでtonerを手に入れることができました。
I use toner after washing my face.
私は顔を洗ってから化粧水を付けます。
「乳液」はlotionやemulsionだけど・・・
日本では化粧水のあとに乳液を付けることがあると思いますが、「乳液」はlotionやemulsionといった言い方があるようです。
ただ、ブランド(メーカー)によっては、lotionが化粧水のようなものを指すこともあるみたいです。
Here’s the right way to apply lotion.
乳液の正しい付け方はこうです。
「美容液」はserum
化粧水と乳液の間に付けることがある「美容液」は、serum(セラム)と言います。美肌への意識が高い人が使っているイメージでしょうか?
My mom started using serums after turning 50.
母は50歳になってから美容液を使い始めた。
「保湿クリーム」はmoisturizing cream
「保湿クリーム」はmoisturizing creamと言えます。moisturizingは「保湿の」という形容詞。moistureは名詞で「水分」、moisturizeは動詞で「潤いを与える」です。
Which moisturizing cream do you recommend?
どの保湿クリームがおすすめですか?
moisturizerは「潤いを与えるもの」全般を指す
実は、便利なmoisturizerという単語があり、潤いを与えるものを広く指すようです。
顔には取りあえずfacial moisturizerを塗っておけば、なんとかなるかも(笑)。この表現で乳液やクリームを指すこともあるようです。
lip moisturizerなら「(薬用)リップクリーム」ですが、最近はlip balmがよく使われます。body moisturizerやbody lotionは「ボディーローション」です。
He needs all kinds of moisturizers for his dry skin.
彼は乾燥肌なので、さまざまな保湿剤が必要だ。
こういった肌のお手入れの用語を英訳しづらい理由は、文化が違えば顔に付けるものも違う、というところにもあるのかもしれません。
場所が違えば、気温、湿気、紫外線、また水などの状態によって、肌は影響を受けます。自分の肌や住む場所に合ったお手入れの方法を見つけたいですね。
トップ写真:Alexandr Ivanov from Pixabay
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