「歴史に名を残す」とは、大きな功績を挙げ、後世まで名声をとどめることを意味します。英語ではなんて言うのでしょうか?日本人がしてしまいがちな誤った表現も一緒に紹介します。
「歴史に名を残す」を英語で言うと?
想像してみてください。部下や同僚が素晴らしい成果を出したので、「君は歴史に名を残すよ!」なんて盛大に褒めてあげたい。こんなとき、英語でどう言えばいいのでしょう?
「あなたは伝説になる。歴史そのものになる」と考えて、You‘ll be history!としたら・・・相手はムッとしてしまうかもしれません。「君はもう終わるだろうね!」という、意図したこととは真逆の意味になってしまうのです。
さらに、「歴史に名を残す」という日本語から、「残す=leave / left 」を使って、You’ll be left in history. とするのもNG。これだと、「あなたは歴史に取り残されるでしょう」という意味になってしまいます。これは最悪ですね。褒めようとしたのに、大変失礼な言い方になってしまいます。絶対に使わないようにしましょう!
正しくは、go down in historyを使って次のように表現します。
go down in history
You’ll go down in history!
君は歴史に名を残すよ!
name を使って、Your name will go down in history!と言うこともできますが、ネイティブスピーカー曰く、nameは使わないケースが多いそう。
このフレーズのdownは、書き記すという意味のwrite downから来ています。
I’ll put you down for the evening shift.
夜のシフトに書き記しておくね。
この例文では、put ~ downで「書く」という意味を表しています。
go down in historyを使った例文
That brave firefighter will go down in history as a hero.
その勇敢な消防士は英雄として歴史に名を残すだろう。
Marie Curie went down in history as a pioneering scientist and physicist.
マリー・キュリーは、先駆的な科学者そして物理学者として歴史に名を残した。
This conference will certainly go down in history.
この会議はきっと歴史に残るものとなるだろう。
まとめ
「君は歴史に名を残すよ!」と言いたいときは、「君は歴史に名を書き記すことになるだろう」と考え、次のように表現しましょう。
You’ll go down in history!
君は歴史に名を残すよ!
パッと口から出てくれば、きっと相手も喜んでくれるはず。ぜひ覚えて使ってみてください。
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●更新:2024年2月15日
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